あした葉の葉や茎を切ると切り口からネバネバした黄色い汁が出ます。この黄汁は同じセリ科の植物でも見られないあした葉だけの特徴です。1本のあした葉の茎の切断面からは、一度に数ミリグラムしか採取できないたいへん貴重なものです。
あした葉ポリフェノールは、この黄汁中に高含有されるポリフェノール《カルコン/CHALCONE》で、10種類以上の存在が確認されています。
そのなかでも、2種類のポリフェノール“キサントアンゲロール”と“4-ヒドロキシデリシン”は黄汁中に非常に多く含まれ、その機能性が注目されています。
当社は1999年に日本で初めてあした葉ポリフェノールの粉末化に成功し、新しい機能性素材として紹介しました。当社ではその有用性、機能性の研究を進めています。
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◎ CHALSAP(カルサップ)製品規格
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あした葉の茎から採取した特有の明日葉エキス(カルコン含有)を加工した製品です。
【 CHALSAP(カルサップ)-P 8 】
・外観性状 : 黄色を呈する「粉末」で特有の芳香を有する
・総カルコン含量 : 8%以上
・製品特徴 : カルコン濃度が高く、長期保存安定性に優れる
・主な用途 : カプセル・錠剤・顆粒
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◎ CHALSAP(カルサップ)の機能性<当社研究結果>
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◆ピロリ菌に対する抗菌活性(in vitro)
◆発癌イニシエーター・発癌プロモーター抑制作用(in vitro)
◆癌細胞対するアポトーシス誘導作用(in vitro)
◆神経成長因子(NGF,BDNF,GDNF)の産生を増強(in vitro)
◆抗酸化作用(in vitro)
◆ヒト試験による免疫賦活作用
◆抗メタボリックシンドローム作用
・アディポネクチン産生促進作用(in vitro)
・マウスにおけるレプチン産生促進作用
・マウスにおける内臓脂肪重量の低減作用及びそれに伴う体重増加の抑制
・ヒト試験による内臓脂肪断面積の減少
◆ガン細胞傷害活性
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◎ CHALSAP(カルサップ)の安全性
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◆急性毒性試験 :
ラット(雌雄)、経口、CHALSAP-P8 2,000 mg/kg/日、OECD 423
→→ 影響なし
◆復帰突然変異試験 :
ネズミチフス菌(Salmonella typhimurium) 4株 及び大腸菌(Escherichia coli) 1株 、 OECD 471 Xanthoangelol, 4-Hydroxyderricin として 1,000μg/plate CHALSAP-P8として 12,500μg/plate)
→→ 陰性(但し、S. typhimurium TA100株に対しては抗菌作用が確認された。)
◆染色体異常試験 :
チャイニーズハムスター卵巣由来細胞(CHO)、 OECD 473
染色体異常 :
(短時間処理法,-S9mix) 0.250 mg/mL 陰性
(短時間処理法,+S9mix) 0.200 mg/mL 陰性
(18時間連続処理法) 0.075 mg/mL 陰性
(32時間連続処理法) 0.050 mg/mL 陰性
生産国(地)または原産国 | - |
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関連リンク | http://www.jbsl-net.com/products/products05.html |
▲1999年に日本で初めてあした葉ポリフェノールの粉末化に成功しました
▲CHALSAP-P 8(粉末タイプ)/CHALSAP-L3(乳化タイプ)
▲CHALSAP-L3(乳化タイプ)用途例・ゼリー/ドリンク /チョコレート等