北里大学医学部卒業。北里大学病院形成外科を経て現職。日本形成外科学会認定医。医学博士。日本形成科学会会員。日本美容外科学会会員。日本整形外科学会会員。国際形成外科学会会員。ボトックス、ブルーピール、オバジ・ニューダーム・システムなどを日本に導入したことで知られる。「結果の出る」最良の治療法を提示することを信条とする。今年、エステサロン「TBC」の社長に就任。美容関連商品、サプリメントの販売を行う会社や医療コンサルタントを行う会社も手がける。
当院で、90%を占めるのは外見を若返りたいというアンチエイジング希望のお客様です。そんな方には、プラセンタ注射、ホルモン充填療法、キレーションなどの医療を行います。例えば、成長ホルモンの投与は大変効果があるのですが、その分値段も高くなります。アンチエイジングは続けなければ意味がありませんから、私は必要最低限のことを行ってあげれば良いと考えています。そういう意味では、ローコストで継続できるのが、化粧品です。
当院では、医師の処方が必要な化粧品「オバジ・ニューダームシステム」を提供しています。オバジの「コンプレックスA」と「ブレンダー」には、レチノイン酸とハイドロキノンが配合されています。レチノイン酸は、化粧品成分のレチノールの元の形で、表皮細胞の生まれ変わりを促進、古くなった角質を剥し、キメの整った滑らかな肌にすると共に、ターンオーバーも正常にし、ニキビに高い効果を発揮します。ハイドロキノンは、化粧品の美白成分のアルブチンやルシノールの元の形で、はるかに漂白力が高く、美白の特効薬です。さらに「ブレンダー」にはAHA酸とBHA酸も配合されています。レチノイン酸で角質を薄くし、浸透性を高めてからハイドロキノンを塗布することで、3~6ヶ月でニキビ、大半のシミ、ニキビ痕の赤みを消せますが、最初赤みや肌がボロボロ剥けるなど、強い反応が出ます。しかし、それを乗り越えるだけの結果が待っています。また、レーザー治療、ピーリング・手術などの外科的施術の前後に使用することにより予後を改善して治癒を早めます。
その他、当院では3階にエステティックサロン「スタイルM」と鍼を行う「セラ治療院」を併設しています。セラ治療院では、顔の13ヶ所のツボのほか、免疫や血行に効く足三里、胃腸を調整するツボで顔の経絡とつながっている天枢、顔面神経の全ての問題を解決できる合谷、体全体のパワーを引き出す百会に鍼を打ちます。顔のたるみ、シワ、シミ、クマで悩む方、美白効果を期待する方にお勧めです。
サプリドッグもあり、手術の前後に、サプリなどで免疫力を上げる役割も担当しています。ご希望の方にはクリニックで血液検査を行った上で、「町田サークル理論」に基づくサプリの提供も行います。「町田サークル理論」は、分子栄養学を機軸に、全ての代謝の主酵素であるタンパク質を必要十分に摂取し、2番目にビタミン、ミネラルを、そして3番目にCoQ10など抗酸化作用のあるサプリメントなどを摂取しようという理論。サプリはオリジナル商品のほか、「AHCC イムノゴールド」などを扱っています。
セラ治療院を運営する町田久院長は、APSA環太平洋アロマ代替療法協会会長でもあり、アロマにも大変精通しています。サロンでは、天然ビタミンのマッサージオイル「セラリキッド」にアロマエッセンシャルオイルを40数種の中から選んで組み合わせてマッサージしています。鼻から脳に香りが伝達されることで、さまざまな効果が期待できます。「手当て」をするだけでも免疫力はアップするんです。それに、クリニックでキレイになっても、顧客はエステサロンに行きます。それは、リラクゼーションを求めているからです。私はエステを代替医療ととらえて良いと考えています。