オリザ油化は、農林水産省中国農業試験場との共同研究により世界で初めて、穀類の種の起源である米胚芽に、γ−アミノ酪酸(GABA/ギャバ)を高濃度に富化させる製造技術の確立に成功いたしました。
GABAは、動植物界に広く分布しているアミノ酸の一種です。動物の脳髓に存在し神経の主要な抑制性伝達物質として、脳の血流を活発にし、脳への酸素供給量を増加させ、脳細胞の代謝機能を促進させます。また、脳卒中後遺症、脳動脈硬化症などによる頭痛、耳鳴り、記憶障害、意欲低下などの症状を改善する作用、延髓の血管運動中枢に作用して、血圧を降下させる作用などが認められている物質です。
医薬品として販売されているγーアミノ酪酸製剤(合成品)には、脳代謝促進作用があり、脳梗塞・脳出血後遺症等、脳血管障害の諸症状の改善や血圧上昇抑制効果が認められています。最近のGABAに関する医学分野に於ける研究からは、更年期障害及び自律神経障害にみられる精神症状(怒りっぽい・興奮・不眠・イライラ・不定愁訴等)の緩和に効果があると報告されています。さらに最近では,機能性表示食品の関与成分にもなっております。
【 機能性 】
・精神安定作用
(二重盲検並行群間比較試験)
副交感神経活動を優位にすることで緊張状態を緩和しリラックス作用をもたらすことを確認。
・血圧上昇抑制作用
(二重盲検並行群間比較試験)
抹消神経において GABA(B)容体を活性化しノルアドレナリンの放出を抑制することで交感神経活動を抑え血圧を下げることを確認。
【 由来原料 】
米胚芽
【 規格成分 】
γ-アミノ酪酸(GABA)
【 安全性試験 】
(-HC90、-ジャーム P)
・単回投与試験
LD50:2,000mg/kg以上
(-HC5、-C)
・単回投与試験
LD50:5,000mg/kg以上
(-HC90)
・Ames 試験
【 上市 】
1996 年 9 月
【 製品グレード 】
-HC5(水溶性粉末)
-HC90(水溶性粉末)
-C(水溶性粉末)
-ジャーム P(胚芽粉末)
【 推奨摂取量 】
13.7~111mg/日(HC90)
【 オリザ油化の機能性表示食品素材 】
・製品名
オリザギャバ®
・機能性関与成分
GABA(γ‐アミノ酪酸)
・1日の摂取量(関与成分)
28mgもしくは100mg
・ヘルスクレーム
「GABAにはデスクワークに伴う一時的な精神的ストレスを軽減およびリラックス作用があることが報告されています。」
※1日の関与成分が100mgの場合、「リラックス作用」まで表示が可能です。
・機能性の科学的根拠
SR
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■ 応用例
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【 飲料 】胚芽茶、ブレンド茶、栄養補助ドリンク等
【 乾燥食品 】スープ類、乾麺類、ふりかけ、炊飯改良剤等
【 菓子 】あられ、クッキー、ウェハース等
【 発酵食品 】味噌、醤油、パン、ヨーグルト等
【 その他 】健康食品、医療用食品等
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