◆「ロングヴィーダ™」とは◆
ロングヴィーダ™は、米国カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)が10年の歳月をかけて開発した、クルクミン含有ウコン素材です。
UCLAのアルツハイマーリサーチチーム教授 Sally A. Frautschy先生は、クルクミンの機能性に着目していました。クルクミンは吸収性の良ささえ実現すれば、生体内でその効果を発揮させることが可能となります。そこで、クルクミンをフリークルクミンとして吸収させるためのDDS開発を始め、約10年の研究の末、SLCP(Solid-Lipid Curcumin Particle)テクノロジーの開発に成功しました。
SLCPテクノロジーによって製造されたクルクミン含有素材ロングヴィーダ™は、クルクミンを胃の過酷な環境から守り、吸収部位である小腸内で溶解し、フリークルクミンのまま小腸上皮細胞へ吸収されます。
そして小腸上皮細胞内でカイロミクロンに取り込まれ、リンパ管へと運ばれ、フリークルクミンのまま、肝臓や脳へと運ばれます。
◆「ロングヴィーダ™」はクルクミン吸収性500倍!◆
SLCPテクノロジーを利用したロングヴィーダ™、または95%クルクミノイド製品を経口摂取していただき、血中クルクミン量を測定したところ、ロングヴィーダ™と95%クルクミノイド製品で、最大約500倍以上の差が見られることが確認されております。
また、その他のクルクミン製剤では、血中クルクミン濃度をグルクロン酸抱合体(不活化体)クルクミンとして測定しており、本来のクルクミンの吸収性はとても低い結果となっております。
◆アルコール代謝効果◆
お酒を飲むと、体内でアルコールはADH(アルコール脱水素酵素)によりアセトアルデヒドに代謝されます。さらにアセトアルデヒドはALDH(アセトアルデヒド脱水素酵素)により酢酸へと分解され、最終的には水と二酸化炭素に分解されることにより体外へと排出されます。
アルコールの中間代謝物質であるアセトアルデヒドは、毒性が非常に強く、その毒性により、頭痛、吐き気などの二日酔い症状が引き起こされます。つまり、二日酔いの原因は、アルコールそのものではなく、アセトアルデヒドによるものだと言えます。
そこで、ロングヴィーダ™摂取による、アセトアルデヒド代謝能を調べるため、アルコール負荷臨床試験を行ったところ、アルコール負荷180分後の点で、ロングヴィーダ™摂取群はプラセボ摂取群に比べて血中アセトアルデヒド濃度を有意に減少させることが確認されました。
また、アンケートでも「頭痛」、「体のほてり」などの項目で、プラセボ群より低い値を示しました。
この結果から、二日酔い症状を軽減させる効果があることが示されました。
◆脳機能改善効果◆
ロングヴィーダ™は、フリー体クルクミンを脳まで届けているということが、ラットを用いた試験において確認されております。さらに、アルツハイマー病の原因物質「アミロイドβ」の脳への蓄積を抑制するという効果や、臨床試験により、高齢者の集中力、記憶力の改善も確認されており、高齢者の脳機能維持を期待できる素材となっております。
◆「ロングヴィーダ™」の使用用途例◆
・二日酔い対策に
・肝機能の改善に
・高齢者の脳機能維持に
◆「ロングヴィーダ™」の推奨摂取量◆
ロングヴィーダ™として200mg/day〜
◆「ロングヴィーダ™」の安全性◆
【ラット】
・LD50 ロングヴィーダ™として2000mg/kg体重
・NOAEL ロングヴィーダ™として720mg/kg体重/day
【ヒト】
健常者および骨肉腫患者へ、ロングヴィーダ™を2000、3000、4000mg(クルクミン含有量400〜1,200mg)を、各n=4、3、4単回投与したところ、有害事象は認められなかった。
【GRAS認証】
ロングヴィーダ™はGRAS物質として認定されています。(2012年)
生産国(地)または原産国 | インド |
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関連リンク | https://www.omnica.co.jp/business/product/series_lc/longvida2 |
▲ロングヴィーダまたはクルクミノイド95%製品経口摂取後の違い。
▲アルコールの代謝経路
▲ロングヴィーダ摂取後アルコール負荷後ヒト血中アセトアルデヒド濃度