◆「烏霊参」―― 貴重な民間薬
烏霊参【ザイラリア〔Xylaria nigripes(KI.)Sacc〕 別名:烏霊参、烏霊菌、烏霊茸】は、Ascomycotina 亜門、Xylariaceae 科、Xylaria 属に属します。森の中に生える珍しいキノコで、とても貴重なものです。中国の四川省では200年前から民間薬として用いられていました。清朝の光緒時代(1874〜1908)に出版された「灌県誌」に記載されており、現代の「四川中薬誌」と「四川省中薬材標準」にも滋養類漢方として分類されています。主に中国の四川省、雲南省、広東省などに野生しています。
◆ 「烏霊参」―― その特性
烏霊参の子実体は通常、単生です。稀に柄の基部から分枝し、分散して生育或いは群生しています。
子実体の高さは3.5〜18cm、柄は1〜7cm、成熟時の色は黒褐色です。
菌糸体の直径は8〜10μm、成長後期には、一部の菌糸体が子実体に成長し、一部の菌糸体が菌核に成長します。菌核は球形になり、その直径は2〜10cm、重さは3〜50g、外観は黒褐色ですが中は白色で柔らかく、キノコの香りがします。
◆ 「烏霊参」―― 成分
烏霊参は主として多糖類、19種のアミノ酸、16種の微量元素、ビタミンB1、B2、B6、D2、K1、E、β‐カロチン、その他亜鉛、カルシウム、鉄など最も欠乏しやすい栄養素を多く含んでいます。
原料由来:Xylariaceae 科 烏霊参
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