テレビを つければ様々な問題があり、平穏に生きていく毎日が困難に思える現代である。食の偽装や異物の混入など 様々な問題で、食に対する意識を消費者側もきちんとした判断をしなければいけない。又、口に入れるという事では、食事と同じであるサプリメントにおいても、過去には、認可されてない成分が使用され、肝機能障害や身体に 様々な弊害が起きた事もあった。
現代は 昔に比べ、情報が簡単に入手出来る。パソコンでも 携帯でも検索すれば情報をすぐに入手出来、 商品の情報が書いてあるので それを読み、商品を購入する。確かに時間をかけず、すぐに 使用できるが文字だけでは細かい情報は分からないだろう。又、何を持って安全であるかの指標がわかるだろうか?
食の話しに例えるが、野菜を選ぶ時にどのような基準で選んでいるか。私は産地はもちろんの事、有機野菜、無農薬野菜であるか、もっと言えば生産者の名前が書いてあるものを購入している。見た目の美しさよりも でこぼこしていたり 大きさも一定ではないが安心して食べられるもの。野菜だけでなく 他の食べ物についても新鮮で あったり産地や 作り手がわかるもの。小さい赤ちゃんからお年寄りまで安心して食べたり使えるもの。身体は口から入るものが血となり肉となる。当たり前の事を情報の氾濫した今、忘れてしまっている事も少なくないだろう。
そして、サプリメント。健康食品として用いている方も多いだろう。サプリメントも食事と同じ口から入り身体に作用する大切なもの。私自身選ぶ基準として、何が原料であり、添加物や防腐剤など入っているか、いないか、どこの原産国か、オーガニックかなど 容器の裏の製品表示を見て選ぶ基準にしている。そして判らない事は メーカーに直接聞くようにしている。再確認する事でそのサプリメントの事を深く知る事が出来る。まだまだ サプリメントは一部の人しか使用されてないが、もっと身近に安心して購入出来るサプリメントがあれば消費者も安心して使用出来る。
その積極的な取り組みのひとつとしてサプリメント評議会が掲げている安心安全マーク。サプリメントを 選ぶ時にひとつの指標となるのではないか。健康食品のひとつであるサプリメントを食事と併用しながら上手に摂取出来れば健康の維持・向上に役立つだろう。その為には日常生活で安心・安全なものを選ぶ事が大切だ。正しい情報を得ながら消費者もきちんと判断する事がこれからも重要になってくるのではないだろうか。
プロフィール
URL:特別養護老人ホーム たちばなホーム
http://www.san-ikukai.or.jp/sumida/tachibana/index.html
内科、老人内科、アロマ
日本アロマセラピー学会認定医、日本医師会認定産業医、サプリメントカウンセラー
■傍ら、カウンセリングルームにてアロマ、サプリメントを用いた診療に従事。企業の産業医としても活躍中。
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