また、さらに重要なのは、製品だけでなく、販売、販促、宣伝・広告、広報活動などすべてを通して、化粧品の送り手の意志が生活者に敏感に伝わる時代である、ということです。
化粧品に関する全ての部門に企業の意志が反映されてはじめて、個人を魅了し、ファンを作ることができるのです。
良い製品を作るだけでなく、化粧品の販売、広告、プロモーション、サービス活動、アフターフォローといった一連の業務すべてに、企業の意志を貫徹させる必要があるのです。
自らの価値観を確立した個人は、トータルで企業意志を察知します。
「私たちはこういった価値観、こういったライフスタイルの方に化粧品を届けたい」という主張がすべての工程で貫かれていなければ、選び取ってもらうことは難しい時代です。
ここに、ある化粧品づくりの手引きがあります。
現在化粧品づくりを手がけている方も、これから化粧品づくりを始めてみようとお考えの方も、また、漠然と化粧品づくりとはどういうものか、ご興味をお持ちの方も、新たにひとつの化粧品ブランドを立ち上げる気持ちで、チェックしてみてください。
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株式会社アジェナ 新井幸江著「化粧道創業」から引用