美と健康にダブルで作用するプロテオグリカン。「プロテオグリカンF」として発売開始から
丸10年の実績。膝関節痛を有する中高年がプロテオグリカンの経口摂取により、
関節軟骨部分でのプロテオグリカンの増加を確認。健康寿命への意識の高まりから
今後益々、機能性表示食品への採用が期待される。
美肌成分として認知度の高い、ヒアルロン酸やコラーゲン。この2大美容素材を上回るパフォーマンスを誇るプロテオグリカンは保水性が高く、肌では弾力性を維持する働きをもつ。細胞賦活作用やヒアルロン酸、コラーゲン産生促進作用も認められている。
美容成分として、一躍、その名を知られる存在となったプロテオグリカンは、関節対応素材としてもすぐれた機能性があることが分かっている。関節は、身体を動かす重要な器官のひとつ。その役割には衝撃を和らげることがある。いわばクッションの様に骨への衝撃を吸収するのが、関節軟骨。プロテオグリカンは、その軟骨成分の中でも、弾性や衝撃耐性といった機能を担う重要な成分とされている。
健常な成人でも、加齢により軟骨細胞の減少、コラーゲンやプロテオグリカンの分解、軟骨基質の水分含有量低下が起きるといわれ、そのケアの重要性は知られている。“奇跡の新素材”として誕生したプロテオグリカンは、従来の軟骨基質の補給に留まらず、正常な軟骨代謝を促すことなどにより、根本から関節を改善することが期待でき、次世代型の関節対応素材として、その注目度が高まっている。
関節対応素材として新たに機能性表示食品の届出が受理されたプロテオグリカン。美容・健康へのすぐれた有効性は、国民の健康意識とも相まって、新たな層への訴求力が期待される。スポーツ庁を起点にした、政府の健康増進の働きかけも追い風だ。
運動習慣による健康の維持増進。そうした意識は年々高まっており、関連市場の拡大は必至。一方で、運動の障害となる変形性膝関節症の発症率が、50歳以上の女性で約75%に達し、男性の約54%を大きく上回っている。美への意識も高いミドル以降の層の女性にとっては、ダブルの効果が期待できるため、今後、プロテオグリカンのさらなる市場拡大を後押しすることが期待される。
ひざ関節の不快感が気になる健常な30代から70代の男女60人(平均年齢52.4歳)を被験者にサケ鼻軟骨由来プロテオグリカン10mg(プロテオグリカンFとして50mg相当)、プラセボのいずれかを1日1カプセル、16週間食間に摂取。無作為化プラセボ対象二重盲検試験を実施。軟骨代謝に及ぼす影響を確認した。
その結果、サケ鼻軟骨由来プロテオグリカンの軟骨分解抑制作用、軟骨代謝バランス改善作用が確認された。
C1,2Cは軟骨分解マーカー、PⅡCPは軟骨合成マーカーとしてもちいられています。C1,2C/ PⅡCP比は、軟骨の合成反応に対する分解反応の相対的な強さを表します。
サケ鼻軟骨由来プロテオグリカン群(10mg/day,4週間経口摂取)ではコントロール群に比べ、プロテオグリカンが維持されていることが確認された。
ひざ関節に不快感を有する健常な49歳から70歳の男女10名(平均年齢60.1歳)を被験者として、サケ鼻軟骨由来プロテオグリカン10mg(プロテオグリカンFとして50mg相当)を24週間摂取。MRIを用いた非侵襲的な診断により関節軟骨の質的変化を観察した。
関節対応素材の市場は、長らく定番成分が市場を占拠しているが、機能性表示が可能となったプロテオグリカンが、着実に高まりつつある認知度とシンクロしながら、そこへ深く切り込んでいく可能性は十分ある。加速する高齢化でまだまだ市場拡大が見込まれる市場でもあり、プロテオグリカンが“第三の素材”として、潜在ニーズを掘り起しつつ、市場のさらなる拡大をけん引する存在へと浮上できるのか注目だ。
弘前大と角弘社が確立した特許製法を用いて一丸ファルコスが販売する「プロテオグリカンF」が、全米最大の食品・サプリメント見本市「ナチュラル・プロダクツ・エキスポ・ウエスト2017」(2017年3月)で「Best New Ingredient」を受賞した。エントリー70社の中から革新性や社会への貢献可能性、サステナブル性、安全性などの観点で審査され、選出された。
Supplement Joiner
(サプリ ジョイナー)
プロテオールG
機能性素材として、目を見張る可能性を秘めたプロテオグリカンだが、広く知られるまでには時間を要した。その理由は、同素材の複雑な構造と巨大さゆえの抽出の難しさにあった。研究初期の抽出コストはなんと1gあたり、3,000万円。実用化への大きな壁だったが、弘前大の高垣教授が、行きつけの居酒屋で供された氷頭なますにピンとくる。スライスしたサケの頭部軟骨を酢につけて柔らかくした郷土料理の氷頭なます。もしかすると酢酸で非加熱抽出できる――。見事予測は的中し、研究の末に大幅なコストダウンに成功。一気に製品化が進んだ。
■NEXY STAGE PG 2020
運営 一丸ファルコス株式会社
株式会社角弘プロテオグリカン研究所
https://www.ichimaru.co.jp/pg_forum/
■プロテオグリカン生活。
運営 一丸ファルコス株式会社 https://proteoglycan.jp/
■青森県
青森県発!機能性素材 プロテオグリカン
「あおもりPG」
https://www.pref.aomori.lg.jp/sangyo/
shoko/aomoriPG.html
■一般社団法人あおもりPG推進協議会
https://www.aomori-pg.org/
■小学館 奇跡の新素材 プロテオグリカン
監修 弘前大学プロテオグリカン ネットワークス
https://www.shogakukan.co.jp/author/9094
【一丸ファルコス株式会社】
≪事業内容≫
化粧品原料、健康食品原料および
医薬部外品原料の研究開発、製造、
販売ならびに輸出入
https://www.ichimaru.co.jp/
≪所在地≫
■本社・研究所
〒501-0475
岐阜県本巣市浅木318番地1
TEL : 058-320-1030
FAX : 058-320-1041
gifu@ichimaru.co.jp
■東京営業所
〒103-0013
東京都中央区日本橋人形町3丁目
10番1号 かしきち人形町ビル4階
TEL : 03-3663-4447
FAX : 03-3663-4448
■大阪営業所
〒541-0044
大阪府大阪市中央区伏見町2丁目3番7号 大拓ビル14 6階
TEL : 06-4706-3885
FAX : 06-4706-3886
私どもはこれまでにプロテオグリカンをコアとした津軽ヘルス&ビューティー産業クラスターの創生という課題に取り組んできました。今年に入って複数の大手健康食品メーカーや化粧品会社が参入し、わずか3か月ほどで40近い商品化が実現しました。こうした取り組みとしては非常に突出した結果といえると思います。その理由としては、弘前大学の医学部が長年にわたり研究を続けてきたという点、県の研究であるという信頼性、そもそもの素材のよさ、といった部分が、業界関係者はもちろん、消費者へもしっかりと信頼できるものして伝わったことにあるのではないかと考えています。今後は、こうした取り組みで蓄積したノウハウを県の他の素材などへ応用し、生かしていきたい。さらに次のステップとしてプロテオグリカンの研究をもう一歩進め、医薬品への応用なども視野入れたフェーズを目指し、事業を進めました。
1984年に弘前大学理学研究科修士課程(生物学専攻)修了(理学修士)後、同大医学部薬理学教室助手を経て、1989年青森県産業技術開発センター技師。青森県工業技術センター弘前地域技術研究所研究管理員、弘前大学医学研究科(生理系専攻)修了(医学博士)を経た後、青森県産業技術センター弘前地域研究所部長(技術普及部)、地方独立行政法人青森県産業技術センター部長総括研究管理員部長事務取扱(バイオテクノロジー部)を歴任。地域イノベーション産業支援プログラム研究統括から21あおもり産業総合支援センターに出向し、プロジェクトディレクターとなる。
- 一丸ファルコス株式会社
- ■本社
- 〒501-0475 岐阜県本巣市浅木318番地1
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