酵母プロテイン パン酵母由来 【株式会社中原】

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健康美容EXPO:TOP > 原料特集 > SDGs対応の注目の新原料 「酵母プロテイン」

健康志向の高まりを受け、プロテイン関連市場が拡大を続けている。乳や大豆を原料とするいわゆるプロテインは、もはやボディビルディングに勤しむアスリートにとどまらず、発育期の子供やダイエット目的の女性、高齢者の健康維持など、幅広い層に利用が広がっている。そうした中、注目を集めているのが中原の「酵母プロテイン」だ。パン酵母の細胞壁から抽出したもので、タンパク質含有量80%、アミノ酸スコア100と2大プロテインと遜色ない数値を誇り、環境負荷も少なく、“新世代のプロテイン”として、その存在感を示しつつある。

プロテインといえば、ハードなトレーニングと過酷な食事管理で極限まで体を作り込むボディビルダーのためのもの、というのは今は昔。ここ数年は、国民全体の健康意識の高まりから、プロテイン摂取は、子供から高齢者まで、美と健康の源である体づくりの重要な栄養素として認知されつつある。

溶かして摂取するパウダータイプはもちろん、プロテインバーやスープ、ドリンクなど形状も多様化。専門店だけでなく、スーパーやコンビニなど、入手環境もより身近になっている。

 

酵母プロテインが注目される理由

栄養素組織の比較

そうした中、注目を集めているのが酵母プロテインだ。その名の通り、パン酵母の細胞壁から抽出したプロテインで、タンパク質含有量は80%、BCAA含有量は約20%、アミノ酸スコアは100となっており、2大プロテインと比べても全く遜色はない(右図)。

 
酵母プロテイン、アミノ酸スコア
高いタンパク質効率比
 
未消化タンパク質(%)

逆に、食物繊維を含有し、消化吸収速度が緩やかなため、血中のアミノ酸濃度を長時間維持することが可能。従って、運動後の筋肉分解を抑制する働きや、満腹感を高める働きが期待でき、アスリート向けはもちろん、ダイエット用としても高い適正がある(右図)。

 

高いたんぱく質

その他、タンパク質1gあたりの体重増加量から試算した「タンパク質効率比」においてもホエイプロテインより高く、「タンパク質消化吸収率」も、2大プロテインと同等かそれ以上の分析データを示している(右図)。

 

プロテインの「品質」として重要な指標といえるアミノ酸含有量も、2大プロテインと同等以上。とくにBCAAは2大プロテインより高含有で、同素材の筋肉合成におけるより高い有効性が期待される。

 

持続可能が求められる時代にマッチ下代替素材

まさに“第三のプロテイン”と呼ぶにふさわしいポテンシャルを誇る同素材。採用を検討する企業にとって、こうしたプロテイン原料としての質の高さは大きなポイントといえる。

だが、同素材がそれ以上に企業を魅了するのは、環境負荷の少ないその循環型の生産プロセスにある。

酵母の発酵によって生産される同素材に必要な栄養分は、サトウキビ糖およびビート糖で、牛や大豆由来に比べ、消費エネルギーが少量で済む持続可能で、地球環境に優しい原料。生産プロセスで発生する産業排水もサトウキビとビート栽培の有機肥料として有効に利用される。

資源の循環

時代は、大量生産大量消費から循環型生産で意味のある消費へとシフト。消費者意識も変化しており、単に効率を追求するだけでは製品として選ばれづらくなりつつある。だからこそ環境負荷を抑えた生産工程から生み出される同素材は、拡大するプロテイン市場におけるあらゆる要素を備えた代替素材として、企業から熱い視線を集めている。

 

プロテイン飲料

多様な製品展開が期待できることも同素材の特長だ。ドリンクやスープにすることでより手軽で摂取しやすくなるほか、プロテインバーや食品(パン、ハンバーグ)、お菓子(グミ、アメ)との相性にも優れる。さらにアレルゲンフリーであり、子どもから高齢者まで、ニーズや嗜好に合わせた柔軟で多様な商品展開が可能となっている。また、ペットフードへの提案も可能で多種多様な展開に期待できる。

機能性の研究も着々と進められており、臨床試験では摂取後の筋肉増加への影響が調べられている。臨床試験以外では、酵母タンパク質の栄養評価や腸内フローラ調節機能とサルコペニア抑制機能が検証されている。

 
プロテインバーや食品(パン、ハンバーグ)

こうした試験によるエビデンスが充実してくれば、同素材の認知度拡大と併せ、利用が加速し、プロテイン市場拡大のさらなる底上げに貢献することにもなる。

栄養素としてのプロテインの需要は老若男女問わず高まっている。素材としての高いポテンシャルはもちろん、社会的ミッションにも適合する同素材は、時代の潮流とベクトルが合致しており、今後、その存在感を急速に高めていくことになりそうだ。

 
トピックス
拡大するプロテイン市場

プロテインパウダー市場はここ数年2桁成長が続いている。高齢化とそれに伴う健康意識の高まりで栄養素としてのたんぱく質に脚光が集まったことなどが背景にある。今後は原料や品質面が競争力の源泉となることが必至で、多様で付加価値のある製品群が市場を盛り上げていきそうだ。

継続可能な社会

SDGsは持続可能な開発目標の略称で、国連加盟193か国が2016年から2030年の15年間での達成を目指す。2015年9月の国連サミットで採択された。17の大きな目標があり、その中には「つくる責任 つかう責任」という目標もある。

株式会社中原 会社概要

株式会社中原

≪事業内容≫

  1. 健康食品原料の輸入・卸販売
    • ローヤルゼリー、グルコサミン、アミノ酸、NMN、乳酸菌、プロテイン関連
  2. 健康食品新素材・原料の品質管理

  3. 健康食品新素材・原料の研究開発
    • 関連大学(日本国内、中国)や専門技術者との共同研究開発
  4. OEM商品の企画提案
    • 健康食品、健康関連グッズの企画、開発、ダイエット関連、美容健康関連、お悩み対策など

≪所在地≫
〒336-0022
埼玉県さいたま市南区白幡3-12-16  中原ビル4階
TEL : 048-710-8877
FAX : 048-710-8878
https://ssl.nakahara2001.co.jp/

 
 
スペシャルインタビュー 株式会社中原 営業部係長 片山 信明氏
株式会社中原 営業部係長 片山 信明氏
継続可能な素材として今後、社会全体にも貢献

酵母プロテインの強みとして、価格面・供給面で安定しているという部分です。
健康食品市場においてプロテイン市場は伸びていると思います。
ただ、その一方で原料価格の高騰、供給面が安定しない部分で商品化を断念しているお話も聞きます。
次世代のプロテイン原料として酵母プロテインであれば、そのような不安を解消し、お客様の事業拡大のお手伝いが出来ると思います。
ヒトでの臨床データも取っており、更に様々なデータを取りながら酵母プロテインを成長させていきたいです。
熱湯を入れても固まらないので、スープタイプのプロテインや弊社の社員で酵母プロテインを使用してパンを焼いたものもいるので、最終製品の展開は色々なたんぱく補給商品が企画出来るかと思います。
アミノ酸スコア100やアレルギーフリーでもありますが、環境にも配慮されている製造工程なので、持続可能な素材として今後社会全体にも貢献していければうれしいです。

 

株式会社中原
〒336-0022
埼玉県さいたま市南区白幡3-12-16 中原ビル4階
TEL : 048-710-8877 FAX : 048-710-8878
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