ペプチドとはアミノ酸の結合体のことでイミダゾールジペプチドはヒスチジンとアラニンという2つのアミノ酸が結合したもので、カルノシンとアンセリンの2種類がよく知られています。カルノシンもアンセリンも健康食品として商品化されていますが、最新の研究結果から第三のイミダゾール ジペプチドとして注目を浴びているのが「バレニン」という抗疲労成分です。
■ 「バレニン」について ■
「バレニン」は鳥や回遊魚にはなく、くじらに多く含まれるくじら特有の成分です。くじらは「バレニン」に加え、カルノシンとアンセリンのイミダゾール ジペプチドの全てを含有しており、中でも「バレニン」の含有量は驚異的に高くなっています。
回遊するくじらの多くは、1年の半分をエサ場である高緯度の冷たい海で過ごし、残りの半年は繁殖のためエサ場から数千キロも離れた暖かい海へ移動し、ほとんど餌をとらずに子育てをします。また、くじらは非常に長生きで、死ぬまで子どもを産むことができます。半年も絶食状態で出産し、そのまま数千kmも不眠で泳ぎ続ける驚異的なパワーが、くじらの特有成分「バレニン」ではないかと考えられています。
■ 臨床試験結果 ■
(一財)日本鯨類研究所および?総合医科学研究所で臨床試験を実施。
健常男女12名を対象に鯨肉抽出物(総イミダゾールジペプチドとして400mg)またはプラセボ(偽薬)を摂取した際の抗疲労効果を比較しました。
その結果、鯨肉抽出物を摂取したグループとプラセボを摂取したグループを比較したところ、日常的な疲労感の改善および激しい運動による疲労からの回復が促進されることが確認されました。また、鯨肉抽出物は自律神経機能を調節し、疲労からの回復を促進することが示されました。つまり「バレニン」を含む鯨肉抽出物を摂取すると、抗疲労・疲労回復効果および自律神経を整える効果が期待できます。
■ 食経験が豊富な食材 ■
日本で最初にくじらを食した痕跡は縄文時代に遡り、江戸時代には庶民の食として広がりました。そして1960年頃には国内の鯨肉消費は年間23万トンにものぼり昭和の胃袋を支えるタンパク源となります。現在でも鯨食文化は日本各地に根付き、季節や祝いの席に華を添える存在となっています。
■ 日本政府の許可のもと実施された調査副産物(鯨肉)を使用しています ■
クジラエキスB8の原料である鯨肉は、日本政府の許可のもと実施されている鯨類捕獲調査の副産物から製造、1頭ごとにDNA管理された安心・安全な原料を使用しています。