ビルベリー(ブルーベリーの野生種、学名Vaccinium myrtillus L)は、中欧や北欧の険しい荒野などに自生する落葉性の小潅木で、中世の時代から、その果実が月経を促進するとして使用されてきました。
イタリアのインデナ社は、1970年代初頭からビルベリーエキスの研究に取り組み、1976年に初めて欧州で医薬品として申請登録しました。現在、インデナ社が開発したビルベリーモノグラフは、欧州、イタリア、米国の薬局方に収載されています。
1980年、食品用ビルベリーエキス「ミルトセレクト®」を開発しました。それ以来、主要な成分であるアントシアニン(別名アントシアノシド)が有する薬理および臨床作用は、学術文献で十分に立証されています。
※弊社はインデナ社の日本における健康・食品分野での独占的商業代理店です。
■ミルトセレクト®の製法について
インデナ社の標準化ビルベリーエキス「ミルトセレクト®」は、7~9月の熟した時期に収穫されたビルベリーの新鮮な果実からのみ製造されます。HPLCにより、アントシアニンを測定し徹底した品質管理を行っています
■ミルトセレクト®の成分について
「ミルトセレクト®」は36%アントシアニン類を含有する標準化ビルベリーエキスです。ビルベリーの果実に含まれる最も特徴的な化合物は、アントシアニン部類とプロアントシアニン部類に属するポリフェノール類です。
■ミルトセレクト®の作用について
「ミルトセレクト®」の薬理学的特性は、強力な抗酸化作用によってもたらされます。その作用を評価する多くの研究を通して、「ミルトセレクト®」には、眼精疲労回復、視力回復、抗炎症作用、血管保護、細動脈血管運動の改善、脂質減少、血糖降下、化学予防などの効果が認められています。
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◎ インデナ社 原料メーカー情報
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イタリアに拠点を置くインデナ社は、医薬品や健康食品、化粧品に用いられる植物由来の有効成分の開発・製造を専門とする世界的な企業です。約700名の社員を有し、そのうちの1割が常勤で研究活動に専念。80年以上の経験に裏打ちされた管理ノウハウによってプランテーションネットワークを構築し、製造過程で使われる原料の6割以上を栽培しています。現在は40カ国以上で薬効のある植物の栽培、原料製造や製品販売を行うだけではなく、生物の多様性を確保し、生態系のバランスを保つ活動も実施。植物抽出産業において、その存在感を発揮しています。
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◎ 機能性・エビデンスについて
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「ミルトセレクト®」は、栄養供給を賦活化し、調節異常から軸性近視への移行を予防するなど、近視の初期段階における眼球組織内への血流を改善することがわかっています。標準化ビルベリーエキスである「ミルトセレクト®」250mgを眼精疲労を訴えた患者20名に28日間投与し、二重盲検クロスオーバー試験が行われています。その結果、ちらつき、目のかすみ、視覚疲労といった自覚症状の改善が認められました。
さらに、仮性近視の学童63名に「ミルトセレクト®」を1日150mg投与する治験を8週間に渡り実施したところ、読書やコンピュータ作業の負担に伴う目の調節機能の向上が見られ、目のトラブルの予防に役立つことが示唆されました。
糖尿病性網膜症は、失明の主要原因の一つであり、その発症率は糖尿病患者の加齢とともに急速に高まります。「ミルトセレクト®」510mg/日を糖尿病患者88名に1年間投与したところ、顕著なコントラスト感受性の改善、さらには、視力と黄班浮腫の安定が認められました。この治験により、非増殖性糖尿病患者での視覚クオリティーと満足度の改善が示唆されました。血管保護に対する効果で広く臨床的に評価され、少なくとも25件の比較試験または二重盲験を含む50件を超える試験が実施されています。
※臨床試験の詳細データは、問い合わせください。
▲弊社はインデナ社の日本における健康・食品分野での独占的商業代理店
▲異なるコントラスト感受性を有する画像の比較(臨床試験より)
▲ビルベリーエキス(ミルトセレクト®)