ナットウキナーゼと呼ばれる酵素は、わが国の伝統的発酵食品である納豆より発見されました。ナットウキナーゼは納豆菌が大豆を発酵する過程で産生されるもので、275個のアミノ酸からなる分子量約27700のプロテアーゼ(タンパク質分解酵素)です。ナットウキナーゼはフィブリンへの反応性(分解)が極めて高く、またプラスミンを賦活する作用もあり、血流改善が期待できる素材です。
1998年、日本生物科学研究所はナットウキナーゼを高含有する「納豆菌培養エキス」の製造方法を世界に先駆けて確立し、販売を開始致しました。以来ナットウキナーゼのトップメーカーとして国内はもとより、米国・韓国・台湾・中国を始めとした十数カ国に出荷しております。そして、現在「ビタミンK2を除去したナットウキナーゼ原料」の物質および製法特許を取得しています。
◎ ナットウキナーゼのパイオニア
機能性素材を提供すると言う事は「安心・安全」はもとより、技術・販売の全てを通してお客様の良きアドバイザーでなくてはならないと考えます。日本生物科学研究所はナットウキナーゼのパイオニアとして、過去の実績を活かし、皆様のご期待に応えます。
◎ 納豆菌培養エキスのあゆみ
1996年 納豆菌培養エキスの開発着手
1998年 ナットウキナーゼを高含有する納豆菌培養エキス製造方法を確立
1998年 納豆菌培養濃縮エキス(9,800 FU/g)および納豆菌培養エキス「NSK-FD」(13,000 FU/g)の製造販売を開始
2001年 納豆臭を除去した「NSK-SD」(20,000 FU/g)を開発。製造販売を開始
2006年 ビタミンK2除去の製法特許および物質特許を取得
2012年 韓国FDAにより健康機能食品(韓国版トクホ)原料として認定される
◎ 何故ビタミンK2除去なのか??
「ワーファリン」を服用されている方は「ビタミンK2の拮抗作用」により、ワーファリンの効果が減弱されるため、ビタミンK2を多く含む食品(納豆、緑黄色野菜、クロレラなど)の摂取を医師より制限されます。弊社では、そういった方でもナットウキナーゼが摂取できるようビタミンK2の除去技術を開発し、納豆菌培養エキスNSKの製造に採用いたしました。
◎ 特許概要
< 納豆菌培養エキスNSKのビタミンK2除去に関する特許 第3881494号 第3834048号 >
ナットウキナーゼを含有し、かつほとんどビタミンK2を含まない納豆菌培養液の、濃縮物を含む、ペースト、粉末、顆粒、カプセル、ドリンクまたは錠剤の形態の食品と工程を含みます。
◎ 「FU」は ナットウキナーゼの活性を示す単位
※フィブリン分解ユニットの略
弊社は「フィブリン(血栓)」を基質としたナットウキナーゼ活性度測定法(フィブリン分解法)を提案・啓蒙してきました。
財団法人日本健康・栄養食品協会、日本ナットウキナーゼ協会の規格基準判定には本法が採用され、ナットウキナーゼの活性を示す単位として 「FU」 が広く認知されています。
◎ 1日の摂取目安量
ナットウキナーゼとして2000FU以上→NSK-SDとして100mg以上(製造時の失活分を含まず)
製造後の検査において2000FUを満たした製品は日本健康・栄養食品協会(JHFA)もしくは日本ナットウキナーゼ協会(JNKA)の認証を受けることが出来ます。
・財団法人日本健康・栄養食品協会 http://www.jhnfa.org/
・日本ナットウキナーゼ協会 http://j-nattokinase.org/
◎ 製品規格
・納豆菌培養エキス「NSK-SD」
・性状/白色から乳白色の微粉末で、僅かに納豆臭を有す
・ナットウキナーゼ活性/20,000 FU/g以上
・ビタミンK2含量/0.1 ppm以下
・主な用途/ソフトカプセル、ハードカプセル、打錠品、健康嗜好食品
◎ 納豆菌培養エキスNSKの機能性試験
・血流動態変化への影響
・高血圧患者への影響調査
・線溶活性および凝固抑制能に与える影響調査
・血液粘性低下への影響
・血小板凝集抑制能への影響
・ワーファリン服用患者に対する安全性と効果の研究
・ヒトによるナットウキナーゼの体内動態試験(血中への移行)
◎ 納豆菌培養エキスNSKの安全性
《安全性試験(動物および微生物)》
・単回経口投与毒性試験
・13週間反復経口投与毒性試験
・染色体異常試験
・復帰突然変異試験
・生産菌の病原性試験
《ヒト臨床試験》
・「NSK-SD」配合カプセル摂取時の安全性検討試験
《安全性管理》
・遺伝子組み換え原料不使用
・動物性原料不使用
生産国(地)または原産国 | 日本 |
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関連リンク | http://www.jbsl-net.com/products/index.html |