多くの日本人に親しまれているホッケは開いた干物のイメージが強いですが、実はすり身の原料としてたくさん消費されています。ホッケをすり身に加工する際に廃棄されていた未利用部分から、産学官の共同で研究開発したユニークな技術でヒアルロン酸の抽出に成功しました。
魚臭の少ないきれいな粉末です。ヒアルロン酸は美容や関節系のサプリメントに欠かせない原料ですが、これまでは鶏のトサカから抽出したものか細菌培養によって抽出された原料しかありませんでした。しかし、鶏は鳥インフルエンザや与えられているエサに含まれている抗生物質の問題などがあり、また細菌培養では遺伝子組み換えのネガティブなイメージがありました。
『マリンヒアルロン酸MHA-5』は北海道産のホッケという多くの日本人に食経験のある天然魚から抽出された成分ですので、消費者に安心感を伝えやすい原料です。港に水揚げされたホッケは岸壁に面した市場に運ばれて売られ、そこから岸壁に沿って200mほど進んだ工場ですり身に加工され、隣の工場で未利用部分からヒアルロン酸が抽出されます。半径100m円内ですべてが完結するトレーサビリティーです。
■ 期待される機能性
◎ 皮膚の保湿性の向上
◎ 美肌効果
◎ 軟骨間の潤滑液の材料に
◎ 白内障の予防
■ 用途提案
◎ 美容系のサプリメント、ドリンク、加工食品など
◎ 関節系のサプリメント、ドリンク、加工食品など