ゲンノショウコの地上部から抽出されたエキスです。
ATM(adenosine triphosphate:アデノシン3リン酸)は、
生体における高エネルギー化合物で、生体が得た
エネルギーの大部分はATPの形で蓄えられています。
ATPのエネルギーは、筋肉の収縮、タンパク質などの
高分子物質の生合成など、多くのエネルギー依存的な
生体反応に用いられています。
また植物では、発芽の際にATP産生が高まると
いわれています。
ATP産生促進(ターンオーバー促進)
表皮のターンオーバー(細胞分裂)には、細胞内に一定量のATP(エネルギー)が必要です。
しかし、加齢の伴う基底細胞の分裂低下の要因の一つに、ATP量の減少が言われています。
ATPが少ない
ATPが減少し、ターンオーバーが遅くなると・・・・
・色素沈着
・しわ
・乾燥
・乾燥による肌荒れ など
肌の外観に変化が生じます。
成分としては、タンニンを含み、その主成分はエラジタンニンの一つであるゲラニンです。
■ゲンノショウコの紹介
植物名/ゲンノショウコ
学名/Geranium thunbergii
科名/ウロソウ科
和名、別名、生薬名/フウロソウ、現証拠
英名/-
日本の民間薬の代表がゲンノショウコです。古くから下痢止めの妙薬とされていて、小野蘭山の『本草綱目啓蒙』(1803)に「根苗ともに 粉末にして一味用いて痢疾を療するに効あり。故にゲンノショウコと言う」とあります。「現に効く証拠」に名前が由来しています。ゲンノショウコは、飲みすぎても便秘などの副作用がないので、すぐれた健胃整腸剤といえます。