沈香葉(ジンコウヨウ)の天然種はワシントン条約による輸出禁止の非常に希少な沈香木です。この沈香木の葉を使用した素材が、日本の開発力(産官学の連携プロジェクト)によって、その潜在力が証明され、機能性素材として注目を浴びています。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
■ 産官学連携プロジェクトとは?
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
岐阜薬科大学が持っていたシーズ(沈香葉に含まれる成分に便通改善効果がある)を事業化すべく、2007年(平成19年)に「JST独創的シーズ展開事業委託開発」に採択され、産官学連携開発プロジェクトがスタート。
[ テーマ ] 消化管機能亢進作用を有する機能性食品の開発
[ 産 ] アピ株式会社
[ 官 ] 国立研究開発法人 科学技術振興機構
[ 学 ] 岐阜薬科大学
4年の研究期間を経て2011年「沈香葉エキス末」の開発に成功しました。
整腸、便通改善、デトックスの効果が認められ、機能性素材として注目を浴びています。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
■ 「沈香葉エキス末」10の特徴
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
[1]唯一無二の素材
⇒ 独自素材
[2]JST独創的シーズ展開事業委託開発 成功認定
⇒ 産官学の共同研究プロジェクト
[3]特許製法
⇒ 素材の目新しさに加え、更なる独自性の追求
[4]豊富なエビデンス
⇒ 各種試験データの蓄積
[5]安全性の担保
⇒ 各種試験データの蓄積
[6]生産者、原産地が見える安心感
⇒ 契約農家での栽培で、盤石なトレースサビリティシステムの構築
[7]副作用が無い
⇒ 便秘薬とは異なるメカニズムで作用する為、継続して摂取することが可能
[8]各種剤型への設計
⇒ ハードカプセル、錠剤、ソフトカプセル、顆粒、ドリンク、ゼリー等
[9]販促支援サポート
⇒ 現地タイへの取材、撮影が可能
[10]売り易い製品コンセプト
⇒ 「整腸」、「青汁」といった大きな市場で且つ伸長市場の企画に配合し易い
沈香は常温では香りを発しませんが、摂氏150℃以上に加熱すると樹脂の成分が蒸発し、香りとして感じられるようになります。色が黒くて紫外線に強く、常温では揮発しない為に、長い年月貯蔵しても、ほとんど変質しません。1,000年以上、保管されているものでも、焚けば香りを発します。
また、沈香木は、フィトンチッド成分を含み、フィトンチッド成分には精神安定、抗ストレスなど幅広い効能が示され、漢方薬にも使用されています。
※フィトンチッドとは、「植物」を意味する「Phyto」と「殺す」を意味する「cide」から作られた造語で、レニングラード大学のボリス・ペトローヴィチ・トーキン生物学博士が命名。今日では植物が発する成分を示すことが多い。
『 非常に希少な沈香葉(8年以上もの期間を掛けて無農薬栽培) 』
元々、沈香木の栽培目的は、葉ではなく、高価なオイル(樹脂)の採取にあります。枝が折れたり、傷が付いた箇所から、細菌等の侵入を防ぐ為に樹脂を出しますが、その樹脂が内部に固まった部分が沈香です。沈香の質は、「香り・重さ・色(黒さ)」で分類され、上質なオイルを採取する為に、1本1本、品種を管理し、8年以上もの期間を掛けて無農薬栽培しております。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
■ 製品規格
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
[推奨量]
600-1,200mg/日
[構成成分]
沈香葉エキス(乾燥固形分) 50%
マルトデキストリン 50%
[栄養成分 分析例]
エネルギー 373kcal
水分 2.4g
タンパク質 5.1g
脂質 0.5g
炭水化物 86.9g
灰分 5.1g
ナトリウム 15mg
[原材料表記]
沈香葉エキス末(沈香葉エキス、マルトデキストリン)
[剤形別添加目安]
剤形配合 / 上限 / 備考
清涼飲料水/3%/風味優先の場合は2%が目安 濁り、沈殿は僅かにあり
ゼリー/3%/風味優先の場合は2%が目安 濁り、沈殿は僅かにあり
錠 剤/70%/で直打可能な原料物性 製造性を考慮した場合、造粒、賦形剤の添加は必要
ハードカプセル/70%/吸湿性があるため、HPMCカプセル推奨
顆 粒/30%/召し上がり方によっては、風味により左記上限目安よりも減量の必要あり
ソフトカプセル/30%/粉体高含有処方の場合、実機にて製造適正の確認が必要
▲タイ沈香木農林組合シンボルマーク
▲選別し終えた葉から順次乾燥する
▲品質管理された沈香木(8年以上もの期間を掛けて無農薬栽培)
スーパーフードの名にふさわしく、計100種類以上もの栄養成分等を含む。熱視線が注がれるミツバチからの第四の贈り物を、徹底検証する……
天然種はワシントン条約による輸出禁止の非常に希少な沈香木。現地でもあまり知られていないこの沈香木の葉を使用した素材が、日本の開発力によって・・・【記事詳細】