情報提供 : ユニキス株式会社
アイケア素材の代表格として高い認知度を誇るビルベリー。フルーツ由来原料は、そのイメージのよさや食経験などから、ひとくくりでみると品質がぼやけがちだが、原材料によって素材として大きな差が出ることはあまり重視されていない。熟した時期に収穫された北欧産野生種ビルベリーの乾燥エキス、
インデナの『ミルトセレクト®』
は、技術に裏打ちされた“標準化エキス”として世界的に認められる高品質を誇る、正真正銘の“お手本素材”だ。
「ザ・ビルベリー」――。インデナの『ミルトセレクト®』は、まさにそう呼ぶにふさわしいビルベリー由来の機能性原料といえる。北欧産野生種ビルベリーを7月から9月の成熟した時期に収穫した新鮮な果実からのみ得られる、化学的処理を行わない厳選したエキスである同素材は、70年代はじめに同社が「ビルベリー25%乾燥エキス」と呼ばれる標準化エキスとして開発。この規格は世界的に認められ、ビルベリーエキスのスタンダードとなった。
ところが、調査によってこの「ビルベリー25%」規格に適合しない製品が多数出回っていることが明らかになり、そこで同社はイタリア国内で最初に登録した医薬品で使用していた分析法を改良して市場に公開した。 アントシアノシド含量とビルベリーのプロフィールを正確に定量化するのに適したHPLCをベースとしたこの方法は、現在、西欧諸国の大半の薬局方の標準基準となっており標準化エキス中のアントシアニン含量は、36%アントシアニン(グルコシル化合物)として定めている。(UV分析による旧25%規格に相当)
残念ながら、多くの市販品にはインデナの標準化エキスとは異なる原料が使用され、また、ラベル表示と異なる含量、成分が存在するのが現状だ。標準化エキスのクオリティがいかに高いかの裏打ちでもあるが、一般消費者にとっては迷惑な話である。一方、インデナのミルトセレクト®は以下のHPLC分析プロファイルで標準化されている。
厳しい基準をクリアしたビルベリーエキスでは、このように特長的な波形が描かれる(図1参照)。一方、非適合のビルベリーエキスでは、明らかに異なる波形が描かれる(図2参照)。
最近になって、一部の治験担当医がミルトセレクト®の投与は目の酷使による視力機能の低下を回復させる一助となりうるとの報告を行っている。これらの試験でコンピュータオペレーター、事務職員や学生での目のちらつき、ぼやけ、眼精疲労といった自覚症状の改善を報告している(図1参照)。 (※1)
目の疲れ、かすみ目、目のちらつきのいづれにおいてもプラセボ投与患者より大幅に症状が改善されている。
また、最近行われた黄斑浮腫を伴う糖尿病性非増殖性網膜症(NPDR)患者88名を対象とした多施設試験において(※2)、ミルトセレクト®を1年投与した後に、臨床症状の変化が評価された。ビルベリー(Vaccinium myrtillus)エキス(170mg/カプセル)を3カプセル投与した結果、対比感度に対する有益な効果により視覚が改善され、視力および黄斑浮腫は悪化することなく維持された。(図2参照)
- ※1 Kajimoto O., Scientific Report Collection No 19 ., Osaka Univ. for Foreign Studies 19, 143 (1998) - Food Style 3, 21 (1999).
- ※2 Kim ES, Yu SY, Kwon SJ, Kwon OW, Kim SY, Kim TW, Ahn JK, Oum BS, Lew YJ, Lee JE, Chung H, Kwak HW."Clinical Evaluation of Patients with Nonproliferative Diabetic Retinopathy Following Medication of Anthocyanoside: Multicenter Study". J Korean Ophthalmol Soc. 2008 Oct;49(10):1629-1633. [Article in Korean]
ドライアイにおよぼす影響についても試験が行われており、ビルベリー果実エキスによる改善効果の可能性が示唆されている。
眼疲労もしくは眼精疲労を自覚する健常者22人を対象(完遂者21人)にビルベリー果実エキスもしくはプラセボを摂取する群にランダムに割り付け、4週間飲用摂取。摂取前と摂取4週間後にシルマーテストを用いた涙液分泌量を測定した。
その結果、ドライアイ傾向のある患者において、右眼、左眼、左右両眼いずれにおいても、ビルベリー群がプラセボ群より有意に改善率が高かった(図3参照)。
ビルベリー果実エキスのスタンダードとして高い品質を誇るミルトセレクト®は、製造の全行程において、厳格な管理体制を敷くことでつくりだされる。重要な製造段階における明確な手順と分析の実施に加え、医薬品製造管理および品質管理に関する基準(GMP)を厳守することで管理されている。その上で同社のサイエンティストが十分に納得した場合にのみ、製品が市場に出回ることが許される。また、植物を原料に扱うことにしっかりと責任をもち、環境へも最大限に配慮している。自然に逆らうことなく、丁寧に尊厳をもって向き合うことで、その恵みを最大限に受けているといえるだろう。
ビルベリーを出発原料とするミルトセレクト®は、最終製品の段階において最良なブランドです。そのクオリティは、徹底した品質管理によってキープされます。「インデナ30」のスローガンのもと、出発原料の段階ではGAP(適正農業規範)、製造工程ではGMP規定をそれぞれ厳守。そして、分析の段階でもHPLC、NMRを含む最新機器を使用します。全行程において、30項目を超える品質管理を行い、チェックにチェックを重ねることで、常に一定の品質を保ち、安全性・有効性に寄与しています。こうしたことを一般消費者に伝えるために、私どもはその証しである「ミルトセレクト®」のロゴマーク活用も推進しています。今後は、品質のキープはもちろん、その“違い”をより多くの方に知ってもらうことにも注力していきたいと思っています。
生活習慣によるその糖尿病を制御する2型糖尿病(T2D)の男性ボランティアに0.47グラムの標準化ビルベリーエキス単回経口カプセル(新鮮なビルベリー約50グラム相当のアントシアニン含有)、もしくはプラセボとして等価多糖類ドリンク(75グラムのブドウ糖に相当)を投与し、二重盲検クロスオーバー試験(2週間のウォッシュアウト期間を設定)を実施。その結果、ビルベリー抽出物の摂取では、プラセボに比べ、グルコースとインシュリンの両方で増分AUCが有意に減少した。
ミルトセレクト®の品質を示すアイテムとして、ロゴマークが提供されている。使用時には常にミルトセレクト®を成分リストに明記する必要があるが、玉石混交の末端製品の中にあって、品質の高さをアピールするには有効な指標になる。
ミルトセレクト®を含有した末端商品も多数販売されている。ナチュラルウェイの「 <ひとみの果実> ゴールド120Plus」、小林製薬の「ブルーベリー&メグスリノ木セット」など、品質にこだわったサプリメントして支持を集めている。
- ■原料部門
- ◎植物抽出物の輸入・販売
- ◎動物抽出物の輸入・販売
- ◎食品および飲料原料の輸入・販売
- ◎食品および飲料の輸入・販売
- ■加工部門
- ◎ソフトカプセル・シームレスカプセルの企画・受託加工
- ◎打錠・顆粒品の企画・受託加工
- ◎回転造粒品の企画・受託加工
- ◎飲料の受託加工
- ◎食品の受託加工
〒103-0022
東京都中央区日本橋室町1-11-8
神茂ビル6F
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