機能性表示食品対応素材 「SOD B®(エスオーディービー)」

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健康美容EXPO:TOP > 原料特集 > 腐らないメロンから生まれた驚異の抗酸化酵素「SOD B®(エスオーディービー)」

情報提供 : 株式会社ロベルテ

酸化ストレスは、様々な疾病の原因の一つと考えられている。裏を返せば、健康な状態の維持には、酸化に抗うことが重要になるということだ。 抗酸化酵素、SOD(スーパーオキシド・ジスムターゼ)は、そうした疾患予防において、有望な候補として、科学的にも認知されている。 フランスのBIONOV社が開発した『SOD B®(エスオーディービー)』。 その優れた機能性に加え、メロン由来で安全性が高いことから、唯一無二の酵素製品として、健康美容業界から熱い視線が注がれている。

身体がつくり出す最も強力な抗酸化物

生体細胞にとって酸素は必須であり、呼吸や代謝などを介して取り入れているが、その必要不可欠な生化学過程の一方において、身体に有害な作用をもたらす酸化物も絶えず生成されている。 その元となるのがスーパーオキシド・アニオン(O2・-)であり、そこから数多くの活性酸素種(ROS)が生まれる。 加えて紫外線(UV)や、病気、感染、喫煙、大気汚染、アルコール、農薬等の外的な要因に暴露することによってもその生成は増加する。

酸化物の過剰な生成は、健康に有害な作用を生じさせる。そのため、健康な状態を維持するには、そうした異常を防ぐ必要がある。 人間の身体にはこれを防ぐ仕組みが備わっており、「抗酸化防御システム」と呼ばれる。酸化・抗酸化のバランスを取ることで、酸化による身体へのダメージをくい止める。 この“抗酸化防衛”の最前線で働くのが、抗酸化酵素のスーパーオキシド・ジスムターゼ(SOD)だ。

SOD:最も強力で効率的な抗酸化物

そのメカニズムは、次のように考えられている。 ROSが生成される細胞膜の外側と内側に存在するSODが、その発生源であるスーパーオキシド・アニオン(O2・-)の不均化を触媒。 有害性の少ないH2O2(過酸化水素)とO2(酸素)に変える。 そのH2O2を他の二つの抗酸化酵素(カタラーゼ=CATとグルタチオン・ペルオキシダーゼ=GPx)がH2OとO2に無害化。 それにより、細胞の脂質やタンパク質、DNAを、酸化による損傷から守る。

身体が生成するSODのレベルの維持はなぜ必要なのか

皮膚の損傷(ニキビ、セルライト、紅班、発赤、シワ)

正常な生理的状態では、ROSと身体の抗酸化防衛力は均衡がとれている。 しかし、現代の都市型ライフスタイルには酸化を促進する数多くの環境的要因が潜んでおり、その影響からは逃れられない。 その結果、ROSの過剰な生成が誘導され、そこから生まれるフリーラジカルによって、酸化・抗酸化のバランスが崩壊。細胞の損傷が誘発されることになる。

加えて、喫煙や飲酒、長時間に渡る紫外線への暴露、精神的ストレス、アンバランスな食事、あるいは激しい運動も、内因性の抗酸化能を低下させる。 また、加齢が、身体が本来持つ内因的な抗酸化防衛力を低下させることも研究により示されている。 内因性の抗酸化能が低下すると、右のような健康問題が誘発されることになる。

逆にいえば、身体の内因的抗酸化能の回復は、これら症状を予防し、健康作用をもたらす上で、必須なアプローチの一つになりうると考えられる。

 

メロン由来の天然SOD

酸化・抗酸化バランスの乱れから生じる酸化ストレスは、様々な健康問題を誘発するが、その予防に、SODが有望な候補であることは70年代から科学的に認知されていた。 実際、その頃、牛血漿から抽出されたSODは、関節の医学的治療や放射線療法後の線維症の治療、その他炎症性疾患の治療薬として使われていた。

ところがその後、ヤコブ病に対する懸念から、牛由来のSODは、市場からの撤退を余儀なくされる。 それでも、SODに対する関心が弱まることはなく、より安全で新しいSODとして、天然の供給源に対するニーズが高まっていった。

通常条件におけるメロンの熟成の評価

そうした中、80年代末、南フランスの研究者たちが、非GMOのカンタロープ・メロンの特定品種(Cucumis melo L.)が腐りにくいことを発見する。 調べてみると通常の品質に比べて約10倍のSODを含有していることが判明した。 そして1999年、SODを独占的に製造するため、BIONOV社を設立。 SOD活性の非常に高いメロン果汁濃縮物『SOD B®』(SOD by BIONOVの意)を開発する。

溶剤や添加物を一切使用しない環境に優しい製造プロセスから生まれた同原料は、その後、天然由来SODのベストな供給源となったが、それも必然といえるだろう。 2016年よりロベルテ・グループの傘下に入ったBIONOVは、現在唯一の、そして世界で最大規模のメロン由来SODの製造者となっている。

 

『SOD B』のコーティング

『SOD B®』にとって、最初の課題。それは、どうすればSODの生物活性を維持したまま腸に達することができるかだった。 通常の条件下では、SODの経口摂取は効果がない。タンパク質酵素であるSODは胃腸の経路を通過する間に胃酸で変性してアミノ酸に分解され、その抗酸化特性を発揮できなくなるからだ。
SODの生物活性を維持するためには、胃酸からの保護のためのコーティングが必要になる。 『SOD B®』の持つSOD活性を保護して徐々に腸に放出されるよう(下図)、BIONOVは最終製品を、そのアプリケーションに応じ、現在までに次の4種類のコーティングを開発し、特許を得ている。

『SOD B』のコーティンググレード
コーティングなしのSOD/コーティングした『SOD B』

メカニズム

コーティングにより、SOD B®がそのSOD活性を維持して腸に到達できたとしても、まだ大きな問題は残る。 分子量の大きなSODは、腸で吸収されて血液循環に入ることができない。 それにも関わらず、多くの健康効果が『SOD B®』を経口摂取した後に報告されている。 いったいなぜなのか。この疑問の回答を見出すことが、BIONOVのR&D部門の最大の懸案だった。
10年におよぶ研究の末、様々な実験で明らかになったのは、『SOD B®』を経口摂取することで 身体の抗酸化防衛の最前線で働く3つの一次性抗酸化酵素であるSOD、カタラーゼ、グルタチオン・ペルオキシダーゼの内因的発現が増加することだった。 腸では吸収されないものの、『SOD B®』が、身体自体が作り出す抗酸化防御システムを刺激。 抗酸化酵素の内因的発現を促すのだ。それが、複数の実験により実証されている(下図)。

抗酸化と抗炎症に対する『SOD B』の作用機序

『SOD B』の多様な製品群

アプリケーションに応じてコーティングを施した『SOD B®』からは、以下のシリーズ製品が発売されている。

アプリケーションに応じてコーティングを施した『SOD B®』

酸化ストレスが媒介する様々な疾患の改善や予防に優れた効果を発揮する『SOD B®』。 そのポテンシャルを考えれば、上述のアプリケーションがあくまで一例に過ぎないことは分かるだろう。 BIONOVでは、今後も様々な可能性の追求と研究を進め、健康美容市場に革新をもたらしていく。

 
トピックス

ROS(Reactive Oxygen Species)とも呼ばれる活性酸素種とは、酸素由来の反応性の高い分子群の総称である。 ROSは細胞内のシグナル伝達や免疫機構において重要な生理的機能を担う一面も持っているが、生体内においてDNAや、脂質、タンパク質、酵素などと反応し易いため、脂質の過酸化や、DNAの変異、タンパク質の変性をもたらす。 こうしたROSのマイナス作用は老化や生活習慣病を始めとする様々な疾病に深く関与していると考えられている。 この反応性の高い酸素由来のROSの代謝に直接関与しているものが、次に述べる一次性抗酸化物であるSODと、カタラーゼ(CAT)、グルタチオンペルオキシダーゼ(GPx)である。

一次性抗酸化物と二次性抗酸化物

一次性抗酸化物
(Primary antioxidants)

SOD、カタラーゼ、グルタチオン・ペルオキシダーゼ。これら3つの抗酸化酵素は、身体が作り出している「自前」の抗酸化物であり、「一次性抗酸化物(Primary antioxidants)」とも呼ばれる(左図)。 なかでもSODは、あらゆる抗酸化物の中で、最も強力である。


二次性抗酸化物
(Secondary antioxidants)

外部から取り入れるビタミンCやE、ミネラル、カロテノイドや、ポリフェノールのような抗酸化物は、「二次性抗酸化物(Secondary antioxidants)」と呼ばれる。 一つの二次性抗酸化物が排除できるのは一つのフリーラジカルだけで、触媒として働く一次性抗酸化物と比較すると「抗酸化効率」は百万分の1以下である。

酸化ストレスは一般的に「生体内において酸化力が抗酸化力を上回った状態」として定義される。 生きていくために取り込んだ栄養は身体の中で分解され、細胞内のミトコンドリアの酸化反応によりエネルギー源に変換されている。 つまり我々の身体は栄養を「酸化」することで必要なエネルギーを得ているのだ。 しかし酸化ストレス状態が長く続くと身体組織そのものが損傷を受けやすくなり、深刻な健康問題に発展する場合もある。 そうならないために、我々の身体は自前の一次性抗酸化物(SOD、CAT、GPx)を持ち、それを補う二次性抗酸化物を外界から摂取して、酸化・抗酸化のバランスを保とうとしている。

活性酸素=フリーラジカルと混同される場合が多いが、フリーラジカルを厳密に定義すると「不対電子をもつ分子や原子」となる。 通常、原子は核を中心にし、それぞれの電子軌道に2個の電子が対になって存在するが、まれに対になっていない不対電子がある。 この不対電子をもつものがフリーラジカルで、常に対になろうとすることから、不安定で反応性が高い。 活性酸素の中には過酸化水素のように不対電子を持たないものもある。 この状態ではフリーラジカルではないが、鉄などの偏移金属があると容易に1電子還元されてフリーラジカル化するため、活性酸素とフリーラジカルの境界を見極めることは難しい。

止まらないSODへの関心

狂牛病問題で、原料の供給が停滞したSOD。だが、その関心は衰えず、これまでに累計で1,000回以上の臨床試験が行われ、10万を超える科学論文が発表(下図)されている。

SODに関する科学論文数の推移


SODに関する科学論文数の推移


会社概要

株式会社ロベルテ

≪事業内容≫

    フランス本社からの香料、及び原料の輸入販売

≪所在地≫

〒103-0002
東京都中央区日本橋馬喰町
2-7-13  ミリナービル
TEL : 03-3666-1241
FAX : 03-3666-1242
https://www.robertet.com/

■SOD B® 文献一覧・資料

 
ロベルテグループ Health & Beauty事業部 部門長 トマ・ユゲット氏
ロベルテグループ Health & Beauty事業部 部門長 トマ・ユゲット氏
抗酸化酵素の内因的生成を高める働きがあるSOD B

身体が摂取した栄養素をエネルギーに変えるには、栄養素を燃やすこと、つまり「酸化」が必要不可欠です。 しかしこの時酸素は自分が持っていた電子を失うことから不安定になり(フリーラジカル状態になり)、「活性酸素」と呼ばれる物質に変わります。そして生体にとって有害な作用が誘導され易くなります。
この活性酸素と最前線で戦っているのが、私たち自身が作りだしている一次性抗酸化酵素と呼ばれる三つの酵素、SOD、CAT、GPxです。しかし加齢や周囲環境の影響で、その生成力は大きく低下します。
SODを豊富に含有した「腐らないメロン」から生まれたSOD B®は、この衰えがちな三つの抗酸化酵素の内因的生成を高める働きがあり、幅広い健康作用や美容効果がこれまでの研究で実証されています。 メロンは美味しさだけではなく、健康も運んできます。

 
 
 
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