ノコギリヤシは北アメリカ原産の低いヤシの木で、葉の形状がノコギリに似ていることからそう呼ばれ、北米では南部地域の海岸に自生しています。
アメリカの伝統医学では、その熟した果実を乾燥させて、膀胱障害、尿道障害および前立腺障害の治療に用いてきました。また、ヨーロッパではヨーロッパ薬局法に記載され、前立腺肥大などの治療に利用されています。
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◎ 製法
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インデナ社が起源原料に利用しているノコギリヤシの果実は、ヨーロッパ薬局方5.0版に準拠しています。そのエキスである「サバルセレクト®」は、厳格なGMP規範に則り、超臨界CO2抽出法によって製造されます。
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◎ 成分
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ガスクロマトグラフィー分析法により、脂肪酸、脂肪アルコール類、ステロール類を含むことが解明されています。
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◎ 効果
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インデナ社のノコギリヤシエキス「サバルセレクト®」は、in vitro研究で5α-リダクターゼの活性および特異受容体とのアンドロゲン結合を抑制することが明らかとなっています。シクロキシゲナーゼおよびリポキシゲナーゼ活性に対する用量依存的抑制を通じて、炎症性代謝物の合成にも影響を及ぼします。さらに、鎮痙や平滑筋弛緩作用についての記述もあります。
「サバルセレクト®」は、インスリン様成長因子Iシグナル伝達経路の特異成分を抑制し、またJunN末端キナーゼ賦活化を誘発することで、前立腺上皮組織に対する増殖抑制とアポトーシス促進効果を仲介し、良性前立腺肥大の症状を軽減するのに有効と考えられます。
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◎ 特徴
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インデナ独自の特殊製法
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◎ 実績
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豊富なエビデンス
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◎ インデナ社について
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イタリアに拠点を置くインデナ社は、医薬品や健康食品、化粧品に用いられる植物由来の有効成分の開発・製造を専門とする世界的な企業です。約700名の社員を有し、そのうちの1割が常勤で研究活動に専念。80年以上の経験に裏打ちされた管理ノウハウによってプランテーションネットワークを構築し、製造過程で使われる原料の6割以上を栽培しています。現在は40カ国以上で薬効のある植物の栽培、原料製造や製品販売を行うだけではなく、生物の多様性を確保し、生態系のバランスを保つ活動も実施。植物抽出産業において、その存在感を発揮しています。
▲「サバルセレクト®」の原料、ノコギリヤシの果実
▲ノコギリヤシ
▲弊社はインデナ ジャパン(株)と日本における商業代理契約を締結。