PIPSナガセは、大豆レシチンを原料とし、独自の酵素反応・精製技術を駆使することで、リン脂質であるホスファチジルセリン(PS)とホスファチジルイノシトール(PI)を高濃度化したオリジナル素材です。
リン脂質は、身体の細胞の細胞膜を構成する主要な成分で、細胞膜の流動性・透過性の維持、細胞内情報伝達に重要な役割を果たしています。中でもPSとPIは、細胞膜内側に分布し、30代を境に減少するため、老化との密接な関係が指摘されています。
PIPSナガセの訴求ポイントは、抗メタボ対応と美容の2点です。
抗メタボについては、メタボの中でも、肝臓に脂肪が蓄積する「脂肪肝」を予防する作用を確認しています。研究において、脂肪酸合成に関連する酵素を押さえ、脂肪を燃焼させる酵素を増やす働きが見出され、肝機能改善も認められました。
美容に関しては、ヒアルロン酸の産生促進作用を確認しています。メカニズムとして、ヒアルロン酸産生酵素の発現の上昇と、ヒアルロン酸分解酵素の阻害作用の2つを明らかにしており、これらのダブルの効果によって、より高い効果が期待されます。研究において、グルコサミンとの相乗効果が確認されました。また、体内の酸化ストレス防御機構の中心的役割を担う転写因子「Nrf2」を活性化し、抗酸化解毒関連酵素の発現を促すという作用機序により、細胞レベルから抗酸化力を上げると考えられます。
サプリメントへの利用では、カプセル、打錠、顆粒など応用範囲は広く、また、分散性・流動性にも優れており、ドリンクへの適性も高い素材です。