マキベリー(学名:Aristotelia Chilensis)は、チリのパタゴニア地方にのみ自生する常緑樹で、荒れた土地や、旱魃でも根を下ろし、果実は丸く黒色で光沢があり、甘い果肉を持つため古来より食されてきました。
マキベリーは、マプチェインディアンの言葉で「濃紫色の小さな玉」を意味します。マプチェ族は2つのアメリカ大陸でヨーロッパ人に征服されなかった唯一の部族で、スペイン人に対して300年以上も戦ったと言われていますが、マプチェ族の勇士たちは食事をほとんど取らず、一日に何度も「チチャデマキ」という発酵したマキベリージュースを飲んだといわれています。この飲料が勇士たちの並外れた力、強さ、そしてスタミナの源になったと考えられています。これ以外にも、何千年もの間、マキの葉、茎、果実を医薬用として、糖尿病の治療、炎症の軽減、できもの、発熱、のどの痛み、下痢、潰瘍、痔疾等の疾患に利用されてきました。
●マキベリーエキス末について
パタゴニアという厳しい環境で自生し、強力なパワーを持つマキベリーを、さらに高純度に抽出・濃縮したのがマキベリーエキス末です。濃い紫色をしたマキベリーの水溶性粉末です。
マキベリーエキス末には抗炎症作用・免疫機能改善効果・健全な血糖値を維持・中性脂肪降下作用が確認されており、さらに突っ込んだ研究を継続中です。メタボリックシンドローム向けの新素材としてもご検討頂けます。
抗酸化力を測るORAC値についても、ベリー類の中では最高ともいえる数値で規格化されており、マキベリーは生果実中で元々ORAC値が高いですが、抽出後の『マキベリーエキス末』としては100倍近くまで跳ね上がっています。 次世代スーパーフルーツとして、ORAC値の強化素材として利用できます。
マキベリーエキス末のアントシアニン含量はビルベリーエキスにほぼ匹敵しますが、デルフィニジンがこれほど高含有なエキスは業界初です。ビルベリーとはまた違うアントシアニン組成となりますので、アイケア素材としてビルベリーとの相乗効果が期待できます。
イギリスの研究機関(SCRI社、他)が行ったデルフィニジンとレスベラトロールとの比較研究によると、デルフィニジンだけが酸化による細胞死を保護したという報告があります。アンチエージング素材として、レスベラトロールとの相乗効果も期待できます。
●マキベリーエキス末の効果・用途について
1)抗酸化素材として
2)ORAC値の強化素材として(アサイーとの相乗効果)
3)抗炎症素材として
4)免疫力強化素材として
5)メタボリック症候群対策として(健全な血糖値の維持、中性脂肪降下)
6)アイケア素材として(ビルベリーとの相乗効果)
7)アンチエージング素材として(レスベラトロールとの相乗効果)
8)機能性飲料として(アントシアニン強化)
●マキベリーエキス末の規格値
マキベリーエキス末
外観:濃い紫色の粉末
総アントシアニン:35%以上
総デルフィニジン:25%以上
●マキベリーエキス末 最新データ(データの詳細はお問合せ下さい。)
◎食後血糖値の上昇を60分抑制
◎ブドウ糖でも60分後の血糖値を低減
◎作業機序が違います。
◎デンプンとブドウ糖の両方に効く