スイスを拠点とする世界的な総合ヘルスケア企業ロンザ。一世紀以上の歴史を誇る同社は現在、バイオ医薬品、
低分子医薬品、細胞・遺伝子、カプセル・健康食品原料の4つの部門をまたぐ製造業者として世界中にネットワークを
張り巡らせ、その技術力と展開力で業界をけん引する。本特集では、カプセル・健康食品原料事業部が推進する
ハードカプセル液体充填技術Licaps®の展開に着目。磨き上げられた技術から生み出される革新性の秘密に迫る。
原材料の知見も豊富な同社は、その受託製造も請け負い、健食関連企業の製品化へ向けた心強いパートナーとして、
多彩な知見とグローバルなネットワークを活かし、リソース最大化へ貢献している。
同社は電気化学および電気治金製品製造のためロンザ川の水力発電を確立し、拡大するために設立された。
それから125年以上を経て、現在は「バイオ医薬品」、「低分子医薬品」、「細胞・遺伝子」、「カプセル・健康食品原料」の4つの事業を展開する世界的なヘルスケア企業へと発展を遂げた。
「あらゆる治療法を実現する」というビジョンのもと、同社は技術的洞察、世界クラスの製造・科学的専門知識、優れたプロセス、革新性を組み合わせ、顧客リソースの最大化をサポートしてきた。 これまでに実現した新たな治療法や革新的な開発はこうしたスタンスを追求し続けるゆえの成果に他ならない。
国内では、機能性表示食品対応素材であるUC-II® 非変性II型コラーゲンや、Carnipure® L-カルニチンなどの健康食品原料の取り扱いのほか、液体充填ハードカプセルの受託製造を行い、健食業を多角的にサポートする同社。
液体充填ハードカプセルは、健食業界では非常にユニークなアプリケーションといえ、新規の製品を検討する企業の有力な選択肢として、高い注目を集めている。
それを具現化したLicaps®（リキャップス）はオイル、水溶液、懸濁液もしくは半固形物を充填し、同社独自のシール技術を用いてシールしたハードカプセルだ。 従来のサプリメント形状以上のメリットを消費者に提供できるアプリケーションとして、引き合いも増えているという。
「あらゆる治療法を実現する」というビジョンは、予防領域の健康分野でも変わらない。健康を維持し続けるために、どのように原材料が生体内で利用されるのか。 Licapsの高い機能性は、原材料が持つポテンシャルをどれだけ引き出してくれるのかと、自ずと想像力を掻き立ててくれる。
見た目にもユニークな剤形であり、これまで固形製剤では実現できなかった処方が可能な点などが、大きな特徴だ。
併せて、
では具体的に、ラインナップを見てみよう。
サプリメントでの採用実績も豊富で、次のような事例がある。
これらはほんの一例で、同社の知見等も合わせれば、そのバリエーションは無限といっていいかもしれない。
こうした独自のカプセルデザイン、特許取得のシール技術、カプセル化技術などを基にした高品質・高機能性とユニークな見た目を兼備するプレミアムなサプリメント剤形を、同社の受託製造サービスは、アイディアをまとめる段階からサポートする。
蓄積したノウハウと豊富な知見、グローバルに張り巡らされたネットワーク等を駆使し、処方開発における課題の解決までケア。 顧客の要望に沿った画期的なサプリメント製品の具現化を製造パートナーとして、その実現へ伴走する。
ロンザの社名は同社発祥の地に流れるロンザ川に由来する。 水力を活用した発電事業から始まった同社が自然の恵みを最大化し、いまでは健康事業で世界をけん引するのはまさにルーツに通じており、同社の経営哲学の強固さを示している。
同事業部では研究開発、臨床バッチ、商業規模応用のいずれにも対応した、包括的なハードカプセル充填機を提供している。
Licaps®は見た目がとてもユニークで、そうした点へ目が行きがちですが、実は機能面でもかなり優れた
アプリケーションです。
健康食品の製造プロセスにおいて、例えば、一粒に製剤化することが難しい配合禁忌の素材同士や、
ポテンシャルは高いが製剤化が困難な素材等、課題に直面することがあると思います。
そうした“壁”を崩す一助となる可能性をLicaps®は秘めています。
これまでに蓄積したノウハウや知見が豊富にあることに加え、グローバルなネットワークもございます。
さまざまな処方例や情報を世界中から収集し、その解決をサポートするとともに素材に合わせたご提案も
可能です。
「素材は持っているけど、どう製品化すればいいか困っている」。そうした段階でも、まずはお気軽にご相談ください。私どもが製造パートナーとして全力で新製品開発をサポートいたします。
お客様のブランドに付加価値を与えることに全力を尽くします。
