肌を乾燥から守るバリア機能のキー成分・セラミド。フィトセラマイドは、米由来のセラミド原料で、含有製品が保湿関連で機能性表示食品としても認められている。 様々な食品に含まれるセラミドだが、日本人の主食である米由来のセラミドは、安心・安全の観点においては究極的に高いといっていい。 加えて、経口摂取による肌のセラミド量の増加も確認されており、美容系の機能性素材としての要素を十分に満たす。ここでは同素材のすぐれたポテンシャルを掘り下げ、その機能性に迫る。
肌の保湿に重要な影響があるセラミド。角質層と呼ばれる皮膚の最外層を構成する脂質成分であり、体内からの水分蒸散や外部からの異物侵入に対するバリアとして重要な役割を担う。 皮膚が、すぐには乾燥しないのはそのためで、逆に言うとセラミドが不足することでバリア機能が弱まり、肌は外的刺激からの防御に対し脆弱になる。
美容においては、肌の乾燥は大敵であり、その要因のひとつが肌のバリア機能の低下、つまり、セラミドの不足にある。そうしたことから、肌を健全に保つには内外からセラミドを補充する必要がある。 セラミドは、加齢とともに減少することも知られており、肌の健康をキープし続けるためには、その継続的な摂取も重要となる。
空気の乾燥や紫外線、また、ストレスや老化により、肌は水分の保持機能に異常をきたす。その結果、ドライスキンや肌荒れ、小じわ、また、アトピー性皮膚炎の原因にもなるといわれている。 こうした内外の刺激から肌を守るためにもセラミドの補給が必要となる。
セラミドを含む食品には、米やこんにゃく、牛乳などがあるが、一般的な食事からの摂取では十分な量のセラミドの摂取は難しく、サプリメント等からの摂取が有効とされる。 例えば、日本人の主食であるお米でも、精米すると本来セラミドが多く含まれている米ぬか部分が取り除かれてしまう。 その為、食べ続けても美容面で考えると十分な量のセラミドを摂取するには不十分といわれている。
一丸ファルコスのフィトセラシリーズはコメ由来のグルコシルセラミドで、お米の精米時に削られる米ぬか部分を有効利用したリサイクルならぬアップサイクル素材。 植物由来のセラミドで初めて、経口摂取によりヒト皮膚セラミド量を増加させる効果が確認されていることが大きな特長となっている。
食品素材として重要視される安全性においても、食用とされる米由来原料を使用しており、そのこと自体が厳格な基準をクリアしている証明であり、最上ランクといえる。 フィトセラマイド(10%)とフィトセラマイドLでは国産米のみを使用している。
機能性表示食品制度がスタートした2015年より米由来グルコシルセラミドを機能性関与成分とした機能性表示食品が数多く発売されている。 「米由来グルコシルセラミドには、肌の保湿力(バリア機能)を高める機能があるため、肌の調子を整える機能があることが報告されています。」といった表示が可能であり、『肌』を訴求する機能性表示の先駆け的な素材となっている。
文書にて同意を得た乾燥肌を持つ30~60代の男女(平均年齢50.1歳)を被験者とし、コメ由来グルコシルセラミド(以下、コメ由来GlcCer)1.2mg(フィトセラマイド(10%)12mg相当)またはプラセボのいずれかを1日1カプセル4週間摂取。
その結果、コメ由来グルコシルセラミドの経口摂取により皮膚(角質)のセラミド量を増加させる作用が確認された。
文書にて同意を得た健康な20~40代の男女(平均年齢31.2歳)を被験者とし、コメ由来GlcCer0.6mg(フィトセラマイド(10%)6mg相当)またはプラセボのいずれかを1日1カプセル4週間摂取。
その結果、コメ由来グルコシルセラミドの経口摂取により皮膚のバリア機能が改善し、肌の水分量を増加させる作用が確認された。
セラミドの減少により、乾燥して潤いが無くなった肌は、表面に鱗屑と呼ばれる白くささくれだった部分が見られ、滑らかさが減った荒れた状態になる。 コメ由来グルコシルセラミドの経口摂取により皮膚の鱗屑の量が低下し、肌荒れの改善が確認された。
関連製品は3種類あり、用途によって使い分けることが可能となっている。
サプリやドリンクタイプへの活用の他、味や臭いの変化が少なく、ゼリーなどの一般食品にも配合しやすく使い勝手に優れる。すでに多くの採用実績もある。
消費の多様化が進む中で、より付加価値の高い製品へのニーズは年々高まる傾向にあり、安全性と機能性を兼ね備えた同原料は、エビデンスを伴った美容素材として今後さらなる拡販が期待される。
米ぬかは、お米を精米する際に出る外皮部分。セラミドやアミノ酸、ビタミン類などが豊富に含まれている。 美容への好影響が伝承的に知られ、現在でもお風呂に入れたり、少量を手に取って洗顔するなど、天然素材を活用した“美容法”として利用されている。
コメ由来グルコシルセラミドである「水溶性セラミドRC」には細胞試験でヒアルロン酸産生促進作用が確認されており、ヒトの肌に塗布することにより保湿作用が認められている。
BEAUTY HANAYOME
D COLECTION
メディスキン
【 一丸ファルコス株式会社 】
≪事業内容≫
化粧品原料、健康食品原料および
医薬部外品原料の研究開発、製造、
販売ならびに輸出入
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フィトセラマイドは、世界で初めて植物セラミド摂取によるヒト皮膚中のセラミド量が増加することを確認しています。 セラミドは肌において皮膚のバリア機能の維持や水分保持に需要な働きをしており、フィトセラマイドはこうした加齢により減少する肌のセラミドを補い、肌の潤い保つことを助けることが期待されます。 加えて、お米由来の原料であり、遺伝子組換えの問題やアレルギー表示の必要がない、安心・安全な美容食品となっています。溶解性に優れ、どのような剤型でも配合が可能です。
これまでにシワ改善、肌荒れ改善、冬季ドライスキン者における、肌のかゆみ改善も確認しております。 今後は、未解明な部分もあるセラミドの機能メカニズムや、新たな機能性について引き続き研究していきたいと考えています。
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