【 ヘアサイクルの乱れによる成長期の短期化 】
毛髪は頭皮内の「毛包」で作られ、5~7年のヘアサイクル(毛周期)を繰り返しています。このサイクルの乱れにより、成長期が本来よりも短期間で終了し、毛髪が十分に成長する前に退行期へ移ることで、毛髪が抜け落ちてしまうことが知られています。この原因として、男性ホルモンの影響、毛髪に関連する細胞の機能低下、血行不良による栄養不足などがあげられます。
【 退行期移行を抑制 】
丸善製薬では、ヘアサイクルの退行期移行に関与するサイトカイン「FGF-5」の発現を抑制することで、成長期を延長し、毛髪の伸長を促すことに着目、ヘアプローズ<サンザシ>にその作用を見出しました。
ヘアプローズ<サンザシ>は、成長期から退行期への移行を抑制することで、毛髪密度を維持し 1)、毛髪の伸長を有意に促進 2)させました。
ヘアプローズ<サンザシ>に成長期の延長を介した薄毛予防が期待されます。薄毛が気になり始めた世代に向けた育毛剤、ヘアエッセンスへの配合を特におすすめします。
1) ヒトボランティア試験、2)ex vivoにおいて
【 サンザシ 】
サンザシは、中国中南部原産のバラ科の落葉低木で、庭園に栽植されます。茎は高さ30~90cm、5~6月に紫または白色の花が咲きます。日本には江戸時代享保年間のはじめに渡来し、当時の将軍吉宗が各地の薬園で栽培させたといわれています。 薬用部位は果実で、生薬名は「山査子」といいます。健胃消化薬として広く用いられ、日本薬局方にも収載されています。
成分としては、フラボノイド(クエルセチン)、フェノール類(クロロゲン酸)、トリテルペノイド(ウルソール酸)を含んでいます。
【 ヘアプローズ™<サンザシ>の特徴 】
・退行期移行に関与するFGF-5の発現抑制
・成長期の延長(成長期毛数の維持)
・毛髪密度の維持
・毛髪の伸長
・男性ホルモン型脱毛対策
テストステロン5α-リダクターゼ活性阻害作用
アンドロゲンレセプター拮抗作用
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■ 商品情報
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・商品名 : ヘアプローズ™<サンザシ>
・学名 : Crataegus cuneata Siebold et Zuccarini
・科名 : バラ科
・和名 : 山査子(サンザシ)
・使用部位 : 果実
・INCI名 : Crataegus Cuneata Fruit Extract
・IECIC (2015.12) : 野山楂(CRATAEGUS CUNEATA)果提取物
・化粧品表示名称
サンザシエキス 0.66%、エタノール 49.67%、水 49.67%
・医薬部外品表示名称
サンザシエキス、無水エタノール、精製水
※ 安全性試験 : 皮膚一次刺激性(RHE法)、皮膚感作性(KeratinoSens、h-CLAT、SHtest)、眼刺激性(HCE法)、ヒト皮膚感作性試験(RIPT)、Ames試験