ダイセルは「こんにゃく芋」から高純度のセラミドを抽出しています。こんにゃく芋には、他の植物原料に比べて7~15倍もセラミドが含まれています。そのためダイセルでは、従来のセラミドに比べて大変低コストでご提供することが可能となりました。さらに原料がこんにゃく芋なので、安心して「食べられるセラミド」として、美容健康食品分野でも注目を集めています。錠剤や菓子類、飲料など、さまざまな展開が可能です。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
◎美肌作用について
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
ヒ卜の皮膚は、表皮、真皮、皮下組織から成り立っています。
[表皮の役割]
表皮の角質層では、細菌やウイルスなどの異物が体内ヘ侵入するのを防止するバリア機能や、身体中の水分を外部ヘ放出するのを防止する保湿作用を担っています。セラミドは角質層の細胞問脂質の主要成分です。セラミドは加齢とともに含有量が低下し、それにより乾燥肌、肌荒れなどの原因となることが知られています。
[真皮の役割]
皮膚のはり、弾力、硬さなどに影響を与える、もっとも重要な役割を果たしています。コラーゲンやエラスチンなどの基質からなり、繊維芽細胞を合成しています。
■セラミド産生促進作用(表皮に作用)
こんにゃくセラミドに多く含まれるスフィンゴイド塩基が、セラミド合成遺伝子を活性化し、表皮のセラミドの生産促進することが確認されました。動物、植物ごとに、スフィンゴイド塩基の種類、含量は異なります。こんにゃく由来のセラミドは、セラミド生産促進活性の高いスフィンゴイド塩基を多く含みます。
■コラーゲン産生促進作用(真皮に作用)
擬似老化ラット試験において、経口摂取したこんにゃくセラミド、またその代謝物が真皮に作用して、コラーゲン量の増加が確認されました。さらに、繊維芽細胞を用いた試験において、グルコシルセラミドの代謝物のスフィンゴイド塩基に、繊維芽細胞増殖促進作用とコラーゲン生産促進作用がみられました。
■保湿作用
こんにゃくセラミドを摂取することにより、経皮水分蒸散量(TEWL)の低下が観察され、皮膚の保湿性が向上していることが確認されました。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
◎抗アトピー作用について
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
・アトピー性皮膚炎患者の肌はセラミド含有量が減少。
アトピー性皮膚炎の人の肌は、湿疹のある部分だけでなく、無い部分においてもセラミド含有量が減少しており、乾燥肌(ドライスキン)の状態にあることが分かっています。外用剤であるグルコシルセラミドを塗布することが有効ですが、全身への塗布には限界があります。グルコシルセラミドの経口摂取であれば、全身にセラミドを手軽に補給することが可能です。
▲セラミド含有こんにゃく芋エキス は、機能性表示対応素材です。
▲こんにゃくセラミドを摂取した後のアンケート調査(4週間後)
▲こんにゃくセラミドを摂取した後の経皮水分蒸散量(TEWL値)の変化