北海道に自生する天然クマイザサから独自の『クマイザサ由来乳酸菌(大雪乳酸菌®)』(Leuconostoc mesenteroides HARA1607R株)の分離に成功いたしました。
北海道の自然豊かな大雪山系にて数年に渡る探索の結果、得られた数ある乳酸菌株から優れた機能性を厳選した菌株です。機能性研究の結果から、免疫バランスを改善することによる「免疫賦活作用、便通改善・腸内細菌叢の変化、体重増加抑制作用」などが期待できます。
クマイザサ由来の乳酸菌はこれまで実例が無く、その希少価値は高く、「クマイザサ粉末との組合せによる青汁用途」を始め、産地や由来など素材のストーリー性を商品へ付与することも可能です。
■ ナノ化処理/加熱処理死菌
乳酸菌を培養・加熱殺菌後、独自の処理により菌体粒子径を1μm未満に分散させる『ナノ化処理』を施しています。製造時に凝集する菌体の分散性を向上させることで、均一性を高め、パイエル板に到達しやすくなるなど、免疫活性の誘導効果の向上が確認されています。
また、加熱処理菌体(死菌)のため衛生管理が容易で扱い易いことも大きな特徴です。
■ 特徴的な菌種(ロイコノストック属)
L.mesenteroidesは、Leuconostoc属の代表的な菌であり、漬物、ザワ-クラウト、ワイン、キムチなど様々な発酵食品から発見されており、食経験も豊富です。菌体外多糖を産生することも知られており、その生理活性についても期待できます。
■ クマイザサ由来乳酸菌の機能性
【免疫賦活作用】(in vitro)
マウス脾臓細胞を用いたIL-12、IFN-γ産生誘導活性を測定した結果、ポジティブコントロ-ル及び他社乳酸菌と比較して高い免疫活性の誘導効果が示されました。
クマイザサ由来乳酸菌はIL-12のTh1誘導効果とIFN-γのTh2抑制効果を高めることで、ストレス等によりTh2に偏りがちな現代人のTh1/Th2のバランスを整える効果が期待できます。
【体重抑制作用】(動物試験)
マウスに28日間クマイザサ由来乳酸菌を投与した結果、摂取群では、プラセボ群と比較して体重増加の抑制効果が示されています。
【便通改善・腸内環境改善作用】(ヒト試験)
ボランティア(健常成人・男女:30~70代)10名に対して、クマイザサ由来乳酸菌末を50mg(約250億個)/日、2週間摂取し、糞便菌叢変化の解析、排便に関するアンケートを実施。
クマイザサ由来乳酸菌の摂取により、摂取者半数以上の排便状況が良好となり、腸内菌叢に有用な変化が得られました。
■ 安全性評価
単回経口投与毒性試験、小核試験、復帰突然変異試験(Ames試験)実施
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