女性の健康問題に対処する「フェムケア」市場が拡大。2025年には世界での市場規模が5.5兆円に達するとも予測されている。背景には女性の社会進出などがある。 そうした中、健食市場では女性特有の不調緩和に有効と考えられる「エストロゲン」様の作用を持つ成分に注目が集まっている。エクオールだ。 安定供給が難しく、扱うメーカーは少ないが、炭プラスラボは独自製法で難題をクリア。「エクオール乳酸菌™」として、展開している。
フェムケア(Femcare)とは、Female(女性)とCare(対処する)をかけあわせた造語。フェムケア市場は、こうした女性の体や健康のケアをする製品(商品)・サービスをいう。
例えば、オーガニックナプキン、更年期による多汗症対策のインナーシャツ、女性の冷え性対策の下着、デリケートゾーン専用化粧品、美容健康サプリメントなどがある。
フェムケア市場が注目され始めたのは2016年頃からといわれる。以降、着実に拡大を続け、2019年時点では世界全体の市場規模が820億円、投資額が640億円という規模にまで膨らんでいる。
女性の社会進出は今後さらに進むことが見込まれ、2025年には市場規模が5.5兆円に達するとも予測されている。
そうした中で、健康食品分野で注目を集めているのが、エストロゲンと似た働きをする成分「エクオール」だ。
一番の理由は、女性らしさに関係するエストロゲンが年齢とともに減少することだろう。女性の社会進出によって、一般的に更年期が始まるといわれる45歳以降も職場にいることも当たり前になっている。
外部からエストロゲンを補え、不調を緩和できるなら、そうした製品へのニーズが高まるのも当然といえる。
もうひとつは、エストロゲンの“特殊性”に理由がある。エクオールは大豆イソフラボンが腸内環境によって変換されるが、誰もがつくれるわけではない。 日本人でつくれる人は半数弱(欧米人では約30%)といわれており、確実にエクオールを摂取するには、“エクオール”そのものであることが望ましい。
調査ではエクオールの産生量が少ない人ほど、更年期症状が重いことが発表※1されている。
一方でエクオールを摂取することで、更年期症状の改善、骨粗鬆症の予防、女性のメタボ改善、皮膚のシワを低減するなど、さまざまな効果があることも報告されている。
(※1出典:日本更年期医学会雑誌 15 :28-37,2007)
炭プラスラボは、このエクオールを独自製法での開発に成功。「エクオール乳酸菌™」という特許取得原料として展開している。
安定的に製造することが困難ともいわれるエクオールを同社が実現できているのは、長年の水素研究で培ったノウハウがあることが大きい。
実際に、「エクオール乳酸菌™」の製造プロセスで、大豆胚芽を「水素乳酸発酵」という独自の製法で発酵させており、これがエクオールを安定的に産生するキーとなっている。
加えて、同社は多様な天然原料を製品化してきた実績から、素材の最大化のために必要な材料を熟知。 エクオール乳酸菌™のケースでは、原料にエクオール産生に適した12種類の乳酸菌と、ミネラル豊富な室戸海洋深層水を使用し、製品としての質の違いも生み出している。
エクオール乳酸菌™中の乳酸菌(死菌)は腸内の善玉菌を増殖させ、エクオール乳酸菌™中の活性抗菌ペプチドは腸内の悪玉菌を除菌抑制(悪玉菌クレンズ)する。
それにより、腸内フローラを改善させる。
この相乗効果により整腸作用、美容作用が期待できる。
エクオール乳酸菌™は、以下の3つの作用で女性の健康と美容をサポートする。
1.エクオールの直接摂取:原料に含まれるエクオールを直接摂取することで、更年期症状の緩和をサポートする
2.エクオール産生促進:原料に含まれる大豆イソフラボンと乳酸菌が、腸内でのエクオール産生をサポートする
3.腸内環境改善:乳酸菌と活性抗菌ペプチドが、腸内フローラのバランスを整え、便秘や肌荒れなどを改善する
エクオールは大豆イソフラボンから腸内細菌によって産生されるが、産生能力には個人差がある。日本人では約半分が「つくれない」ともいわれる
女性ホルモン「エストロゲン」様の作用からエクオールは、更年期症状の改善、骨粗鬆症予防、メタボ改善、美肌効果など、様々な効果が期待されている。
エクオール乳酸菌™の推奨摂取量は100mg/日。より好ましいのは1日に100mg/回×3回だ。
この設計で製品化すれば、エクオール乳酸菌™のロゴマークの使用が可能になる。
エクオール乳酸菌™は、以下のようにエクオール単体を摂取する原料とは異なり、エクオールの「摂る」と「作る」の両方をサポートする。
- エクオールを直接摂取できる(エクオールを「摂る」サポート)⇒更年期症状対策
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大豆胚芽イソフラボン(ダイゼイン)が腸内でエクオール産生に適した乳酸菌によりエクオールがつくられる
(エクオールを「作る」サポート) ⇒更年期症状対策 - 腸内において乳酸菌で善玉菌を増やし、活性抗菌ペプチドで悪玉菌を減らす⇒整腸作用、美容作用
エクオール乳酸菌™に含有される乳酸菌は死菌だが、もともと微量でもエクオール産生菌が常在していれば親和性が高いため、それらのエサとなり、エクオールがつくられると考えられる。
こうしたことから、エクオールを「作れる人」も、「ほとんど作れない人」にも、エクオール乳酸菌™の摂取は有用といえる。
エクオール乳酸菌™には、大豆胚芽の水素乳酸発酵によって産生される「活性抗菌ペプチド」が含まれている。
活性抗菌ペプチドは、腸内悪玉菌の抑制、ピロリ菌の殺菌効果、さらには新型コロナウイルスの不活性化効果も確認されている。
エクオール乳酸菌™は、急性経口毒性試験済みで安全性が確認されている。また、特許取得原料であり、品質と信頼性も保証されている。
・組成物と製法で特許を取得
【特許番号】
特許第7462868号
【発明の名称】
乳酸菌生産物質含有組成物、エクオール生成方法および乳酸菌生産物質含有組成物の製造方法
エストロゲン様作用成分の豊富さではプエラリア・ミリフィカが広く知られている。 フェムケア成分として注目されていたが、腹痛、嘔吐、月経不順など200件以上の危害が報告され、厚労省に「指定成分」としてリストアップされた。 エクオールはエストロゲン活性が緩やかとされ、安心して使用できる。
高知県の室戸岬周辺の水深200m以上の海洋汚染の少ない深海水で、清浄性に優れ、豊富なミネラルとそのバランスがよいことが確認されている。
市販のミネラルウォーター摂取に比べてエクオールが1.6倍増加。
【→室戸海洋深層水について、詳細はこちら】
エクオール乳酸菌™は、エクオールの「摂る」「つくる」をサポートし、腸内環境を整えることで、女性の美と健康を総合的にサポートする革新的な原料です。フェムケア商品や健康食品への応用が期待されています。
水素を活用した機能性原料の研究開発を長年続ける中で、乳酸菌では『還元発酵乳酸菌®︎』の開発に成功しました。
乳酸菌複合培養の発酵エキスに水素、海洋深層水を最適比率でブレンドする事で乳酸菌数が急速に活性化することを発見。抗菌・ウイルス不活性化作用に加えて、抗糖化・美肌ケアが期待される新たな乳酸菌『エクオール乳酸菌™』が生まれました。
フェムケアに適した素材として、また、乳酸菌の差別化素材として、大きな可能性を秘めている原料です。どうぞ気軽にお問い合わせください。