クロロコッカムエキスは、長野県の山中の湖畔で採取された微細藻類(緑藻類)「クロロコッカム」の熱水抽出液です。
【 微細藻類とは? 】
微細藻類はマクロアルジェ・植物プランクトンとも呼ばれる単細胞の藻類です。その種類は数万~数十万ともいわれ、淡水・海水を問わず世界の至る所に存在します。
【 SDGs時代に求められるサステイナビリティ 】
微細藻類は植物の一種であり、光合成を行い、細胞分裂を経て増殖します。
したがって温室効果ガスの一種である二酸化炭素の削減に寄与しながら、何度でも繰り返し増殖させることが可能です
【 クロロコッカムとは? 】
長野県の湖畔に由来するクロロコッカムは土壌藻類の一種で、水の少ない環境でも長期間にわたり生き延びることが可能です。われわれは世界で初めてこのクロロコッカムを化粧品原料として活用するための研究を開始しました。動物細胞においても数々の活性を持つことが明らかになっています。
【 成分情報(化粧品表示名称) 】
・表示名称 : クロロコックムマクロスチグマツムエキス
・INCI : Chlorococcum Macrostigmatum Extract
・組成 : 1(%)
・表示名称 : BG
・INCI : Butylene Glycol
・組成 : 50(%)
・表示名称 : 水
・INCI : Water
・組成 : 49(%)
【 安全性情報 】
試験により安全な素材であることを示す結果が得られております。
◎ 皮膚一次刺激性試験(代替法)
◎ 閉鎖パッチテスト
◎ 眼刺激性試験(代替法)
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■ 有効性データ
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【 チロシナーゼ活性促進効果 】
クロロコッカムエキスのチロシナーゼ活性化によるメラニン合成の促進を評価すべく試験を行いました。
・L-ドーパからドーパキノンの反応に関与するチロシナーゼの活性を吸光度で測定しました。
《試験サンプル》
(1)コントロール
(2)ポジティブコントロール(ヘマトポルフィリン100ng/ml)
(3)クロロコッカムエキス
【 メラニン産生亢進効果 】
B16メラノーマ細胞を用いて、クロロコッカムエキスのメラニン合成系への影響を確認しました。
《試験サンプル》
(1)コントロール
(2)ポジティブコントロール(テオフィリン180ng/ml)
(3)クロロコッカムエキス(商品添加濃度)
【 白髪改善効果モニター試験 】
クロロコッカムエキスを配合した頭髪・頭皮ケア製品を毎日使用してケアを行い、実際の白髪への影響を確認しました。
使用前と比較して24週後では白髪の割合が減少した実効例も確認されました。
(0.2%クロロコッカムエキス配合品の結果)
・非盲検左右比較試験
・条件:左と右、もみあげと額
・使用期間:168日間
※臨床試験の詳細データは、問い合わせください。