1950年 北海道生まれ
日本機能性イオン協会事務局長
株式会社エコホリスティック代表取締役
理学博士
マイナスイオン製品が健康商品として本格的に市場に出始めてから既に5年になるが、そのピークは2002年。健康産業各社にて様々なマイナスイオン製品が発表され百花繚乱の如くであった。しかるに現在の状況はというと、健康産業界においては、以前の華々しさは全く陰を潜めてしまっているかのように見える。
しかし、これは一部の上滑り的な企業や消費者が為している事であり、実のところ、水面下では業種を超えて大きな広がりを見せている。従って、安直な取組みで市場に出た企業や商品は、市場から消えるのは自然の理である。今や、じっくりと開発に心血を注いだ本物の企業が市場にしっかりと根を生やし、広範の業種を相手に業績を拡大し続けているのである。業界は、この5年間で確実に淘汰され、力をつけた本物の企業のみがこれからの市場を形成していくであろう。
さて、マイナスイオン製品の評価はイオンが出ているか否かに尽きる。当初はイオンの出ていない製品が多く、イオンが出ていないのを知らずに販売していた大手量販店が多く存在していた。しかし、2002年2月に日本機能性イオン協会が発足してからそれは一変した。協会の測定による認定がなければ大手量販店や通販会社が受け付けなくなったのである。
そして、JIS規格化である。当会のマイナスイオン測定のJIS化への働きかけにより、やっとその目途がたってきた。既にJIS規格番号が下りているので、後は公布を待つのみである。マイナスイオン測定についての規格はどこの国にも無く、日本が世界で初めて打ち出すことになる。いずれ、これが国際規格になるだろう。
マイナスイオンは日本発信のビジネスだ。特にその中でもセラミックを使った商品の潜在需要は非常に大きく有望だ。セラミック応用商品は多岐多様に渡りビジネスチャンスを創る事が出来る。日本発信のJIS規格とその測定器を武器に、イオンセラミック製品で世界を席巻するのも夢ではないのである。