情報提供 : アルテクノ工業株式会社
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ミツバチが分泌するミルク状の成分、ローヤルゼリーは、古くから豊富な栄養成分を含有する純天然の健康食品として知られる。免疫調整、疲労回復など愛用者による報告もこれまでに多数蓄積され、健康食品における揺るぎない地位を確立している。アルテクノ工業(株)は、そうしたローヤルゼリーの可能性にさらに踏み込み、より鮮度に優れる製品を開発。独自のポジションを開拓した。72時間が一般的だった採取のタイミングを48時間に縮める高品位品で成熟市場に切り込む有坂和亮社長のこだわりと挑戦のプロセスに迫る――。
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ローヤルゼリーは健康食品の中でも、その黎明期から存在する代表的な成分のひとつだ。有坂社長のローヤルゼリーとの出会いはほぼその辺り。もっとも、大学卒業後、選んだ会社は健康食品会社で、その時の取り扱い商材だったに過ぎない。だが当時、起業を視野に企業選びをしていた有坂社長は、門外漢の健康食品を猛勉強。業務では、ローヤルゼリーの販売現場で購入者がみるみる健康になる姿を目の当たりにし、健康食品のチカラに魅了され、のめりこむことになる。
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思惑通り、20代のうちに起業した有坂社長が選んだ業界は、当然のごとく健康食品だった。持ち前の探求心で事業を成長させた有坂社長。受託製造メーカーとして順調に歩む中で、「本当に人が必要として使い続けたいと思うものにはどんなものがあるのか」。そんな自問自答を繰り返すようになる。過去に、そのパワーを目の当たりにしたローヤルゼリーに行き着くのは、ある意味当然の帰結だった。ただし、やるとなれば妥協はしない性格。その頃にはローヤルゼリーの市場も大きく変化し、低価格品、国産品、中国産など、多様な製品が流通していた。切り込むには“武器”が必要だった。

マイクロカプセル製法や酵素分解など、試行錯誤は数え切れない。どうすれば消費者が納得するのか…。目的はそれに尽きる。結局、原点回帰で結論に至る。<ローヤルゼリーは自然にできた食品。従って、そのまま摂るのが一番。それもたくさん摂るのがベター>。純天然の食品と考えれば、徹底して新鮮さにこだわる。

ローヤルゼリーは一般的に、王台中に移虫後、72時間で採取する。そのタイミングが、最も王台が一杯になり、採取しやすいなどがその理由だ。48時間の王台ではローヤルゼリーが少なく、72時間の半分以下しか採取できない。当然収穫時の作業性は低下。採取効率も下がり、養蜂農家にとっては負担が増す。結果的にコストも大幅に上昇し、採算性を考えると大きなリスクを抱えることになる。それでも有坂社長に迷いはなかった。

中国浙江省の現地へ飛び、約300の養蜂家を同社が組織化。採取プロセスはしっかりとデータを取得し、厳格管理。採取後にはすぐに冷凍保存する。その後も冷凍庫や保冷車を駆使し、温度管理を徹底。1週間以内に工場冷凍倉庫に保管する。提携工場では、厳格な基準の受け入れ検査を実施。FDパウダーに加工するまでに各工程で実施する検査は、なんと抗菌剤・抗生物質など43項目に及ぶ。こうした何重もの管理を経て製造される「RJクオリティ48」が、一般的なローヤルゼリーとそのクオリティが違うのは明白だ。

同社では、この時間採取と72時間採取における違いを実験により調査している。摂取のタイミングと保存状態による成長促進効果の違いだ(写真)。結論は、ともに48時間採取が勝る結果となった。ただし、この結果をもって、48時間採取が人に対し、どれだけの効果の違いをもたらすかは分かり得ない。あくまでも、ミツバチの幼虫が、鮮度の良さによって成長の違いがあると証明されたに過ぎない。それでもアピシンと呼ばれるキー成分が豊富に含有されていることが証明されるなど、48時間採取のローヤルゼリーには一般的に流通する72時間採取のものに勝るパワーが宿っている可能性が高いことは疑いようがない。
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ローヤルゼリーの48時間採取は、上述の様にとにかく手間がかかる。コストも跳ね上がる。それ故だろう。48時間採取を謳うローヤルゼリーはほとんど市場に出回っていない。あえてそこまでしなくとも売れるだけの実績が積み上げられた素材。市場原理を考えれば当然と言えば当然だろう。だが、だからこそ、追求すればもっと高品質なものができるともいえる。一切の妥協なしで辿り着いた集大成が、「48時間採取」なのだ。同社では、48時間採取のローヤルゼリーに「RJクオリティ48マーク」を発行しているが、これはまさに最高の品質と鮮度を証明する、唯一無二の“称号”だ。

ローヤルゼリーとしては高価格なため、販売には苦戦している。それでも有坂社長が挑戦を続けるのは、自信をもって消費者に届けられる製品ができたという自負があるからに他ならない。先の見えない景気低迷が続く中で、消費者は本当にいいものにはお金を惜しまないという風潮が顕著になっている。栄養食品として確固たる地位を築くローヤルゼリーに、極限といえるこだわりを詰め込んだ同製品。機能性ばかりに注目がいく昨今の健康食品にあって、「ホンモノ」にこだわり抜くという価値が再評価されてもいいのかもしれない。
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徹底した温度管理と現地養蜂家との厳格な品質管理体制のもとで生み出される48時間採取のローヤルゼリー。一般的な72時間採取品に勝る濃厚さと高品質はこのマークで保証される。同素材採用企業は、このマークの活用が可能だ。
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
古くから健康効果が知られていたローヤルゼリー。その名が一躍知られたのが、ローマ法王(ピア12世)の命を救ったという逸話だ。肺炎で衰弱した法王が、ローヤルゼリーを摂取したことで回復。なんと国際養蜂会議で、自身の口で回復の要因が「ローヤルゼリーのおかげ」と演説したのだ。それが1958年のことというから、影響力の凄さは相当なものだったハズだ。
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アルテクノ工業株式会社
≪事業内容≫
各種栄養補助食品の
受託
製造業務
・受託加工(ハードカプセル、ソフトカプセル、糖衣錠、ノンシュガー糖衣錠、錠剤、他)
・受託包装(瓶、箱、アルミ袋、PTP、三方シール、スティック、他)
・包装企画(ラベル、化粧箱、各種容器、ダンボール、他)
・商品企画・処方立案、試作・他
・品質管理
(微生物検査、他)
・原料供給(48時間ローヤルゼリー、黒酢、にんにく卵黄、他)
≪所在地≫
〒359-0021
埼玉県所沢市東所沢1-16-4
TEL : 04-2945-9181
http://www.arutechno.co.jp/


会社を起こして2017年4月で33年になる。軸足は受託製造メーカーだが、私にとって、ローヤルゼリーは特別な思い入れがある。初めて人を健康にする健康食品のパワーを教えてもらった成分だからだ。このローヤルゼリーをもっと消費者に納得してもらえるカタチにして展開しよう。そう考えて生まれたのが「RJクオリティ48」。製品化には大変な手間がかかり、コストも上がる。それでも、徹底した温度管理、品質管理などで、自信をもって提供できるクオリティに仕上がっている。採用企業には商標登録済みのマークを販促に使っていただくことも可能だ。加工にも対応出来るので、気軽にお声掛けいただければと思います。
アルテクノ工業株式会社
〒359-0021
埼玉県所沢市東所沢1-16-4
TEL : 04-2945-9181
http://www.arutechno.co.jp/