サーモンオバリーペプチド(SOP)は北海道の天然サケの卵巣外皮から抽出したペプチドで、魚由来プラセンタ様物質として注目されています。SOPは自然豊かな北海道標津町の工場でサケの筋子からいくらに加工する際に残るスジ(卵巣外皮)を原料にしています。
この卵巣外皮は従来利用はされずに廃棄されていました。しかし、その卵巣外皮は、哺乳動物のプラセンタと同様に、胎児(魚卵)へ栄養を与えかつそれを守る器官であると考えられ、卵巣外皮は魚類のプラセンタであるということが確認出来ます。SOPは、抗酸化作用が確認され、肝臓・膵臓の機能低下抑制作用、抗加齢作用、美肌美白作用を期待できる機能性食品素材です。また、INCIコード登録もなされているため、化粧品原料としてもご利用いただけます。
◆サーモンオバリーペプチドの有意性
(3)鮭卵巣外皮は加工食品の筋子として古くから食習慣がある。
(2)BSE、口蹄疫など哺乳類由来の病気の危険性がない。
(3)サーモンオバリーペプチドには成長因子が含まれているため、含まれていない植物プラセンタに比べアンチエイジング効果が期待できる。
◆安全性
SOPの12週間摂取による有害事象発生頻度とその確率について、SOP摂取群とプラセボ群において有意な差は認められなかった。また、尿検査においても以上は認められなかった。SOP500mg入りドリンク50mlを12週間連続で摂取することの安全性について問題はありませんでした。
◆美肌作用
35歳から55歳(閉経前)の加齢に伴う更年期の様々な症状(肌あれ、不眠気味、疲れやすい、肩こりがひどいなど)に悩む女性を対象とし、SOPを500mg配合したドリンクを4週間服用した結果、顔全体に見られる小さな色素沈着の数ならびにその面積は、服用前に比べ1週間後、4週間後とも有意差をもって数値の減少がみられ、SOPは小さな色素沈着に有効であることが示されました。また、SOP配合ドリンクの服用によって、シミを減少させ、毛穴を引き締め目立たなくする傾向がみられました。
◆更年期障害緩和作用
35歳から55歳(閉経前)の加齢に伴う更年期の様々な症状(肌あれ、不眠気味、疲れやすい、肩こりがひどいなど)に悩む女性を対象とし、SOPを500mg配合したドリンクを4週間服用し、簡易更年期指数(SMI)チェック表(顔がほてりますか?汗をかきやすいですか?腰や手が冷えやすいですか?などの質問に強、中、弱、無に対応した点数を記入していく表)による評価を行った結果、SOP服用後1週間で更年期指数の改善が認められ、更年期症状の緩和に有効であることが示唆されました。
◆コレステロール低下作用
SOP500mg入りドリンク50mlを12週間摂取するヒト臨床試験において、6週目に摂取前と比較してLDL・HDLコレステロールの有意な減少が認められました。LDLコレステロールについて、脂質異常症とされる140mg/dl以上と、140mg/dl未満で層別解析を行ったところ、140mg/dl未満層で、SOP群とプラセボ群を比較したところ、変化量で6週目において有意に減少しました。
◆血圧低下作用
SOPはin vitroの試験において血圧の上昇に関与するアンジオテンシン変換酵素の阻害活性が確認されています。また、イワシ由来のペプチドよりも高い阻害活性を示すことが報告されています。
◆肝機能改善作用
ヒト臨床試験において、SOP摂取群は肝障害の指標であるALTの値が6週目に摂取前と比較して有意に低下しました。また、ストレプトゾトシンを投与したラットにおいて、ALT、ASTの値を低下させるということが報告されています。
◆抗肥満作用
脂肪細胞を用いた実験により、SOPは脂肪細胞の熱産生反応を向上させることにより、抗肥満作用を発揮することが期待されています。
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生産国(地)または原産国 | 日本(北海道) |
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関連リンク | http://www.unial.info/materials/domestic.html |