東洋酵素化学株式会社は、カンナビノイド類を様々な食品形態に適応でき、血中移行も容易となるnanoサイズ粒子とした粉末タイプ及び液体タイプの加工製剤を開発(特願2023-40400号)し、一部へのサンプル出荷も始めました。
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OEM商品の特徴
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【粉末タイプ】
カンナビノイドを10%含有し、水に容易に均一分散し、熱pHに安定しています。変色も起こりにくいという特徴があります。
また、液状タイプはより透明感の高い安定な水溶液が得られる事もメリットです。そのため、様々な形態の商品に利用が可能です。
一般的に、nano粒子は、化学的な反応や生体への反応(生理反応)も向上するため、多くのメリットがあります。その反面、CBD特有の苦味を感じます。
ゼリーやグミ、通常食品への添加等、苦味の少ないタイプ(非nano)の「水溶性粉末」「液体」製剤も用意しています。
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製品コストを縮小
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カンナビノイドは、高価な素材のため製品コストをより縮小させたいと考えます。
摂取後の血中移行効率の向上によって、摂取量又は配合量の調節が可能となれば、ユーザーにおいても、コストと共に健康メリットも享受できるのではないでしょうか。
東洋酵素化学は、今後の検討として、摂取後の成分動態の観察を含め、さらなる製剤研究を計画しています。
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ストレス社会が求めるもの
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中央アジアが原産とされる大麻は、日本においては古くから衣食住、さらには伝統行事にも利用され、人々の生活に密接に関わってきました。しかし、大麻の中には向精神作用を持つ種もあり、1948年の大麻取締法制定以後、こんにちまで違法な薬草としての強い認識が定着してきました。
大麻の生理活性成分は、炭素数21で構成される一連の近似した化学構造を持つ100種以上のカンナビノイドと総称されます。
その中の一つ、THC(Tetrahydrocannabinol)は鎮痛、鎮静、抗炎症作用の他、幻覚、陶酔作用を持ち、多幸感を発現するため依存性が生まれます。この様な著しい作用を持つため、THCを含んでいる物に対しては「麻薬及び向精神薬取締法」によって厳しい取締りの対象となります。
THC以外のカンビナイドも鎮痛作用や睡眠誘導、不安に対し精神的な安定をもたらす作用がある一方、習慣性を伴いません。そのため、ストレスの多い社会においては、精神的な健康を求めて、その用途が広まっていると言えるのです。
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カンナビノイドの多くを占めるのはCBD
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カンナビノイドの中で多くを占めるのは、CBD(Cannabidiol)です。
CBDのみを抽出し、100%近くなるまで純度を高めた精製品がCBDアイソレートとして市販され、多くの最終商品はアイソレート品を原料としていますが、今後は、THCを除く数種のカンナビノイドが配置されたブロードスペクトラムタイプが主流となっていくでしょう。
CBD単体と比べ、複合的な生理活性が期待できます。
【東洋酵素化学の開発した製剤について】
CBDアイソレートは、ロウ状のしっとりした白い粉末です。一方、ブロードスペクトラムタイプは、半透明でハードなワックス状です。いずれも水不溶性で、特にブロードスペクトラムタイプは、使い勝手の悪い剤型です。
そのまま摂取しても吸収しにくく、多くは中鎖脂肪酸などの食用油脂に混和溶解して摂取します。舌下に含み、粘膜からの吸収による方法も行なわれています。しかし、使用するにはより簡便に、吸収も優位な製品が好まれるのは言うまでもありません。
そのため、東洋酵素化学は、カンナビノイド類を様々な食品形態に適応でき、血中移行も容易となる加工製剤を開発し、一部へのサンプル出荷も始めたのです。
▲CBD Powderの水分散液(CBD18mg/40ml)
▲CBDブロードスペクトラム カンナビノイド複合体 40mg%液
▲CBDブロードスペクトラム(複合カンナビノイド)10%水溶性パウダー