■ ウコンとは
ウコン(秋ウコン)とは、ショウガ科ウコン属の多年草で、英名ターメリック(turmeric)として知られています。また、古くからインドのアーユルヴェーダや中国の漢方など伝統的医学において、その薬効が注目され利用されていたことが知られています。
■ クルクミンとは
クルクミンとは、ウコンの根茎に含まれるポリフェノールの一種でウコンの主要な活性成分と考えられています。鮮やかな黄色を呈するため、天然の食用色素として利用されています。
■ クルクミンの主な作用
クルクミンには抗炎症作用、抗酸化作用があることが知られています。近年、これらの作用が人々の健康に及ぼす効果について注目され、世界の様々な国の研究機関でクルクミンに関する多くの研究が日々行われています。
【抗炎症】
NF-KBの活性化を抑制し、慢性炎症を引き起こす各種炎症性サイトカインの産生を抑制することにより炎症カスケードの亢進を防ぐことが明らかになっています。
【抗酸化】
細胞内で各種のターゲットに対して抗酸化力を発揮することがわかっています。主にフリーラジカルの抑制などを通じて、脂質の過酸化やDNA・タンパク質の酸化によるダメージを防ぐことが明らかになっています。
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高吸収クルクミン『セラクルミン®」
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■ クルクミンの吸収性を大幅に改善
ヒトでのクルクミン30mg単回投与試験で、セラクルミン®は一般的なクルクミン粉末と比較し約27倍の吸収性が確認され、クルクミン90mg単回投与試験では、一般的なクルクミン粉末と比較し約42倍の吸収性が確認されました。また、他社クルクミン製剤と比較して有意に吸収性が高いことが確認されました。
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脳機能
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■ 非認知症高齢者の記憶力、注意力を改善
セラクルミン®の摂取により、言語記憶、注意力において試験前後で有意な改善がみられました。また、FDDNP-PETを用いた脳の画像診断では、扁桃体において、セラクルミン®群でFDDNP結合の有意な減少がみられました。また、視床下部においては、群間比較で有意な差がみられ、一方プラセボ群ではFDDNP結合の有意な増加がみられました。
■ 軽度認知障害・アルツハイマー病患者の認知機能低下の進行を抑制
セラクルミン®摂取により、認知機能の指標であるMMSE、MoCA、IADLsのスコアにおける試験前後の変化から、認知機能の能低下が抑制されたことが示されました。一方、セラクルミン®非摂取のコントロール群では認知機能の低下がみられ、セラクルミン®を摂取していることで、認知機能低下の進行を予防することができる可能性を示唆しています。
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肝機能/アセトアルデヒド
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■ ALTを有意に低下
セラクルミン®の摂取により、ALT値の有意な低下が確認されました。
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疲労
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■ 起床時の倦怠感回復の自覚症状を改善
セラクルミン®摂取により、OSA-MA倦怠感回復因子の自覚症状の有意な改善がみられました。
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変形性膝関節症
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■ 痛みのスコアを有意に低下、鎮痛剤の依存率を有意に低下
セラクルミン®の摂取により、NSAID (Celecoxib)の依存率が有意に低下したことが示されました。また、VASによる痛みの評価においても有意な改善がみられました。
セラクルミン®を用いた臨床試験(終了した試験)
▲ヒトでの90mgの単回投与試験で、クルクミンの吸収性を大幅改善
▲一般的なクルクミン粉末との比較で約42倍の吸収性
▲【商品加工例】カプセル、打錠品、顆粒、ドリンク、液剤etc…