ヨクイニンエキスは、ハトムギの種皮を除いた種子(ヨクイニン)から抽出されたエキスです。血流促進作用を有する素材として注目を浴びています。 成分としては、糖類、アミノ酸、脂肪酸などを含んでいます。
◎「むくみ」について
むくみとは・・・・
血管やリンパ管と組織の間の水分や営養素の供給と、
老廃物の除去のバランスが崩れて組織に水分が溜まった状態になる症状。
顔面(特にまぶたなど)、足、ひどくなると全身に生じる。
むくみの原因
血行不良、疲れ、栄養不足、肝臓、腎臓の機能障害、月経
血流を促進することで、肌へ酸素、栄養を送り込むことができ、肌を健康にすることができると考えられます。
■ヨクイニン(ハトムギ)の紹介
植物名/ハトムギ
学名/Coix lachryma-jobi var. ma-yuen stapf
科名/イネ科
和名、別名、生薬名/ハトムギ、鳩麦、回回米
英名/Coix
ハトムギは、シュロに似た一年生の単子葉植物で、属名の「Coix」はギリシア語の古名「シュロ」の転用から、また、種名「lachryma-jobi」は垂れ下がる花序の印象をたとえた「ヨブの涙」(旧約聖書のヨブ記の主人公ヨブ)に由来してつけられました。和名は鳩の食する麦という意味から「鳩麦」といい、さらに「四国麦」とも呼ばれています。
ハトムギの種皮を除いた種子は「ヨクイニン」と呼ばれ、古くから利尿作用、排膿作用があり、「いぼ取り」に効く内服液として、漢方処方中に配合される他、健康茶としても愛用されてきました。現在でも日本薬局方に収載されており、漢方の要薬の1つとされています。さらにヨクイニンは美肌効果を目的として、外用でも民間伝承的に用いられてきました。