植物由来乳酸菌とは、ヨーグルトなどの乳から分離された乳酸菌に対して、日本人などが古くから食していた漬物など植物の発酵食品から分離される乳酸菌のことです。ヨーグルトなどの乳から分離された乳酸菌と比較して、各種環境下での生育がいいとされています。「植物由来乳酸菌 NB17」は北海道立食品加工技術センターが北海道岩見沢産のナスの漬物から分離した新しい乳酸菌です。植物由来乳酸菌は悪玉菌の増殖を抑える整腸作用や免疫バランスを改善することによる免疫賦活作用と花粉症緩和作用などが北海道大学との研究により確認されています。
◆花粉症緩和作用
花粉症などのアレルギーは花粉などのアレルゲンが体内に侵入すると、マクロファージなどの抗原提示細胞がIL-12やPGE2を分泌しナイーブTh細胞をTh1細胞とTh2細胞に分化させます。この際にTh2細胞の分化が優位に促進されると、IgE抗体産生が増加し、アレルギー体質に陥りやすいと考えられており、Th1細胞とTh2細胞のバランスを適正に保つことでアレルギー体質を改善することができると考えられています。スギ花粉アレルギーモデルマウスを用いた植物由来乳酸菌のアレルギー性喘息抑制効果を試験したところ、植物由来乳酸菌を投与した群でTh1細胞分化を誘導するIFN-γ及びTh1細胞より産生されるIL-12に増加傾向がみられました。また、Th2細胞を分化促進させるIL-4の産生量をTh2型サイトカインを産生しやすくしたマウス脾臓細胞で抑制しました。
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生産国(地)または原産国 | 日本(北海道) |
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関連リンク | http://www.unial.info/materials/domestic.html |