エイジツエキスは、ノイバラの果実から抽出されたエキス。
エイジツエキスは、CE(コーニファイドエンベロープ)増強作用があるエキスです。成分としては、フラボノイド、タンニン等を含んでいます。
◎CE(コーニファイドエンベロープ)について
CE(コーニファイドエンベロープ)は角質細胞の外側を覆う強靭な膜であり、この膜を作るもとになるタンパクがインボルクリンです。
インボルクリンは、トランスグルタナーゼの働きによって、架橋を形成することが知られています。インボルクリンの発現量の少ないと結果的にCEの形成が不十分となります。インボルクリンの発現量を高め、正常な角質層の形成を促することで、バリア機能を改善する効果が期待できます。
■エイジツの紹介
植物名/ノイバラ
学名/Rosa multiflora
科名/バラ科
和名、別名、生薬名/多花薔薇、営実
英名/Polyantha Rose
バラ科植物・ノイバラの成熟果実を乾燥したものをエイジツ(営実)といい、我が国では古くから瀉下薬として用いられており、現在でも日本薬局方に収載されています。 また、中国ではその学名Rosa(=バラ)multiflora(=多花の)の通り、「多花薔薇(しょうび)」と呼ばれ、花を蒸留して得た薔薇油を口内炎に用います。