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新技術・新コンセプトで、“化粧品としての美顔器”を目指す

株式会社インターフェイス ロゴ
このほど「Φsio-046(フィシオ-046)」を発売した(株)インターフェース(本社東京、笠原征夫社長)。コンパクトな携帯サイズに超音波とイオン導入を組み合わせた美顔器で、世界最小最軽量、独自技術の採用という画期的な製品となっている。モデルを起用したキャラクターを設定し、プロモーションも積極的に行う「フィシオ-046」について、開発を担当したマーケティング本部企画部兼化粧品開発部・下山幸夫課長にお話を伺った。
フィシオ-046

「フィシオ-046」は超音波とイオン導入を組み込んで、しかもコンパクトですね。

2つの機能を単に搭載しただけではありません。産学共同で開発したCZE導入という画期的な技術による商品です。

従来品にも「超音波とイオン導入を1台で」というような複合機は数多くあります。ただ、その場合は“イオン導入は美容液などを浸透させるため”“超音波はマッサージに”という役割分担があるのみで、個々の機能は連動していませんでした。 しかし、当社の製品では超音波とイオン導入を組み合わせて使うことで、化粧品をさらに肌深部に浸透させるという全く新しい製品なのです。

新技術のCZE導入とはどのようなものですか。

イオン導入は、同極の反発を利用して、美容液を押し込んでいました。CZE導入の場合はまず、2MHz付近の超音波で細胞間の隙間を一時的に拡げます。その後、イオン導入で美容液を肌深部にまで誘導します。強制的に肌に押し込む従来の方法とは違い、美容液がスムーズに浸透するよう、肌の深部に電位の流れで流れる道筋をつくってあげるのです。

このCZE導入は、経皮吸収のためのドラッグデリバリーシステム(DDS:薬物送達システム)を研究されている九州工業大学の東條角治教授との共同研究結果に基づいたものです。研究の結果、有効成分の浸透率が超音波+イオンで最大200倍以上になることが分かったのです。

マーケティング本部企画部兼化粧品開発部・下山幸夫課長
フィシオ-046

開発の経緯を教えてください。

肌にはバリア機能があるため、化粧品を肌の上に塗布するだけでは“浸透”をさせるのが難しい。そのため、販売戦略としてブランド分けやコンセプトの変更、ローション、美容液、乳液、クリームというようなラインナップ拡充などが行われてきました。これでは実際に使用する方の悩みに答えているとはいえません。これが今までのスキンケアの50年の歴史ともいえます。その歴史を変えたい、というのが当社の思いでした。

同時に、今回の製品コンセプトとして“女性が携帯できる”“化粧品として誰でも気軽に使える”というのがありました。そのため、まずプロダクトデザインや設計のため、先行してプロトタイプを作りました。それが完成したのはほぼ1年前です。接触トラブルなどを極力避けるために持った時に電極に指が自然に置かれるような安全性への配慮と手のひらに収まる最適なサイズ、握りやすさ、そして女性に受け入れられるデザインなどを全て盛り込んでいます。

開発で苦労された点はありますか?

家庭用美顔器は誰でも取り扱えるよう、安全性を優先しなければいけません。これは誤解があるといけないのですが、美顔器は肌にある程度の負荷をかけるものです。肌本来のバリア機能をほんの少し低下させるだけの、ぎりぎりのレベルを保つのが難しい点です。そのため、プロが扱う業務用とは違って、万が一のことを考えてパワーのレベルを落としています。それでも誰もが家で十分な効果を実感していただくために、今ある機能を最大限に活かそうと考えたんです。

価格もリーズナブルですが、どのように実現したのですか?

大量生産に踏み切ったことが大きいですね。これまで美顔器などの市場は女性人口の4%程度といわれています。つまり、 10万台が限界ということです。しかし、「フィシオ-046」のターゲットは化粧品と同じです。女性人口の40%にあたり、見込みとして1000万台を設定することができます。これにより大量生産によるコストダウン、低価格化が可能になりました。

また、よい部品を調達できたというのもあります。超音波美顔器の心臓部ともいえるセラミック素子は、製造段階でのどうしても品質にバラツキが出て、周波数が安定しませんでした。そのため、求める周波数の誤差10%以内の品質のものを確保しようとすると、どうしてもロス分のコストが上乗せされ、価格が上がってしまうんです。しかし、「フィシオ-046」では安定した品質のセラミック素子を効率良く生産してもらっており、結果、コストが抑えられています。

マーケティング本部企画部兼化粧品開発部・下山幸夫課長

世界最小最軽量という点も画期的だと思いますが、どのように実現されたのでしょうか。

これも大量生産によるところが大きいですね。もちろん制御基盤などは、技術の進歩により小型化はしていました。しかし、大量生産によるオートメーション化で、人為生産よりもサイズダウンが可能になりました。

とはいっても、女性の掌におさまる最適なサイズや携帯しやすさを重視した偶然の産物と言えなくもないんです。

ところで、セットで使う美容ジェル「ロージーホワイト ジェルエッセンス」の特徴は、どのようなところにあるのでしょうか。

美顔器で使用するジェルというのは、やけどなどのトラブルなしに電場を肌に流すための、機械と肌の接地面に水分を与えるという必要性のためだけに利用されてきました。「ロージーホワイト ジェルエッセンス」は水分のためだけでなく、美容成分を肌に与えるという化粧品としての役割を担っています。そのため、肌本来の力を取り戻すことを目的として、アミノ酸とビタミンC、天然由来ビタミンKを配合しています。

浸透させるためのナノ化は必要ありませんでした。CZE導入により分子量1300のものまで確実に導入できますから。

また、化粧品ラインとして、クレンジングや肌タイプ別パウダー、ローション、マスクも展開しています。

最後に今後の展開などをお聞かせ下さい。

販売目標は国内で1000万台です。弊社はイタリアや上海にも拠点を持っていますので、海外への展開も視野に入れています。問合せも入ってきていますし、11月には香港の展示会(コスモプロフアジア)に出展予定です。順次、海外での販売を開始する予定です。販路についてはオープンチャネルですが、エステや通販、バラエティ、ドラッグストアなどに限定します。内容や機能を理解した上で、適正価格で販売したいので、家電販売店や量販店に卸す予定はありません。

プロモーションには、読者層の違う女性誌3誌からモデルを起用して、各年代を対象に訴求しています。ストーリー性やお笑い芸人のはなわさんが作ってくれたテーマソングなど、話題性も十分です。

また、メンズ向けも開発したいですね。「フィシオ-046」は女性向けで開発していますから、全く同じでは意味がありません。男性のホルモンバランスや肌質などを考えて美容液も考えなければいけませんので、少し時間はかかるかもしれませんね。

本日はありがとうございました。

マーケティング本部企画部兼化粧品開発部・下山幸夫課長
Company Information
■企業名:
株式会社インターフェース
■事業内容:





1.エステティックサロン業務用化粧品・機器の製造・輸入・販売事業
2.個人用美容機器・化粧品の製造・販売事業
3.OEM事業
4.ダイレクトマーケティング事業
5.I LOVE NY(ネイル用品、サロン・コーディネート)事業
6.クレ・ド・ボーテ学院
■代表電話番号:
〒162-0825 東京都新宿区神楽坂6-46 ローベル神楽坂ビル
■本社所在地:
03-3269-8811(代表)
■URL:

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