パインセラは、パイナップルの食用部分を使用。ぜい沢なセラミド原料です。
美肌のキーとなる、肌の保湿に重要な役割を担うことが知られるセラミドは、加齢により減少することから、食品などからの摂取も効果的とされる。そうした中、パイナップル生まれのセラミド素材「パインセラ®」でヒト試験で初めて美白効果が確認された。「ブライトニングパイン®」は、そこからメラニン産生抑制の関与成分を見出し、それを規格化することで誕生した、進化系のセラミド素材だ。
パイナップルの可食部使用した、ぜい沢な植物由来セラミド
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植物由来のセラミド原料は、これまで米、小麦、トウモロコシなどの穀物、あるいはコンニャク芋が中心だった。もっとも、そうした原料は、一般の食品として流通するため、使用部分はどうしても処理カスが主となる。その点、パインセラ®は、パイナップルの食用部分を使用しており、イメージはもちろん、非常にぜい沢な「セラミド」原料となっている。
ブライトニングパイン®に使用されるパイナップルは、世界有数のパイナップル生産国・タイ産。日本では、フィリピン産が有名だが、タイはパイナップルの世界一の生産量を誇る。それゆえに原料の安定的な確保が可能となっている。また、加工にあたっては、その食用部分のみを使用し、水とエタノール以外は使用せず、安心・安全なセラミドとして抽出される。
メラニン産生抑制の関与成分「phytol」を発見
フルーツ由来のセラミド素材として、美白関連の優れたデータが確認されている「パインセラ®」。さらに研究を進め、B16メラノーマ細胞に対するメラニン産生抑制試験を行った結果、強いメラニン産生抑制を確認した。この中から様々な成分を単離し、活性のスクリーニングを実施すると、関与成分として、「phytol」にたどり着いた。
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【試験方法】
ヒト皮膚三次元モデル(MEL-300A)培養後、基底膜側に刺激剤(α-MSH,b-FGF)を含む長期維持培地(EPI-100LLMM)を5mL添加し、また角層側にはサンプルを含む長期維持培地を100μL添加し16日間培養を続けた。培養終了後、皮膚組織をPBS(-)にて洗浄し、顕微鏡にて角層側より撮影を行った。また、ピンセットを用いて皮膚を剥がし、メラニン量を定量した。
「phytol」を規格化したブライトニングパイン®誕生
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「phytol」は、天然に存在する直鎖状のジテルペンアルコールのひとつで、ビタミンE、ビタミンKの前駆体として知られる。この「phytol」でB16メラノーマ細胞に対するメラニン産生抑制試験を行った結果、他成分と比べても非常に強い活性が確認された。そこで、「パインセラ®」のバリア機能や保湿機能はそのままに「phytol」を規格化。新たに肌の明るさに着目したブライトニング効果を付加した「ブライトニングパイン®」が生まれた。
臨床試験でも肌関連のすぐれたデータ
ブライトニングパイン®は、臨床試験も行われており、紫外線によるメラニン量の減少、紫外線照射後の肌の明るさアップが確認されている。その他にも、「ブライトニングパイン®」では、保湿、抗シワ効果も確認されている。
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美肌試験でもすぐれた結果
ブライトニングパイン®の前身である「パインセラ®」でも人による美肌試験で優れた結果が示されている。

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肌の乾燥が気になる30代~50代の女性11名を被験者に経口摂取による肌への影響を評価した。被験者は、年齢に偏りができないようプラセボ群とパインセラ®摂取群の2群に分け、それぞれのソフトカプセル(パインセラ®群はセラミドとして1,2mg含有)を1日1回、4週間摂取した。
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その結果、メラニン量の変化、肌の明るさの変化に有効となる結果が得られた。メラニン量の変化および肌の明るさの変化については、美白効果であり、セラミド素材ではヒトでは初めて確認された。これは、パイナップル由来セラミドの可能性に大きな期待が広がる結果といえる。皮膚水分量の変化(保湿効果)、皮膚水分蒸散量の変化(バリア機能改善効果)、についても同様に有効となる結果が得られた。

ヒトボランティア試験でモニターアンケート調査も行われており、ここでも顕著な美肌効果が確認されている。乾燥肌が気になる23人の女性をプラセボ群およびパインセラ®配合ソフトカプセル摂取群の2群に分け、1日1粒8週間摂取。その後、アンケートを行った。

上記のようにヒト試験において、さまざまな効果が確認されている「ブライトニングパイン®」。美容素材として認知度が高まる「セラミド」の中でも独自性の高い素材として、今後注目を集めそうだ。
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外からの刺激に対し、バリア機能を担う表皮(一番外側の角質層)の主成分。約55%含有する。もともと体内に存在するものだが、加齢により減少する。真皮層にあるヒアルロン酸やコラーゲンがその効果を十分に発揮するには、バリア機能を担うセラミドの働きが重要とされ、美容成分としての注目度が高まっている。
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南アメリカ原産の多年草。もともとは非常に酸味があり、食用に適していなかったが、改良等により、現在のようなおいしいフルーツになったといわれる。タンパク質分解酵素が含まれ、消化を促進するほか、ビタミン・ミネラル類も豊富に含み、さらに食物繊維も豊富なことから、健康美容にもよいとされる。
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日本でパイナップルといえば、フィリピン産が有名だが、世界的にはタイがトップクラスの生産量を誇る。パインセラ®に使用されるパイナップルは、同国中部の契約農家のものでトレーサビリティがしっかりとしている。丸善製薬が、タイ王国との技術交流のパイプがあることから、安定した原料確保が実現している。
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