甜茶とは・・
甜茶は、バラ科キイチゴ属の植物で、中国南部地方の広西壮族自治区を中心に中国茶の一種として愛飲され、「開胃茶」と呼ばれる健康茶としても楽しまれています。そのエキスの甘さから甜茶（甜＝甘の意味）と呼ばれており、食欲増進・去痰・咳止め・解熱などに効果があるとされています。
甜茶に特徴的な成分としてポリフェノールがあり、甜茶ポリフェノールにはエラジタンニンが含まれています。エラジタンニンは結合様式からGOD型、DOG型、GOG型等に分類され、甜茶ポリフェノール成分は、バラ科のごく一部のみに含まれ、非常にめずらしいタイプであるGOD型エラジタンニンであることが確認されています。
甜茶抽出物のアレルギーに対する効果は、このＧＯＤ型エラジタンニンが肥満細胞からのヒスタミン遊離を抑制しているからと考えられます。
甜茶抽出物の甘味の本体はルブソシド(rubusoside)という天然高甘味度化合物で、キク科の植物ステビア（南米パラグアイ産）のステビオサイド(stevioside)と非常に類似した構造をしています。カロリーは低く、虫歯の原因にならず、熱・酸に安定である事など、多くの共通点を持っています
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