革新的セルライト対応素材 「SOD B DIMPLESS®（ディンプレス）」

オレンジの皮のようなデコボコが肌に生じることからオレンジピール・スキンとも呼ばれているセルライト。20歳以上の女性では、実に85％に発現するとされ、全世界で17億人以上の女性がセルライトを経験していると言われている。
セルライトは皮下の脂肪組織の肥大化で毛細血管が圧迫され、それにより結合組織に線維化が進行して破壊が進み、表皮にオレンジの皮のような外観が生じる（左図下）。そのセルライトの改善を期待できる有力な候補がSODだ。
SODには優れた抗線維化治療薬として使用されてきた実績がある。放射線治療で誘導される線維症を予防して再吸収するSODは注射薬として欧州を中心に広く使われてきた。だが牛の血漿由来であったことから、ヤコブ病の発生により市場からの撤退を余儀なくされる。しかしそれ以降もSOD特有の抗酸化作用に対する関心は高く、SODの安全な供給源として新たに注目を集めたのが、南仏のBIONOV社が開発した特定品種のメロン果汁濃縮物由来のSOD B®だ。

また現在市場に流通しているセルライト・ケア製品は、ドレナージュ効果を謳ったものが多いが、近年になって新しい傾向が求められるようになってきている。それは消費者自身が、セルライトだけにとどまらず、自分の健康と体重管理のために、ホリスティック（全体観的）なアプローチを好むようになったからだ。

多様なアプリケーションを持つSOD B®製品シリーズの中でもセルライトのケアに特化したものがSOD B DIMPLESS®であり、動物実験と2回のヒト臨床試験で、セルライトのみならず、ホリスティックな観点からも優れた結果が示されている。

SOD B DIMPLESS®に脂肪細胞の肥大化を抑制する効果があるか確認するために、3週齢の17匹のハムスターに肥満を誘導するため、カフェテリア食（高食塩、高脂肪、低繊維食）を15週間給餌した。その実験中、一部の群（OB-SODB群）には4週間に渡って10IU/日の用量のSOD B DIMPLESS®を同時に給餌し、無処方群（OB群）と腹部の脂肪細胞のサイズを比較した。その結果、10IU/日のSOD B DIMPLESS®が脂肪細胞の肥大化を有意に抑制していることが確認できた。

この動物実験では、脂肪細胞内の脂肪分解が高まり、脂肪組織の線維化が修復されていることを確認することができた。

動物実験に続き、ヒト臨床試験も行われている。一回目の二重盲検無作為プラセボ対照ヒト臨床試験は、大腿部と腹部に目視できるセルライトを持つ31歳～50歳までの女性41名を対象に2カ月間に渡って行われた。被験者を2群に分け、運動と食習慣を変えないことを条件に、一方の群にはSOD B DIMPLESS®を1日1カプセル（40㎎＝480 IU SOD）摂取させ、他方にはプラセボを投与して、試験開始時と終了時のセルライトの目視スコアの変化を観察した。 その結果、DIMPLESS®群のセルライトの目視スコアが、有意に減少した。

2回目のヒト臨床試験では、用量は変えずに、主要転帰を臀部と大腿部のたるみとウエストとヒップのサイズにした。また、参入基準にBMIが25～31という条件を新たに加えた。BMIと肥満との間に直接的な関係はないものの、一般的に肥満した女性にセルライトが多くみられることから、被験者を募集しやすい。加えて、セルライトが改善すると体重も減少する傾向が見られるからだ。
また、臀部と大腿部の「たるみ」を主要転帰としたのは、特に臀部と大腿部の皮膚のたるみは、皮下脂肪のマーカーとなるため。
結果は、臀部については90日後にたるみが0.8cm減少し（23.5％）、大腿部についてもたるみが0.8cm減少(28％)、体重についても4㎏減少した。いずれもプラセボに比較するとその減少幅が大きかった。

現状では、セルライトに有意的な効果のある栄養補助食品は非常に少ない。しかも、その大半はドレナージュや脂肪燃焼作用によるものだ。なぜ、栄養補助食品のセルライトに対する作用が非常に限定されたものになっているのか？その理由は、脂肪組織の線維化のようなセルライトの主要因に科学的に効果があると証明された有効成分がないためだ。セルライトの発現率が非常に高いという観点から併せ見ても、『SOD B DIMPLESS®』が、経口ルートによるセルライト・ケア市場において強い優位性があることが分かるだろう。

セルライト形成の主要因と考えられている脂肪組織の線維化に作用。そして、脂肪細胞の代謝を改善することで真皮内の脂肪蓄積を阻害し、脂肪細胞の肥大化を予防する――。セルライトケアにおいて、いままで市場に存在しなかった全く独自な作用機序により、多くの女性の悩みにアプローチする『SOD B DIMPLESS®』。その革新性と高いポテンシャルは、消費者の美容意識の変化とシンクロしながら美容食品ビジネスに大きなうねりを巻き起こすことになりそうだ。