ブラジル南部・パラナ州(アルゼンチンとウルグアイの国境沿い)の我々のパートナーは、栽培と加工の両方を行っているため、完全なトレサビリティを確保しています。家族経営で、ポルトガル語でファゼンダと呼ばれる大農場を所有し、マテの生産を行っています。
この農場は900haに及び、約500haをマテの栽培に、残りはユーカリ(木材は工場で燃料として使用)と、その他の補助的作物(小麦、トウモロコシ、豆類)に充てています。マテはこの地域にとって非常に重要で、大きな収入源であると同時に、多くの雇用を生み出しています。
このファゼンダでは、常用労働者と、収穫期には季節労働者を雇用しています。敷地内には、水道、電気はもちろん、野菜栽培や家畜の飼育が可能な庭園設備がある社員用住宅が整っています。また、従業員の移動手段としてミニバスも用意されています。レジャーとしてサッカー場も自由に利用出来るようになっています。マテの栽培は、小規模な土地所有者から地元の収穫者まで、多くの人々をサポートしています。
収穫したマテの葉は、発酵を防ぐ為、ファゼンダの乾燥装置で処理(含水率50% → 7%)し、粉砕、ふるいにかけ茎を取り除き、葉のみを倉庫で熟成(6~12カ月)させます。より洗練された香りになったところで、我々のフランス本社に送られ、溶剤抽出を行います。
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■ MATA(マテ) ラインナップ
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・MATE ABS ON PG R20889
・ABSOLUTE MATE / MPG
・MATE ABS ON ETHANOL R20894
・CLAREXTRACT MATE
【 フレーバーユース 】
非常に特徴的で、独特なその香りと苦味は、スモークを連想させます。トーストパンのようなアクセントや、キャラメル、チョコレート、コーヒーノートにも有効です。オレンジ、ハチミツ、グレープフルーツ、ガラナなどに使用されることもあります。ハーブの香りが強いのですが、ほのかな甘さとフルーティーな香りはスイーツの香りを引き立たせます。より丸みを帯びた口当たりの良いミックス・ドライエキゾチックフルーツ、クルミ等、パワフルなフレーバーなどにも使われます。多くのブランドが、マテの効能を訴求し、エネルギードリンクやスリミングドリンクの素材として使用しています。
A very peculiar, rich herbaceous, dry leafy, woody
foliage, alfalfa-like with a somewhat phenolic or
smoky, medicinal image with tobacco nuances.
【 フレグランスユース 】
フローラルブーケに顕著なグリーンノートをもたらします。他のグリーン系の素材にありがちな鋭さがなく、リーフ、ハーバル、オークモスの香りに使用されます。ナチュラル感、フゼアノート、刈りたての干し草、フルボディのグリーンな香りと、強い残香性があります。特に男性用フレグランスのシプレ調の香りには欠かせません。ナルシス、ジャスミン、オークモスなどのアコードにも使われます。
Botanical Name : Ilex paraguariensis
CAS number : 73296-98-7
香料発祥の地 南フランス・グラース。香料産業の聖地として、ユネスコ(国連教育科学文化機構)の無形文化遺産に登録されているこの地で、天然香料…