弊社は美容系の医療機関の化粧品会社として設立され、ドクターズ・コスメの開発をしています。弊社のフラッグ・シップ的存在であるのが今回ご紹介する「ドクターサニー ピーリングソープ」です。美容皮膚科で美しい肌を作るのに基本となっているのがケミカルピーリングという施術です。ケミカルピーリングとは、薬剤を肌に塗布して古い角質を剥がして美しい新しい肌を表面に出す施術です。通常、フルーツ酸と呼ばれるAHAの中でもグリコール酸を使用します。この石鹸は、そのピーリングがご家庭でできるものです。美容皮膚科のケミカルピーリングの効果を持続するためにも、また普段のお手入れでもピーリングを取り入れたい、ご家庭でも安心して気軽にできる洗顔の中で使用したいという患者様の強い要望で生まれました。この石鹸を開発する前までは評判の良い他社のピーリングソープを置いていたんですが、やはりドクターの中には妥協点が多いと考えている者もいました。患者様と直接接しているドクターから、もっと本当に自信を持って薦められるものをという発案があり、2004年1月の弊社設立と同時にスタートしました。当初は試作を直接試してみるのしかありませんでした。泡立ち、使用感、洗い上がり、効果、満足度という挙げればきりがないほどのチェック項目を1つずつクリアしたのが、現在の「ピーリングソープ」になっています。発売に至るまでに1年以上かかっています。
当初、ケミカルピーリングは欧米で使用している強い酸をそのまま使用していたので、肌のトラブルも多かったようです。しかし、“グリコール酸”を使用するようになってからはトラブルはなくなったようです。医療業界全体で“グリコール酸”が東洋人の薄い皮膚に一番適している“フルーツ酸”であることが長い臨床データの中で明らかになっているんです。ピーリングというと、よく知らない方はお肌を溶かしてなくなってしまうイメージをお持ちですが、“グリコール酸”というのは古い酸化してしまった角質にしか反応しないんです。ですから生きている細胞にはダメージはありません。剥がれ落ちる前の取れても構わない角質だけが結合がゆるくなって剥がれます。私もアトピー性皮膚炎なので、最初は不安感を持っていましたが、それを知って安心しました。一番の強みはドクターズ・コスメであるという点です。ドクターが推奨できるほど、安全性も効果もあります。
あとの問題は濃度です。この「ピーリングソープ」は“グリコール酸”の濃度が5%と高いのですが、どこまで安全に高濃度に配合できるか追及した結果が5%となりました。クリニックの中でケミカルピーリングを5%から30%という濃度で行っていますが、ご家庭でお使いいただく石鹸に配合してほとんど危険性がない上限だというのが5%だというのがドクターの考えです。
アトピーの方や敏感肌の方からクレームをいただいたことはまだ1度もありません。ただ、掻き崩してしまった所などには使用しないほうがいいですね。基本的に、肌質は選びません。どなたにでも安心してお使いいただけます。
サトウキビ由来のフルーツ酸の1種で、人の肌にも微量に存在します。その中でも分子量が小さいため皮膚への浸透度が最も高く、吸湿性があり、角質細胞の剥離作用や“コラーゲン”や“エラスチン”などを作り出す繊維芽細胞を増殖させ、結合組織を生成・改善させる働きがあるといわれています。ほかに皮膚バリア機能の強化、角質柔軟作用、保湿作用があります。
ピーリングは、泡を数分肌に載せて置くことで効果を発揮しますので、しっかりとした泡がどうしても必要となります。しかし、AHAが5%配合だと、上質な泡を作り出すことが難しくなります。何回もの試作の結果、AHAが5%配合で、かつ驚くようなしっかりとしたなめらかな上質な泡を作ることを実現させることができました。普通のピーリングソープを使っている人なら分かるんですが、洗い落としてもヌルヌルするし、洗っている途中泡がへたってしまったり、独特の臭いがあり嫌われる方が多いんです。ところが3分間肌の上に載せておいても泡立ちがそのままですし、洗い上がりがスッキリしています。また、石鹸というのはお風呂場に置いておくと溶けてしまうんですが、この石鹸は大丈夫です。要は“グリコール酸”を入れると難しくなってしまう条件をクリアすることが難しかったですね。
毛穴の黒すみ・角栓・毛穴の開きが気になる方は、初めて使うときから効果を実感していただけます。また、お顔で使う前にまず指先で実感していただけます。さらに美容液や化粧水などのピーリング後に使うものの効果が全然違い、成分が浸透しやすくなります。大人ニキビの場合、皮膚の結合をゆるめることで中の膿が出やすくなり、古い角質を溶かすんです。ファンデーションのノリが悪い時に使用してみてほしいです。ファンデーションののりが良くなりますので、化粧をするのも楽しくなりますね。また鼻の近辺がポツポツしたりしますよね。それがなくなります。皮膚のハリを出すことや小ジワを取ることにもつながります。 ターンオーバーを早めることで“メラニン”を含んだ角質が取れるので、結果的に美白にもつながります。
精油を含みます橙皮抽出成分の“トウヒ油”が入っています。皮膚柔軟化・血液促進などの効果があるのですが、グレープフルーツやリンゴのエキスも含みますので心地良い爽やかな香りがしますが香料は入っていません。他にも美肌・整肌効果のある“カロット油”、“サンザシエキス”や“タイソウエキス”など肌への有効成分を複数含み、石鹸素地には、肌トラブルに配慮し植物性由来のものを採用しています。
よく泡立ててから肌の上にのせ、泡パックをします。泡をのせておく時間は、3分が目安です。刺激の強い方は通常の洗顔のようにしてすぐに洗い流していただいて構いません。ただしお肌の敏感な方は目の周りや口周りは避けてお使いください。朝・晩を選びませんが、通常は夜の洗顔のみのご利用で、1週間に2、3回程度です。オイリーな方は毎日お使いいただいても大丈夫です。洗っている時の肌のザラつきが、洗い終わった後ツルッとなったのが分かります。洗った後の洗面器に古い角質が取れて浮いてきます。それを見て皆さん驚かれることが多いですね。ですからリピーターが多いんですよ。
クリニックのほかネットショップでも販売しているのですが、男女問わず好評いただいています。ニキビやニキビ跡が改善されたという声が最も多いです。また、生理前後の大人ニキビができにくくなります。購買層は思春期の中学生から60代以上までと、幅広いですね。お客様によって用途は様々で、喜びのお声としても寄せられています。年配の方からは加齢臭防止にもなるというお声も。加齢臭の原因というのは、皮膚のターンオーバーが遅くなって残った皮膚が酸化した時の臭いなんです。古い角質を取ってしまえば原因がなくなるわけです。また、踵の角質ケアに使用されている方もいますし、足の臭いを取るために使っている方もいます。背中のニキビ、ヒップのざらつき取りに使用している方など、こちらが使用方法を教えていただくこともありますね。
患者様ではなく、看護士であるとか美容皮膚科のクリニックの従事者でテストしました。ドクターがオススメするには、エビデンスと結果がしっかりしていなければなりません。
現在は自社のクリニックとネットショップのほかは一部のクリニックと薬局です。
年間2万人以上です。ケミカルピーリングというのは、どのメニューを行うにも基本となりますので。「ドクターサニー ピーリングソープ」は、クリニックの臨床のバックボーンがあってできた製品です。
ネットショップだけでも年間1万2000個以上を販売しています。クチコミだけの力なので良い数字だと思います。
美白やシワ・たるみのための美容液やクリーム、UVケア製品、お肌に優しいクレンジングオイル、弱酸性の化粧水、ファンデーションなど12種類をラインナップしています。 ドクターズ・コスメの基本ですが、悩みに的確に応える目的別にチョイスできる製品であるということをコンセプトにしています。
発売して3年を迎えているのですが、現在「ドクターサニー」シリーズのリニューアルを考えています。3年間のお客様の反響を分析した上で、改良点を加えて来年の2月から半年かけて発売していきます。リニューアル後に販路の拡大は追々考えたいと思います。ただし、「ピーリングソープ」については根強い人気があるのでリニューアルしません。
3年間、新規成分を探して機能を絞り込んできました。あとは皆さんが欲しいというものをラインナップ化していきます。あとはドクターにイメージ通りのものか確認するだけの段階です。クリニックにいらっしゃる方の要望で一番多いのが美白、次いでシワ・たるみなので、それに応えたい商品を作りたいと思います。患者様から話題の新規成分やどこのメーカーの化粧品が良かったかとか教えていただくことも多いんですよ。患者様の意見を大事にこれからも開発しています。