髪を知り尽くす唯一無二のヘアケアOEM企業【近代化学株式会社】

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髪を知り尽くす唯一無二のヘアケアOEM企業

ヘアケア製品のOEMメーカーとして絶大な信頼を獲得している近代化学。美容室をルーツに90年以上の歴史を刻む同社が掲げるのは「幸せ」というキーワードだ。髪が人にもたらすパワーからヘアケア製品づくりのノウハウまで、「ヘア」について全方位から知り尽くす同社はまさにヘアケア製品のスペシャリスト集団。モノづくり企業としての同社のこだわりにフォーカスしながら、いかにして顧客の期待に応え続けているのか。その秘訣を紐解いていく。

美容室と共にヘアケア製品OEMを追求してきた実績

東京・銀座に創業した美容室がルーツの近代化学

昭和5年に東京・銀座に創業した美容室がルーツの近代化学。OEMメーカーとして、軸をヘアケア製品にしたのは自然の流れといえるが、接客業でもある美容室の顧客へのサービス精神までがしっかりと企業遺伝子として受け継がれている。モノづくり企業ながらどことなく親近感が漂うのはそのせいかもしれない。

同社の顧客に対する方針は明確だ。「共に幸せをつくり 世界中に笑顔を届ける」。経営理念でもあるこのコンセプトが、あらゆる場面で同社の独自性や強みとなって発揮される。製造の依頼を受ければ、まずは要件よりも依頼主が抱く「夢」と真剣に向き合うことからスタートする。単なるモノづくりなら、要件だけを聞いて、それに合った処方を提案すれば話は早い。だが、あえて、共に寄り添い一歩踏み込むことで本当に作りたいものをあぶり出し、具現化していく。そこまでするから「笑顔」という言葉にもつながっていく。

「共に幸せをつくり 世界中に笑顔を届ける」。経営理念

あらゆるヘアケア製品OEMに精通

少し遠回りのようであり、生産性を考えれば非効率にもみえる。だが、ヘアケア製品に関しては同社は90年以上の歴史と実績がある。国産初のパーマネント剤に始まり、美容室向けのヘアカラー、シャンプー、トリートメント、育毛剤、スタイリング剤…。まさに日本のヘアケア製品の歴史と共に歩んできた同社に蓄積されたノウハウは、あらゆるタイプの課題に対する解を備えるほど濃密だ。だからこそ、顧客の要望を全て受け止め、それを咀嚼した上で最適な提案を示すことができる。

ヘアケアOEM 製品ジャンル

ヘアケア製品を受託するOEMメーカーは他にもあるが、これだけの歴史と実績があるところは希少だ。美容室専門から外部企業の受託を本格的に受けるようになってからは、まだ20年に満たない同社。それでも「ヘアケア製品の受託といえば近代化学」といわれるまでの信頼を獲得しているのは、重厚な実績に加え、一貫してブレない顧客に寄り添うスタンスで心から満足を与える製品づくりを実現し続けてきたからに他ならない。

ブレない姿勢で築き上げた絶大な信頼

同社がOEMを本格展開に乗り出したメンバーとして、新規開拓を続けてきた営業部長の原氏は、「美容室関係では知られていましたが、それ以外は未知の世界でしたから最初は大変でした」と当時を振り返る。それでも、ほどなくカラートリートメントが注目されるトレンドが追い風となり、OEM事業は軌道に乗り始める。ヘアケアに特化していることは、やがて大きな武器となっていく。

最優先は顧客の想い――。安易な価格競争に流されず、製品力を追求し続けてきたことも、結果的にはメーカーからの支持を得ることにつながった。「3年ほど前に中国製から日本製にシフトする流れがきて、近代化学が再評価された様に思います」と原氏は、市場の変化を肌で感じたと述懐する。ブレずに製品づくりと向き合い続ける同社。その姿勢と確かな製品力は、じわじわと浸透し、同社の評価を揺るぎないものへと導いた。

あらゆる側面からのご提案

ヘアケア商品開発の一般的なワークフロー

最新のトレンド情報で他社にない製品提案

同社では医薬部外品の要望にもスピーディーに対応が可能である。
頭皮・毛髪の状態や期待される効果に合わせ、既に製品実績のある申請済処方各3種類から選ぶ事が可能。申請済処方の為、医薬部外品の商品化を検討しているメーカーには好条件である。育毛剤・シャンプーの申請済処方は下記になる。

ISO化粧品製造GMPに関する国際規格準拠の工場での高品質な製品づくり

徹底して顧客に寄り添う姿勢と豊富なノウハウをベースにしたモノづくりの拠点は、万全の体制が整えられている。顧客満足を目指すために必要である製品やサービスの品質、マネジメントシステムに関する国際規格ISO9001を取得。また、ISO22716に準拠した工場は、製造ロットごとに出荷前に実施される48時間の菌検査を始め、充填量や包装形態など、仕様が要望通りに仕上がっているかの工程チェック等を行うことで厳しく品質管理され、顧客の想いを宿す高品質な製品づくりを実現する。

近代化学の調合設備、充填設備一覧

起源である美容室にあてはめるなら、「お任せで」と迷わず言える店員と技術・設備、そして信頼が備わっているオンリーワン店舗。ヘアケア製品のOEMでいえば、同社はまさにそんな唯一無二といえる存在感を放っている。

トピックス

ヘアケア博士

90年以上の歴史を誇る同社にはヘア博士がいる。還暦を過ぎた大ベテラン社員。彼に聞けば、どんな疑問も解決するという。ひとたび質問すれば2時間はくだらない解説があるという、まさにヘアに関する生き字引。だからこそ、「ここぞの時した頼らないようにしています」と社員は口を揃える。同社の信頼を陰で支える重鎮といえる存在だ。

90年以上の歴史を誇る近代化学にはヘア博士がいる。

販売先構成比

美容室を期限する同社は今もプロから信頼が厚く、販売先の構成比の半数近くを占める。一般流通は1割弱で少なめだが、独自性や付加価値が求められるネット通販は2割近くに伸びており、同社の新たな注力ジャンルとなりつつある。

ヘアケア製品分類別の出荷数量(累計)

外部への受託製造を本格的にスタートさせたタイミングで同社をけん引したのがカラートリートメントだ。いまでもその需要は高いという。出荷数量別でも同社の過半数を占めるのがヘアカラー。そして昨今は育毛剤がそれに続く製品として伸長し、パーマ剤、シャンプー・トリートメントと続いいている。

ヘアケア工房

ネットでの情報発信にも力入れている同社が美容のプロ向けに開設しているのが、「ヘアケア工房」(https://www.kindaikagaku.com/)というサイトだ。製品ジャンルや原料図鑑といったコンテンツがあり、製品開発のヒントが豊富に掲載されている。

地域に密着した製品づくり

同社の製品づくりのこだわりは、自社製品として開発したシャンプー&トリートメントの開発プロセスをみるだけでも十分に分かる。海老名市の特産品であるイチゴを使った「いちごシャンプー・トリートメント・ボディーソープ」。単にいちごフレイバーのシャンプーをつくるだけなら、お手のものだろう。だが、同社では一番の特徴である海老名産いちごの良さを最大限に活かすため、あえて生搾汁にこだわり、その果汁化に1年を費やした。

海老名市の特産品であるイチゴを使った「いちごシャンプー・トリートメント・ボディーソープ」

いちごは農家から直接仕入れ、それを一粒ずつ丁寧に洗浄、ヘタ取りを行う。その上でいちごを搾り出し、生の搾汁として配合することを選択した。抽出エキスでなく、あえて素材の良さを引き出すための判断だ。そうやって手間をかけることで、甘く爽やかないちごの香りと含有するビタミンB・Cの効能を十分にキープした説得力のある製品が生み出された。

いちごの写真

原料、顧客、そして消費者。全方位に恩恵があることをよしとするのが同社のスタンス。いちごシャンプーでいえば、海老名産のいちご、海老名市、そして利用者。その全てがハッピーになる—―。あらゆる依頼に対し、こうした姿勢を崩さないからこそ、同社は常に顧客の期待を上回る結果を残し、絶大な信頼を獲得する。

安易な廉価製品づくりには決して流されないのも同社のこだわりだ。売ることだけを考えれば安さは武器になる。一方で、完成品には必ずしわ寄せがいく。いちごシャンプーの例でいえば、抽出エキスにすれば手間は大幅に削減される。だが、いちご風味はどこか人工的になってします。だからあえて、生搾汁とすることで素材の良さを最大化することを最優先する。海老名のいちごのよさは生の搾り汁だからこそ伝わる。そうした想いに加え、膨大に蓄積されたノウハウがあるからこそ、かけた手間が同等以上になって返ってくるが分かっているのだ。

いいモノづくりを実現するための妥協なき探求も続けている。毎年国内外の展示会に出展し、世界中の情報を収集。スピード感をもって、顧客に新製品の提案ができるよう態勢を整えている。その一環でアーユルヴェーダの研究が盛んなスリランカに提携工場を構え、現地ドクターと協力しながら、最新の処方提案を行い、すでに多数の実績も残している。

ヘアケア製品は化粧品に比べると専門性が高い

ヘアケア製品は化粧品に比べると専門性が高く、特に新規や異業種参入では、具体的な開発イメージをしづらい領域といえる。だからこそ、豊富な経験やノウハウを持つOEMメーカーが頼りになる。同社がまず、夢からヒアリングするのも、その中に必ず製品化へのヒントが散りばめられているからだ。いきなり原料や予算の話から入っても、消費者を喜ばせる製品は生まれない。磨き上げられた経験から、そうしたやり方では、滞りなく製品はつくれても、幸福にはつながらないことを分かっているのだ。

近代化学株式会社の会社概要

≪事業内容≫
化粧品製造業、医薬部外品製造業、化粧品製造販売業、医薬部外品製造販売業


≪所在地≫
〒243-0426
神奈川県海老名市門沢橋3-19-3
TEL : 046-238-2508
FAX : 046-238-5607
https://www.kindaikagaku.com

 
 
インタビュー 近代化学株式会社 代表取締役社長  岡部 達彦氏
近代化学株式会社 代表取締役社長  岡部 達彦氏の写真
ヘアケア製品OEMを追求してきた実績が私たちの自信です

近代化学の経営理念「共に幸せをつくり世界中に笑顔を届ける」には、様々な製品づくりを通して世界中の人を幸せにしたいという願いが込められています。私たちは1930年に東京の銀座に理美容室として誕生しました。以来90年にわたり、ヘアケアという側面から皆様に美と笑顔と幸せを提供すべく歩んでまいりました。現在はヘアケア製品の開発とOEM供給に特化し、様々な化粧品メーカを通じて国内外に製品を提供させて頂いております。 製品開発においては現在7名の専門スタッフがおり、複数の大学との共同研究も行っております。近年ではスリランカのアーユルヴェーダ専門医の監修に基づくヘアオイルやスキンケアオイルの原料化にも成功しています。 製造設備については毎年新規の設備投資を行い、時代と共に変わりゆくお客様のニーズを満たす努力を続けています。

 
近代化学株式会社
〒243-0426 
神奈川県海老名市門沢橋3-19-3
TEL : 046-238-2508 FAX : 046-238-5607
https://www.kindaikagaku.com
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