産科婦人科医。不妊治療、総合ホルモン補充療法、サプリメント補充療法などを行う。慶応義塾大学病院産婦人科チーフレジデント、済生会宇都宮病院産婦人科副医長を経て青春会を設立。日本産科婦人科学会認定 産婦人科専門医。米国Cenegenics Medical Institute 認定 Institute Physician、日本医師会認定 産業医。
メディアージュ青山通りクリニックは総合的なアンチエイジングクリニックです。来院されるのは、ホルモン補充療法(hGH:ヒト成長ホルモン)やプラセンタ療法、サプリメント外来、美容皮膚科などを希望される方が大半です。銀座にオープンした当時は、プラセンタ治療に特化したクリニックで、アンチエイジング、若返りを目指していました。しかし、プラセンタだけでは足りないと考えるようになりました。本当に効果のあることを提供したいと考えた結果、現在はメニューが増えています。
中でも、サプリメントは健康のベースと考えています。サプリメントを処方する際は、毛髪ミネラル診断、血液検査、唾液検査を行います。たくさんの項目を設けて検査するクリニックもありますが、実は「そんなに細かい検査は求めていないし、説明されてもよくわからない」と言う患者さんが多かったため、シンプルで必要最低限の項目を押さえる検査に留めました。医学的なエビデンス蓄積のために多くの検査をすることは非常に重要ですが、それが医者の自己満足になってはいけません。あくまでも患者ありきの姿勢を大切にしたいと考えています。患者さんにストレスを与えず喜んでもらい、かつきちんとしたサプリメントの処方を受けられるような体制を整えているのです。検査費用もあまりかかりません。
また、当院の特徴とも言えるのですが、サプリメント処方にしても、問診に時間をかけています。まず、生活習慣などの問診で7割ぐらいのメニューを頭の中で組んでしまいます。あとの3割は検査結果を見て決めています。そして、サプリメントバー(分包機)を導入するなどして、個々に応じたカスタマイズ・サプリをその場で処方します。レディメイドのサプリメントも14種類ありますが、クリニック内で処方するサプリメントとは完全に分けております。ベーシックラインはマルチビタミン、マルチミネラルです。また、カスタマイズ・サプリ以外のサプリメントラインナップとしてレディベーシック、レディアンチエイジング、メンズベーシックがあります。さらに必要であれば追加して処方します。
当院には、医療用レーザーなどの美容医療器機などによるメニューも豊富ですが、あくまでそれらはオプションというスタンスです。基本的には体の内面から若返り、健康維持を図るというのが一番大切です。ただ、アンチエイジングは目に見えるものがすごく大事で、患者さんがすごく喜んでくれる。内と外の両面からのアプローチは効果的です。そのため、医療用レーザーだけではなくヒアルロン注射やボトックスといった施術も充実させています。
その他、婦人科漢方やキレーション・デトックス、美容外科、プラセンタ療法やビタミン点滴、ヒアルロン酸注射やボトックス注射、成長ホルモン注射まで行っています。一方で、メニューを増やしすぎると、患者さんが迷うことにもなる。当院はわかりやすいクリニックを目指しています。患者さんを混乱させてしまってはいけないので、今後、いいものをどんどん取り入れたい気持ちとのバランスをとって考えていく必要がありますね。