企業特集 販売実績のあるサプリメントで超低予算＆極小ロットOEMを提案 製造コストとリードタイムを最小化した “オーダー・メイド”なOEMとは？健康食品OEM企業 株式会社オルテェック
自社オリジナルのサプリメントを開発したい、安全な健康補助食品を患者に薦めたい、サロンの客単価UPのため実績のある健康食品を導入したい…。そう思ってはみても“異業種”がサプリメント開発に参入するには、コストを含めそのハードルは決して低くない。そんな悩みを解決してくれるのが、株式会社オルテェック。同社が提案する“新しいOEMの手法”とはどんなものか。同社代表取締役・印藤晴子氏に話を聞いた。
50万以下のミニマムコストで自社オリジナルパッケージのサプリがつくれる
今から5年前にOEM受託製造会社として設立された株式会社オルテェックは、九州・福岡にある小さな会社である。その小さな会社が首都圏に進出を果たすためには、それ相応の強みがなくては規模の大きな企業に太刀打ちはできない。では、同社の強みとは何か。
じつは同社はすでに20年の実績を積み上げてきた健康食品の製造販売会社（株式会社心美寿有夢/シンビジュウム[http://www.cymbidium.co.jp/] ）がグループ会社であるため、消費者のニーズやマーケット動向などを踏まえた“戦略的OEM”の提供が可能であるというポイントがひとつ。さらにGMP準拠およびISO14001取得工場による生産ラインを確保、有機栽培による国内産食物を主原料にするなど安全性と高品質の担保に注力している点も評価できる。しかし何より同社の強みとなっているのは、「最低24本（個）という極小ロットを50万円以下の費用で製造できる」点であろう。
同社ではこのサービスを「クイックスタートプラン」と名づけ、異業種や予算が少ない顧客が参入しやすいような仕組みをつくった。すでに販売実績のある健康食品のパッケージだけをオリジナルで作成、ミニマムコスト・極小ロット・最短リードタイムでクライアントに納品。いわゆるOEM大手と競合しても勝ち目はないが、小さな会社ならではのフットワークの軽さと時代の流れに沿ったフレキシブルな対応ができる点をアピールしていきたい、と同社代表取締役・印藤氏は話す。通常ロットのような利益は出にくいが、受注発注にも即対応ができる体制が整っているためクライアント（委託側）が大量の在庫を抱える必要がないことを知ってもらい、多くの顧客を獲得したいと考えているのだそうだ。
設立20年を迎えるサプリメーカーがなぜOEM事業を立ち上げることになったのか
効率よく収益を上げることを目指さない企業はないと思うが、極小ロットの受注発注では手数ばかりが先行して利益が得にくいのではないかと、つい気になってしまう。すでに多くのリピーターを抱える直販メーカーとして一定の成果を挙げ、1年に1～2アイテムの新製品も上市している株式会社心美寿有夢という会社がありながら、なぜOEM事業への参入を決断したのか。
健食業界もここ数年あまり景気のいい話はないが、サプリメントの開発・販売に強い関心を抱き新規参入を希望する企業はむしろ増えている。しかし通常どんなに小ロットといっても最小ロットが10万粒、1600袋前後の在庫を抱えなければならず、数百万ものコストを投下できる新規参入クライアントはそう多くない。ハイリスク、ローリターンな商品開発ではなく、すでに実績のある“中身”をクライアントのオリジナルパッケージでリメイクする「クイックスタートプラン」のような低コストサービスを提供すれば、サロンやクリニックといった異業種の参入障壁がかなり低くなるのではないか。このような“オーダーメイドなOEM”を実現することで、地方都市の小さな会社にも、首都圏で勝機を見出すチャンスがあるのではないか…。同社がOEM事業を立ち上げた理由は、健康食品業界に少しでも貢献できればという想いと、首都圏進出の足ががりにしたいという考えがあったからだという。
商品開発、パッケージデザイン、販促物まで、ワンストップという利点
東京を含む首都圏で新発売される商品は、その発売前に福岡でテストマーケティングが行なわれるケースがしばしばあるが、逆に福岡発の新商品情報はいち早く大阪ではなく東京向けにPRを展開するという。印藤氏もインターネットを介して、首都圏、特に東京の人々にもっとオルテェックの存在を知ってもらいたいと話す。そのためには顧客開拓のフックとなるような新サービスが必要だったということだ。
さらに先ほども触れたように、同社は健康食品の製造・販売の実績を有することから、開発企画、原料調達およびレシピの開発、デザイン、販路開拓、マーケティングツールの制作、納品後の販売サポート…と、健康食品に関連するすべての業務をワンストップで受注することができるという利点を持つ。極端に表現すれば、「何も知らなくても、すべてお任せでオリジナルサプリをつくることができる」というわけだ。場合によってはパンフレットやPOPといった販促ツールも作成してくれる。またオプションで、オリジナルデザインの持ち込みも可能。各社各様のアレンジができる点も特筆すべきであろう。
厳選された食品、天然素材をそのまま原料に使用しているという自信
創業350年の歴史を持つ蔵元で醸造された黒酢、有機大麦若葉、有機桑葉など6種類の国産有機JAS認定素材をブレンドした有機青汁など、親会社である健康食品メーカーが使用している原料は、どれも専門家が驚くほどに厳選された素材ばかり。大手を含め競合他社と比較しても品質や安全性では負けないという、確固たる自信をのぞかせる。
印藤氏いわく、「弊社の社員は全員、自社健康食品のヘビーユーザーであり、ファンでもある」とのことであるが、ヒトに売る前にまず社員全員が商品のすべてについて理解すべきという考えから、つねに契約農家や蔵元に出向き研修を重ねているという。自社製品への愛着も、あながち誇張した宣伝文句ではなさそうだ。
専門知識があまりない場合など、どんな会社に委託すればよいのか判断がつきかねると思うが、どうせお願いするのであれば“愛ある仕事”をやってくれそうな会社に仕事を依頼したいと思うのが心情であろう。同社のサービスは“痒いところに手が届くOEM”とでも表現すればよいだろうか。兎にも角にもミニマムコストで商品開発を実現したい方には、一度コンタクトしてみてはいかがだろうか。
会社概要
- 株式会社オルテェック(ORTIC)
- 〒810-0001
福岡県福岡市中央区天神2-8-41
福岡朝日会館11階
-
ホームページURL：
http://www.ortic.co.jp/
クイックスタートプラン
同社関連会社である通販会社ですでに販売実績のあるサプリメントをベースに、パッケージデザインを変更するだけの最小工程で、委託会社（クライアント）のオリジナルサプリメントとして納品するシステム。デザインの持込、内容量の変更などフレキシブルな対応が可能。最小ロットが24個（1ケース）から、最短40日のリードタイムで製品化できる。使用する原料にもよるが、場合によってはコストを50万円以下に抑えられる。すでに“売り方”を知っている同社が、販売促進ツールの作成や販売戦略のアドバイスといったフォローもしてくれる。
マッチング適性
■新たに健康食品の販売（通販・実店舗）への参入を計画している方 ■サロンやクリニックの客単価を上げるため、安全で高品質の商品を販売したい方 ■すでに販売実績がありマーケティング戦略が組み立てやすい商品を探している方 ■コストをミニマムに抑え、オリジナルの新商品を増やしたい方 ■短期間で商品化、納品ができるOEMメーカーを探している方 ■試作品のサンプルやテストマーケティング用に極小ロットでオーダーしたい方
海外で注目されている成分による OEM依頼にも柔軟に対応
国内で取扱のある成分だけでなく、サプリメント先進国でオーガニック市場も大きいアメリカをはじめ、海外で取り扱われている成分・サプリメントも対応可能。海外で開催される展示会をはじめ、独自のネットワークを使ってグローバルなマーケット分析にも怠りがない。国内における認知度が低く、競合他社が参入していない成分・商材を手がけてきた実績もあり、市場の新規開拓にも柔軟に対応できるという。
オルテェック社が手掛ける 厳選された素材の代表例
本文でご紹介した、自然・天然素材へのこだわり、代表者自らが「本当にいい成分だ」と感じたものを厳選したというオルェック代表的なOEM製造委託可能商品。
【玄米黒酢もろみ末】 熊本県産
【梅肉エキス】 和歌山紀州産
その他、取扱い可能な成分は、多数。様々な成分についても柔軟に対応してもらえる。
どこかで誰かが泣くような事業はしたくない。 喜んでもらって初めて“利益”が得られるものだと思うのです
健康食品に関わる仕事をするきっかけとなったのが、わたくしが証券会社に入社後に発症した重度のアトピー性皮膚炎でした。発症してからも5年くらいはお勤めを続けましたが、顔だけでなく全身ひどい症状で本当に辛かった。環境を変えようと仕事を辞め、2年間治療に専念しましたが…なかなか効果は出ませんでした。でもあるとき、「アトピー治療はまず、腸内環境を改善するところから始めないとダメ」というアドバイスを受け、その後13年間食事療法を続けることで完治に至りました。この経験によって「いかに日々の食事や栄養摂取が大切か」ということを痛感しまして、同じように辛い思いをしている方々のお役に立ちたい――と、36歳のときに健康食品の製造・販売会社、心美寿有夢を立ち上げました。 最初は口コミを中心に地元でチラシを配布したり、健康系の雑誌などに広告を出したりといった地道な活動を続けて徐々にお客様が増えていきました。発売からの累計販売数が100万個をゆうに超える『梅肉黒酢』（全血流動性に及ぼす影響に関するエビデンスのあるサプリメント）を医療ジャーナリストの丸山寛之先生や、当時農水省の食品総合研究所上席研究官であった菊池佑二氏、慶應義塾大学の栗原毅教授といった専門家に新聞や専門誌で取り上げていただいた後は、かなりの反響がございました。すでに創業から20年が経とうとしておりますが、わたくしどもが培ってきた技術やノウハウを、少しでも多くの方々に提供したい…という想いでOEM事業を立ち上げました。 弊社はとても小さな会社ですが、小さな会社だからこそ細やかな対応ができるという自負がございます。社員全員がつねに同じ方向を向いて“みんなが幸せになれるように”をスローガンに、どこかで誰かが泣きを見るようなことが決してないように、仕事と向き合う。お客様には元気に、明日への活力に溢れる日々を過ごしていただきたいですし、OEM事業のクライアント様にも喜んでいただきたい。財産であるお客様みなさんに喜んでいただけて初めて、利益を上げる資格が得られるのではないかと、そう考えているのです。 こんなときだからこそ、お問い合わせにもクイックレスポンスでの対応を心掛けて参ります。
株式会社オルテェック 印藤 晴子社長に聞く
代表取締役 印藤 晴子氏
株式会社オルテェック
自社オリジナルのサプリメントを開発したい、安全性が担保されている健康補助食品をクリニックで患者に薦めたい、サロンの客単価を上げるためにも実績のある健康食品を導入したい、そんな企業に対応。
