桜は日本を象徴する花として古くから親しまれ、様々な施設の植木や街路樹として愛されています。厳しい冬の終わりとともに、一斉に樹木全体へ花を咲かせる光景は圧巻であり、日本はもとより海外においても、桜は富士山と並んで日本の美をイメージさせる代表的存在といえます。桜はバラ科の植物で、バラが西洋の美しさを象徴するならば、桜は日本の美しさを象徴するものといえます。
しかしながら、桜の花は開花から散るまでの期間が短いことから、今まで食品・化粧品等への応用は限定的なものにとどまっていました。オリザ油化では原料調達の難点を解決し、世界で初めて、バルクとして安定供給可能な桜の花エキスの上市を実現させました。
また弊社では、桜の花の成分に着目し,フェニルプロパノイドの配糖体であるカフェオイルグルコース(1-caffeoyl-O-β-D-glucopyranoside)や、フラボノイド配糖体であるケルセチングルコシド(quercetin 3-O-β-D-glucopyranoside)を含むエキスを開発することに成功しました。その機能性を調べた結果,シワやたるみの原因になるコラーゲンの糖化を抑制する抗糖化作用や線維芽細胞のコラーゲン格子形成の増加作用などが認められました。
美や女性、和、気品、春など、情緒的価値を極めて連想しやすい素材である桜を、科学的な根拠と併せて、美容食品や化粧品、季節品などの機能性原料として幅広くご利用ください。
【 機能性 】
抗糖化作用
(二重盲検並行群間比較試験)
8週間摂取することで,
・AGEs 量の低下
・皮膚粘弾性の低下抑制
・シミと赤い部分の減少
・毛穴の増加抑制
・湿度低下に伴う肌乾燥の抑制
・肌のすべすべ感の改善
などが認められた。
・AGE 産生抑制作用(in vitro)
・コラーゲン産生,マトリックス 形成作用(in vitro)
・線維芽細胞アポトーシス抑制作 用(in vitro)
・メラニン産生抑制作用(in vitro)
・抗炎症作用(in vitro)
【 由来原料 】
サクラの花
【 規格成分 】
カフェオイルグルコース
ケルセチングルコシド
【 安全性試験 】
(桜の花抽出物)
・単回投与試験
LD50:2,000mg/kg以上
・28 日間反復投与試験
・Ames 試験
【 上市 】
2010 年 4 月
【 製品グレード 】
-P(水溶性粉末)
-シロップ
【 推奨摂取量 】
50~150mg/日(P)
【 ハラール 】
ハラール認証取得原料
-P(水溶性粉末)
【 特許 】
日本特許:5783784 号(一酸化窒素産生抑制剤)
日本特許:5878023 号、5792844 号(AGE 産生抑制)
米国特許:US9381223 号(AGE 産生抑制)
中国特許:CN102883733 号(AGE 産生抑制)
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■ 応用例
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【 食品 】
・飲料(清涼飲料水、ドリンク等)、ハードおよびソフトカプセル、タブレット、キャンディー、チューインガム、グミ、クッキー、チョコレート、ウエハース、ゼリー等
【 化粧品 】
・サンスクリーン、化粧水、ローション、パック、ボディジェル、シャンプー、リンス、入浴剤等
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生産国(地)または原産国 | - |
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