■BB536の特長■
・BB536は健康な乳幼児の腸管に由来する菌株で「Bifidobacterium longum(ロンガム)」と同定されています。
・当社では『森永カルダス』『森永ビヒダスヨーグルト』などに使用しているほか、錠菓、粉末健康食品に応用されています。
・高濃度のビフィズス生菌粉末ですので、少量添加でビフィズス菌強化食品の開発が可能です。
■整腸作用■
便秘気味の女性39名にBB536を配合したヨーグルトを1日100g、2週間食べてもらったところ、ビフィズス菌の割合が増えて排便回数が増加し、有害物質であるアンモニア濃度が低下しました。これらの作用は普通の乳酸菌で作ったヨーグルトよりも高い効果が示されています。このような結果は、複数の臨床試験により実証されており、ビフィズス菌BB536入りヨーグルトや乳酸菌飲料は特定保健用食品として認められています。
■花粉症に対する効果■
花粉症患者44名が、スギ花粉が飛び始める約1ヶ月前から、BB536粉末またはプラセボ粉末を13週間にわたって摂取したところ、BB536摂取群では花粉症の自覚症状が緩和され、花粉症の症状と関連する血中マーカーが改善されました。同様に、ビフィズス菌BB536入りヨーグルトを用いた臨床試験においても症状の改善作用が認められました。
■免疫力■
65歳以上の方27名にBB536菌末を19週間連続投与したところ、試験期間中にインフルエンザ発症や38℃以上の発熱回数が、BB536を摂取していない群より低くなりました。また、BB536の投与により、NK活性や好中球の殺菌能が高まり、免疫力の上昇が確認されました。
■大腸がんリスク要因の菌へのはたらき■
日本乳酸菌学会において、ビフィズス菌BB536を含有するヨーグルトの摂取が、大腸がんリスク要因と考えられているETBF菌を除菌するという研究結果が発表されました。
■コレステロール■
成人男女43名に100gのBB536入りヨーグルト(BB536は10億以上)または普通のヨーグルトを1日2個摂取してもらった ところ、普通のヨーグルト摂取群では血中脂質がほとんど変動したかったのに対して、BB536入りヨーグルト摂取群では摂取開始前に比較して総コレステロール値が顕著に低下しました。
■その他■
上記以外にも、骨密度の増強や消化吸収の促進、ビタミンの生成などが確認されています。また、BB536はさまざまな安全性 試験で安全が証明されています。
■ご検討にあたって■
サンプルもご提供できます。お声がけいただければ、営業担当者が御社をご訪問して商品に関する詳しくご説明さし上げます。弊社素材をご活用いただいた御社商品の共同開発なども、お気軽にご相談ください。
【菌種】B.longum(ロンガム)
【菌数】500億/g
【賞味期限】36ヶ月
【用途例】栄養補助食品、粉末食品、サンドクリーム、チョコレート等