オルニチンはアミノ酸の一種で、たんぱく質を構成しない遊離アミノ酸として体内に存在しています。肝臓のオルニチン回路の重要な成分として、有害なアンモニアの代謝に関与していることが知られています。
協和発酵バイオではオルニチンの物性評価や機能研究を通じ、幅広いデータを取得しています。
<食品中のオルニチン>
オルニチンはたんぱく質の構成成分でないため、他のアミノ酸と異なり食品中の含量はあまり多くありません。しじみには比較的多く含まれていますが、それでも他のアミノ酸と比べると食品から摂取できる量はあまり多くありません。
食品に含まれるオルニチン量
食品名 オルニチン量(100g あたり) 食品100gの目安
シジミ 10.7~15.3mg ※1 約35個
ヒラメ 0.6~4.2mg ※2 約1切れ
キハダマグロ 1.9~7.2mg ※2 さしみ7~10切れ
チーズ 0.8~8.5mg ※2 約5枚(スライスチーズで)
エノキタケ 14.0mg ※2 約1.2袋
※1:総オルニチン量
※2:遊離オルニチン量
<L-オルニチン塩酸塩協和>
協和発酵バイオ独自の発酵技術により生産したオルニチン塩酸塩の高純度品です。オルニチン塩酸塩として98.0%以上含有する白色の結晶性粉末です。飲料、打錠、顆粒など様々な食品に応用できます。
荷姿・・・10kg
含量規格・・・98.0%~102.0%
<協和発酵バイオの研究開発>
協和発酵バイオでは発酵技術を生かしたユニークで有用な素材の提供をしています。また、原料素材の物性の改良や優れた加工適性を持つ素材・製品の加工開発、安定性の確認等まで幅広い研究開発体制を敷いております。さらに、素材の機能性に関する情報収集や取得、提供などを行なっており、幅広くお客様をバックアップさせていただきます。
生産国(地)または原産国 | 日本 |
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関連リンク | http://www.kyowahakko-bio.co.jp/product/category/aminoacids/l_ornithine_salt_kyowa/ |
▲研究拠点となるヘルスケア商品開発センター
▲アミノ酸発酵タンク群
▲ヘルスケア土浦工場