サラシア 血糖値上昇抑制 機能性表示食品対応素材 【株式会社シールドラボ】

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拡大期に入った認知度抜群の機能性素材「サラシア」

着々と認知度を高めてきた機能性素材サラシアが拡大期に入っている。大手メーカーがけん引してきた市場に機能性表示が追い風となり参入メーカーが増大。啓蒙活動も実を結び、消費者調査では認知度が過半数を超えるデータもある。そうした中で、黎明期からサラシア原料を取り扱うシールドラボが供給体制を強化し、割安で付加価値の高い素材の独自展開を開始。注目の機能性素材が新ステージを迎えている。

サラシアとは

デチンムル科のサラシア属植物

サラシアは、デチンムル科のサラシア属植物を素材として開発された健康食品素材。サラシア属植物は、インドやスリランカをはじめ、タイやインドネシアなどの東南アジアおよびブラジルなどの熱帯地域に広く分布し、約200種が知られている。
糖尿病やリウマチ、皮膚病をはじめとする諸疾患の治療薬としてだけでなく、建材として利用されたり、果実を食用にしたりする種類もある。スリランカ、インド、タイなどに多く自生するサラシア レティキュラータ、サラシア オブロンガ、サラシア キネンシスなどは、つる性の多年生木本で、成木では幹の太さが20cmを超えるものもある。

 

研究で明らかになった様々な効果

アーユルヴェーダなどの伝統医学で数千年前以上も前から活用されてきたサラシア。健康効果は古くから知られているが、その有効成分や作用機序が研究され、科学的に立証されたのは実はわずか10数年ほど前だ。
研究により、改めてサラシアのポテンシャルの高さが明確になり、機能性素材としての注目度も一気に高まった。

機能性表示でも知られる「血糖値の上昇抑制」のほか、「抗肥満作用」、「肝臓保護作用」、「中性脂肪上昇遅延作用」など生活習慣病全般での機能性が確認されている。
そのほか「糖新生阻害作用」、「血圧降下(ACE活性阻害)作用」、「腸内細菌叢の改善作用」、「アレルギー抑制作用」なども明らかになっている。

 

メカニズム(血糖値の上昇抑制)

サラシノールが血糖値の上昇を抑えるメカニズムとしては、下図のように小腸においてサラシノールが消化酵素であるα‐グルコシダーゼの働きをブロック。糖の吸収を阻害するためと考えられている。

サラシノールが血糖値の上昇を抑えるメカニズム

小腸で吸収されなかった糖は大腸に到達し、腸内細菌のエサとなる。その結果、腸内環境の改善につながり、さまざまな健康効果をもたらすとみられている。

エビデンス

活発に研究活動が続けられており、多数の実験結果が報告されている。
血糖値の上昇抑制効果
グラフ(血糖値の上昇抑制効果)

【被験者】 健常者19名
【ショ糖の摂取量】 50g
【サラシア由来サラシノールの摂取量】
ショ糖摂取の5分前にサラシア由来サラシノールを0.2mg含む顆粒(塩水港精糖(株)製品)を摂取
(別府秀彦、他:日本食品新素材研究会誌2005:8:105-117より改変引用)

 
腸内環境改善効果

【被験者】 中性脂肪・血糖値が気になる方で募集したモニター 10名
【摂取量】 毎食前にサラシア由来サラシノールを0.2mg含む顆粒(塩水港精糖(株)製品)を摂取
【摂取期間】 8週間
【解析方法】 摂取前と摂取後に糞便からDNAを抽出し、T-RFLP法を用いて腸内細菌を解析した
( 塩水港精糖(株)糖質研究所にて実施 )

検出された菌数に対する割合(%)

サラシアの市場動向

サラシア配合製品

業界内では2000年ごろからその機能性が注目していた同素材。2015年に機能性表示食品制度が施行されると大きな転換点を迎える。
大手メーカーからサラシア属植物配合サプリメントが発売されると、消費者の健康意識の高まりも追い風となり、安定した売り上げを記録。いまだ根強い支持を集めている。牛丼チェーンからサラシア配合牛丼が発売されたことも認知度向上に貢献した。

2012年に発足した業界団体のサラシア属植物普及協会に加入する法人会員も年々増加しており、機能性の高い健康素材としてのサラシアはいよいよ拡大期を迎えつつある。

市場で目立つのはサプリタイプだが、飲料やゼリー、一般食品などでの利用も可能で、今後、消費者ニーズに合わせた多様な製品が開発されることで、原料ニーズも一層高まりそうだ。

アプリケーション・製品展開

手ごろなインド産や包接加工品を用意

黎明期からサラシア製品を取り扱うシールドラボは、用途に応じた2種類のサラシアエキス末を提供している。

【 サラシアレティキュラータエキス末 】
厳選されたインド産の原木を現地で熱水抽出粉末化し、日本国内で精製加工している。現地で粉末化することでコストを抑える一方、最終加工は日本で行うことで品質と価格抑制を両立。サラシア製品の開発を検討する企業にとって手の出しやすい戦略的な製品となっている。

サラシアレティキュラータエキス末 製品詳細

【 サラシア属植物エキス末 】
サラシア属植物の抽出成分をサイクロデキストリンで包接し、粉末化したエキス末。包接加工により、マスキング、可溶化(吸収率の向上性)、有効成分の持続性、安定性に優れ、一般食品や飲料への利用に適している。

両製品とも機能性表示食品に対応しており、製品に付加価値を求める昨今の消費者ニーズに合わせた製品化が可能となっている。

トピックス
サラシア属植物普及協会

サラシア属植物に関する知識の普及、消費の拡大、原材料・製品の品質向上を図り、国民の健康増進に寄与し、あわせて会員相互の親睦を図るために設立された。年々加盟企業が増え、現在63社が加盟している。

牛丼、なめたけ、ゼリー、チョコ、お茶など機能性表示の対象が生活習慣病との関連が高いことなどから一般食品で多様な製品が展開されている。国民の健康志向は、高齢化の進行とともに高まっており、今後も製品の付加価値の高める素材としてさらに活用範囲が広がりそうだ。

【 株式会社シールドラボ 】

≪事業内容≫
機能性食品、食品の企画開発・製造、機能性食品、食品の販売、化粧品原料の販売

≪所在地≫
〒171-0043
東京都豊島区要町1-9-3
シールドラボビル3F
TEL : 03-5917-5211
FAX : 03-5917-5212 https://www.shield-lab.co.jp/

サラシアに関するお問合せは、株式会社シールドラボへ
 
 
スペシャルインタビュー シールドラボ 常務取締役 山川 友弘氏
株式会社シールドラボ 常務取締役 山川 友弘氏の写真

目指すのは「サラシアといえばシールドラボ」のポジション

サラシアとの出会いは、20年前にさかのぼります。業界でも注目度が高まりつつある中で、当社は、当時サイクロデキストリンで包接加工をしたサラシアエキス末を、代理店として販売をしておりました。サイクロデキストリンで包接したサラシアの特徴は、特有の苦みをマスキング出来るため、飲料や一般食品への配合が可能であります。この製品に加え、3年前から独自ルートでインドからサラシアエキス末の輸入を開始いたしました。現地で1次加工し、2次加工を日本で行い、徹底した管理のもと、安定した品質のサラシアエキス末をご提供できます。また、機能性表示食品申請についてもフルサポートさせていただきます。
サラシアとはもう20年来のお付き合いになります。それだけに強い思い入れがあります。当社は、原料からバルク加工、包装、資材手配までのすべての工程を統括し、一貫したシステムでお客様の製品づくりを支援いたします。 サラシアに関する知見はこれまでに豊富に蓄積していますので、「サラシアといえばシールドラボ」。そういわれるよう今後はさらに踏み込んで、サラシアの拡販を図っていきたいと思っております。 サラシアの製品化を検討している企業様はまずはどんなことでもご相談ください。

 
 
株式会社シールドラボ
〒171-0043
東京都豊島区要町1-9-3 シールドラボビル3F
TEL : 03-5917-5211 FAX : 03-5917-5212
URL : https://www.shield-lab.co.jp/
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