オーク樽は、最高級のワインの熟成の最も伝統的な方法で、風味と口当たりに大きな影響を与えます。フランスのリムーザン地域(中南部)では150年から200年をかけてオークを成長させます。
我々が香料原料とするオークは、持続可能な森林経営の原則に基づき、国有林局の管理下にある非常に厳しい規制に従って育てられています。我々が使用するこのフレンチオークは伐採後、最高の状態で香りを抽出できるように切り分けられ、自然の中で乾燥されます。
さらに熟成プロセスでは、ニーズに応じて独特のニュアンスを与えるトーストステップを適用する場合もあります。ウッディ、バニラ、スモーキー等の微妙なニュアンスは、このステップに掛ける時間と強度の調整によってもたらされます。
このノウハウと抽出プロセスの高度な専門知識を組み合わせることで、我々は世界トップの天然香料メーカーとして、オーダーメイドで手作りしたユニークで多彩な天然原料パレットを提供することができるのです。
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それぞれの特徴をもった6種のオークをご紹介いたします
■ R00552 OAKWOOD infusion 75%vol “aged”
ウッディー、トースト、茶色系(辛味の無い)、スパイシー、バニラ、複雑、やや収れん味
■ R00550 OAKWOOD infusion 45%vol
ウッディー、おがくず、アーシー、やや収れん味
■ R00008 OAKWOOD extract on PG
強い樽臭、アルコール、バニラ、バルサミック、ややスモーキー、口当たり感
■ R50536 OAKWOOD extract colorless
ブラウンシュガー、カラメル、モカ、バナー、酸味、ワクシー
■ RH0008 OAKWOOD CO2 extract :
ウッディー、スモーキー、ナッディー、メープル、収れん味
■ R90091 OAKWOOD extract NHS on mygliol
濡れた木材、ミンティー、おがくず、カルボン臭
Botanical Name : Quercus robur L.
CAS number : 71001-28-4 / 97676-30-7
FDA number : 172.510
香料発祥の地 南フランス・グラース。香料産業の聖地として、ユネスコ(国連教育科学文化機構)の無形文化遺産に登録されているこの地で、天然香料…