丸善製薬は、日本茶発祥の地といわれる京都宇治田原にて製茶された抹茶を化粧品原料「和ism®<京抹茶>」として開発しました。和ism®<京抹茶>には、一般的な茶エキスに認められる抗酸化作用だけでなく、肌に安らぎを与える作用が確認されています。
【 和ism®<京抹茶>の特徴 】
・抹茶(粉末)から抽出しエキス化
・製剤中に分散ではなく溶解が可能
・幅広い処方に使いやすい
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■ こだわりの抹茶
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【 “日傘”で育った茶葉 】
収穫の数週間前によしずや寒冷紗などの“日傘”を用いて直射日光を遮ります。光合成を控えることで、旨味(テアニン)が増した茶葉の収穫が可能となります。収穫された茶葉は、蒸し・乾燥・刻み・粉砕の工程をへて抹茶となります。
【 安心安全を目指して 】
家族が安心して飲むことができるお茶づくりを目指し、自然の力を生かした環境にもやさしいお茶栽培に長く取り組まれている茶園の抹茶を使用しています。
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■ 日本の抹茶から世界のMATCHAへ
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鎌倉時代初期、栄西が中国から茶の種子を持ち帰ったことで日本に「お茶」が伝わったとされています。その際、茶の粉末を湯に入れかき混ぜる飲み方を伝えました。栄西は「喫茶養生記」にて「茶は養生の仙薬、延命の妙術なり」と述べ、茶の栽培法、効能を紹介することで武家社会にお茶を広めました。そして、安土桃山時代に千利休らにより「茶道」が完成されました。海外でも、日本食ブームや高い健康効果に注目が集まり「MATCHA」として世界中で広く知られるようになっています。
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■ 日傘の有無で異なる茶葉の成分「テアニン」
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茶葉に含まれる「テアニン」は、光合成により渋み成分「カテキン」へ変化します。収穫の数週間前に茶畑に被せ(覆い)をし、光合成の量を減らすことで、茶葉にテアニンが残ります。
テアニンとは?
アミノ酸の1種で、旨味・甘味成分。摂取により神経をリラックスさせる(α波の発生)、ストレス低減、睡眠改善などが報告されている。
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■ 商品情報
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商品名 : 和ism®<京抹茶>
学名 : Thea sinensis Linne(=Camellia sinensis)
科名 : ツバキ科
和名 : 抹茶
使用部位 : 葉
INCI名 : CAMELLIA SINENSIS LEAF EXTRACT
IECIC (2015.12) : 茶(CAMELLIA SINENSIS)叶提取物
【 化粧品表示名称(医薬部外品表示名称)】
チャ葉エキス0.20%(チャエキス(1))
BG49.90%(1,3-ブチレングリコール)
水49.90%(精製水)
安全性試験:皮膚一次刺激性(LabCyte法)、ヒト皮膚感作性試験(RIPT)、Ames試験